2017/09/07
クレームブリュレをとにかく固くしてみた
こんにちは、マンスーンです。
そして手に持っているのはクレームブリュレです。
クレームブリュレといば、上層部を覆う固められたカラメルをスプーンでサクッと割るのが楽しいですよね。
そして中のねっとりしたカスタードとパリパリ食感のカラメルが口の中で混ざり合って至極の時間を味わうことができます。
でも僕はこのクレームブリュレに対してひとつだけ願望があるんです。
それは……
クレームブリュレをもっと固くしたいんです!!!
普通の固さでおいしいのなら、もっと固くすれば、さらにおいしくなると思いませんか?
グミだってあずきバーだって固いからおいしいので。
あとこの記事は固いスマホ『TORQUE® G03』の宣伝も兼ねているということをお伝えしておきます。
というわけで、固さを測ることができる専用の機器を使ってまずは通常時のクレームブリュレの固さを測定してみることにしました。
測定器の先端をクレームブリュレに押し付けてカラメルが割れた瞬間の最大値を測定。
精度を上げるために5個測定してその平均値を取ります。
ちなみに絹ごし豆腐を測定したところ、0.74N(ニュートン)でした。
※本来は同じ力で対象物に押し付けないといけないので、この記事の数値はあまり正確ではありません。あくまでも固さの目安として使用しています。
平均は4.54N。
クレームブリュレは豆腐と比べて約6倍の固さということがわかりました。
これをどこまで固くすることができるのしょうか?
でもお菓子作りは小学校の家庭科の授業以来やってないので、いったいどうすればいいのか見当もつきません。
あっ!! そうだ!!!
到着。
江戸川区一之江にある人気洋菓子店『ラ・フィーユ』のオーナーシェフ 室松さんにクレームブリュレを硬くする方法を聞きに来ました。
室松さんは海外の三ツ星レストランでのシェフパティシエを経験し、東京都優秀技術者としても表彰されているすごい人です。
「今日はよろしくお願いします」
「はい。どんなことを聞きたいんですか?」
「クレームブリュレをとにかく固くしたいんです! 象が踏んでも割れないくらいの固さに!」
「できますけど、美味しくないですよ」
「いやいや、そんなことないですって。あのバリバリが増えれば増えるほど美味さも増すはずです!」
「とりあえずうちの店でいつも作っているクレームブリュレをお見せしましょう」
手際よくグラニュー糖を溶かしていく室松さん。まさにプロの仕事でした。
「本来は一度冷やすのですが、とりあえず食べてみてください」
「ぜったいに固いほうがいいんだけどな。まぁ、お言葉に甘えて、いただきます」
「あっ……」
「すいません、やっぱりこのくらいの固さでいいです。美味しすぎるし今日はもう帰ります。帰ってすぐ寝ます。今日はいい夢見れるだろうなー。この記事もここで終わり! 本当にありがとうございました!!」
「そうでしょう? うちのクレームブリュレは、あまり厚くせずに、でもお客さまが持って帰って食べる時でもちゃんとパリッとするように作っています」
「やはり何事もバランスが大事なんですね。……でも一応固くする方法も教えてもらっていいでしょうか? 今は本当に後悔してるんですが、そういう体で記事を書き始めてしまったので」
「グラニュー糖をかけて溶かして冷やすという作業を何度も繰り返せばだんだん層ができて固くなりますよ。」
「大量のグラニュー糖を一気に入れるのはだめですか?」
「それだとうまく溶けないから、少しずつ均一にかけるのがコツです」
「なるほど」
ラ・フィーユはケーキの種類がとにかく多く、どれもお手頃価格(300円台〜)。こんな店が近所にあったら幸せな生活ができると思います。
「ちなみにオーブンを使わなくてもクレームブリュレを作る方法ってありますか?」
「蒸し器を使えばできますよ。分量や砂糖が入ったりという違いだけでクレームブリュレは茶碗蒸しとほぼ同じですから」
「茶碗蒸しと同じ!? クレームブリュレって思ったより身近な食べ物なんですね。 ひとつ提案なんですが、茶碗蒸しにグラニュー糖をかけて溶かした茶碗蒸しブリュレっていう新商品はどうですか? ラ・フィーユさんで売れませんかね?」
「……」
「今日は、ありがとうございました」
固いクレームブリュレを作ってみよう
室松さんに頂いたアドバイスを元に固いクレームブリュレを作ろうと思います。
ありがたいことにレシピまで教えて頂いたのでそれを元に手作りします。
クレームブリュレの材料 (4個分)
・生クリーム 200ml
・砂糖 18g
・卵黄 3個
・バニラビーンズ1本 (もしくはバニラエッセンス 適量)
卵黄と砂糖を混ぜたものに人肌程度に温めた生クリームを少しずつ入れて混ぜます。
クレームブリュレは茶碗蒸しと同じと言っていたので、蒸し器で20分ぐらい蒸しました。
粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やします。
あとはグラニュー糖を均等にふりかけて……
溶かします!!!!
