2017/03/27
スマホでフィギュアをかっこよく撮影するコツは? 『フィギュア王』さんに聞いてきました
ハリウッド実写映画化10周年を迎える「トランスフォーマー」と、15周年を迎えるau design projectがコラボレーションし、2017年2月1日より始動した「au×TRANSFORMERS PROJECT」。auとタカラトミーの共同開発により、デザインケータイのパイオニア「INFOBAR」がトランスフォームするのだ。
→au×TRANSFORMERS PROJECT スペシャルサイトはこちら
そこで今回は、話題のINFOBAR TRANSFORMERSの試作品をタカラトミーさんからお借りして、フィギュアの"カッコいい立ち姿&スマホでの撮影方法"をレクチャーしようと思う。
・・・・・・とはいえ、我々もフィギュア撮影に関してはド素人だ。
昨今のフィギュアっていろいろなポーズを取ることができるだけに、"かっこよく"立たせるのって意外と難しいもの。スマホで撮影するとなったらなおさらのこと、なかなか思い通りにはいかない。お気に入りのフィギュアだって、部屋の棚の上やオフィスのデスクの上でだらしなく転がっている有様である。すなわち"フィギュア持てあまし"民である。
まさに宝の持ち腐れ状態なわけだが、せっかく「au×TRANSFORMERS PROJECT」のスペシャルフィギュアなんだから、カッコいい立ち姿でディスプレイしてあげたいし、たまにはSNSにアップして、友達からの"いいね!"が欲しいものだ。
そんな我々のウィッシュを叶えてくれるのが、20年の歴史を持つフィギュア専門誌『フィギュア王』でトランスフォーマーの長期連載記事を担当し、トランスフォーマーを題材にした本を数十冊手掛けてきたホビーライターの島田康治さん。「トランスフォーマー」フィギュアを世界一撮影していると自負する島田さんが、INFOBARオプティマス試作品を使って"イケてるフィギュア撮影スキル"を伝授してくれることになったぞ!
フィギュアのことは「フィギュア王」に聞け!
島田さんが所属するTARKUSの事務所を訪れた我々を迎えてくれた島田さんは、ご覧の通り「トランスフォーマー」を愛し愛される方だった。
まずは島田さんのレクチャーなしでフィギュアを立たせてみるも、これが想像以上に難航。人間だって、いきなり「カッコいいポーズをとれ」と言われても難しいのだから仕方ない。案の定、締まりのない立ち姿になってしまった。
島田さんいわく、フィギュアを撮影目線で見てあげるとカッコいい立ち姿がイメージしやすいとのこと。撮影構図を意識して、フィギュアをモデルとして捉えるというわけだ。
ほかにも、たとえばキャラクターの個性を生かしたポーズを取らせることも重要だが、胸を張らせてアゴを引き気味にするのが基本。さらに肩を上げれば凛々しくなる。
顔を上から見下ろせばキリッとした表情に見えるので、撮影することを前提にいろんなポーズを試してみよう!
「バンブル(ビー)君は逆にこんな感じで、あとメガトロン様は自信に溢れた上から目線なキャラを意識して・・・・・・」と、島田さんも完全にスイッチオン! もう見守るしかない。
それぞれポーズを取らせ、3体が並んだときのバランスも考慮した構図をサクサクと提案してくれた島田さん、さすがである・・・・・・。
誰でもカンタン! 安価で作れる簡易撮影ブース
ここで島田さんが、自宅でも簡単に本格的な写真が撮れる"簡易撮影ブース"の作り方を伝授してくれることに。すべて100円ショップで揃う手軽な素材でDIYできるので、ひと味違うフィギュア画を撮影したい人は、ぜひ参考にしてほしい。
キッチンで便利なワイヤーネットをジョイントでつなげてコの字型に。ジョイントがない場合は、結束バンドでもOK。折りたたんで収納することができるのでオススメ。そこに大き目の画用紙を3枚貼り付ければ、背景兼レフ板(被写体に光をきれいに当てるための反射板)に早変わり。
あとは上からスタンドライトなどで照らせばOKという手軽さ。
完成した撮影ブースに早速メガトロンとスマートフォンをセット。
同じく100円ショップで購入した小さなスマホ用三脚も活躍。
アングルを決めたら三脚で固定して写真がブレないように。イヤフォンジャックがあるiPhoneなら、イヤフォンのボリュームボタンがシャッターボタンになる。画面にタッチしないのでブレにくい。iPhone 7の場合はタイマー撮影しよう。
教えられるがままに、持参したスマホで何枚か試し撮りした結果がこちら。
おお、確かにイイ感じで撮れてる! これはフツーに撮るのとは段違いだ。
島田さん、本日はいろんなスキルを伝授いただき、ありがとうございました! あ、フィギュアは返してください!!
教えてもらったことを実践してみる
さて、『フィギュア王』編集部でレクチャーしていただいたアレコレを、さっそく持ち帰って実践してみることに。
会議室のデスクを占領して、撮影大会がスタート!
これ、あまりにお手軽にカッコいい写真が撮れるものだから、ついつい夢中になってしまった。
そして、撮影した作品はこちら!
・・・・・・撮影しているうちに、テンションが上がってきて100円ショップで小道具を追加購入。妄想シチュエーション撮影タイムに突入!
コラボモデルが届いた暁にはデスクトップにも飾りたい。ここから先は説明するのも野暮なので、ワルノリの成果を画像でご覧ください・・・・・・。
当初は携帯電話型変形玩具というサイズの製品に細かな可動は期待していなかったのだが、今回の撮影で「au×TRANSFORMERS PROJECT」の3体が"生き生きとした動き"をしてくれることがわかった。タカラトミーさんの技術力、さすがです。
それに、手に取って色々とポーズを考えていると、ぐんぐん愛着が湧きまくってくるのである。カッコいいポーズでディスプレイするのはもちろん、童心に帰って思いっきり遊ぶのも一興だ。
※2017年4月11日更新
文:有賀誠文
撮影:三條康貴
※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。