1回でカラメルはこれぐらいの厚さ(約1mm)になりました。
そのあと固めるために冷蔵庫で15〜20分冷やします。
この作業を永遠に繰り返せば最強のハードクレームブリュレが完成するはずです!
固いクレームブリュレの完成
熱して冷やすという地道な作業を6時間繰り返した末、ついに固いクレームブリュレが完成しました。
うーん……
……うがい薬?
カラメルの厚さは約1cm。
何度も加熱したためグラニュー糖がどんどん焦げていくので最後の方はバーナーの調整が難しかったです。
さて、肝心の固さはどのくらいパワーアップしたんでしょうか?
いざ計測!!!
うおおおおおおおお!!!!!
エラーでした。
え……。
固すぎたってこと……?
この測定器は最大50Nまで測れるので、今回作ったクレームブリュレは豆腐の約67倍以上、普通のクレームブリュレの約11倍以上の固さになったということになります。
力を入れてスプーンで叩きまくったのですがまったくビクともしませんでした
やるしかない。
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン
バリッ
割れました。
果たして美味しくなってるんでしょうか?
……。
「かてっ!」
カスタード部分と一切混ざり合うことなく、べっこう飴をただバリバリ食べてるのと同じでした。さらには気をつけて食べないと口が傷だらけになる怖さもあって食べることを全然楽しめません。
やはり室松さんの言うとおり、クレームブリュレの固さは絶妙なバランスで成り立っているんですね。
ちなみにカラメル部分が異常に多いだけで、下のカスタード含め味は普通に美味しかったです。 思ったより簡単に作れたので、みなさんも是非作ってみてください。
硬くて頑丈なのはスマホだけでいい
クレームブリュレは固くなくてもいいけどスマホは固くて頑丈な方がなにかと安心ですよね。
auのスマホ『TORQUE® G03』なら米国国防総省の調達基準 (MIL-STD-810G) 19項目に準拠、および京セラ独自の耐久試験2項目に加え高さ1.8mからの落下試験をクリアしているので防水・防塵・耐衝撃などにとても強いです。
また、約200万画素・135°の広角レンズでアクティビティの躍動も臨場感溢れる映像で撮影が可能な『135° スーパーワイドアクションカメラ』に、グローブを着けた状態でも使えるグローブタッチモード、画面や手が濡れていても使えるタッチパネルディスプレイも搭載されています。
『TORQUE® G03』ならアウトドアシーンで活躍すること間違いなし!!
ちなみになんでこんなに頑丈なのか気になったので、その秘密を担当者に聞いてみました。
「すいません、このTORQUE® G03ってやっぱりグラニュー糖をバーナーで炙って固くしているんですか?」
「全然違います。京セラ独自のガラス割れ防止構造『ハイブリッドシールド』や、落下衝撃を受けやすい端末の四隅をしっかりガードしたコーナーバンパーがあるから堅牢性が高くなっています」
だそうです。
(おわり)
[協力してくれたお店]
ラ・フィーユ
東京都江戸川区一之江7-38-8
文:マンスーン 協力:ラ・フィーユ