2017/02/01
『INFOBAR』がトランスフォーマーに! 超コラボプロジェクト、スタート
はるか昔のこと。遠い遠い惑星セイバートロンにおいて民間用ロボットをルーツとする「サイバトロン」と、軍事用ロボットの子孫である「デストロン」のあいだで抗争が勃発した。彼らは周囲の様々なものに変形する能力を持つ「超ロボット生命体」。戦闘が長期化するなかで、セイバートロンのエネルギーは枯渇の危機を迎える。サイバトロンの総司令官「コンボイ」は、遠く離れた外宇宙への新たなエネルギー探索を指示。一方、「デストロン」の破壊大帝「メガトロン」も「サイバトロン」の活動を阻止すべく宇宙へ!
宇宙空間で戦闘を繰り広げた彼らは、共に地球に墜落。宇宙船はもつれ合って火山に激突し、トランスフォーマーたちは、アウストラロピテクスの誕生少し前の地球で眠りについた。
400万年後――。火山噴火のショックで生命再生装置が起動。トランスフォーマーたちは地球上のさまざまなマシンやギアと合体し、そのエネルギーを得て復活を遂げた。同時に、それらの形態や能力も取り込んで・・・・・・。あるものは巨大トレーラーに、あるものは戦闘機に、あるものはスポーツカーに変形することになったトランスフォーマーたちはフィールドを地球に変えて、長い戦闘の続きを展開することになった。
au×TRANSFORMERS PROJECT、始動!
以上、アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の設定である。株式会社タカラ(現・タカラトミー)が開発した、かっこいい乗り物や武器などに完全に緻密に変形するロボットのおもちゃ「トランスフォーマー」がアメリカで発売され、上記の設定でアニメ化&コミック化されて大ヒットした。
翌年には日本でもアニメの放送とおもちゃの発売がスタート。世界中での人気を受けて2007年にはスティーブン・スピルバーグとマイケル・ベイのタッグによりハリウッドで『トランスフォーマー』として実写映画化。シリーズはこれまで4本がつくられ、いずれも大ヒットしています。
なお、トランスフォーマーたちの呼び名ですが、実写映画化以降は、英語名が基準となり「サイバトロン」→「オートボット」、「コンボイ」→「オプティマス・プライム」、「デストロン」→「ディセプティコン」と呼ばれるようになりました。で、なぜ今こんなにもトランスフォーマーの話をこんなに熱心に語っているのかというと・・・・・・。
2017年、「au×TRANSFORMERS PROJECT」が始動するからなのだ!!
au×TRANSFORMERS PROJECT スペシャルサイトはこちら
トランスフォーマーたちを、巨大トレーラーでも戦闘機でもスポーツカーでもなく、携帯電話に変形させてしまおうというもの。しかもただの端末ではなく、au design projectの「INFOBAR」!!!! 今回、販売予定になっているのは『INFOBAR OPTIMUS PRIME(NISHIKIGOI)』『INFOBAR BUMBLEBEE(ICHIMATSU)』『INFOBAR MEGATRON(BUILDING)』の3つ。
こちら、クラウドファンディングで行います。2月1日から3月30日までの約2カ月の予定で募集を開始。本プロジェクトは目標金額に到達しなくても、支援を申し込んだ人には確実にリターンがあるという仕組みで実施される。
なので、必ず製品化するのだけれど、とにかく「参加しなければ手に入らない」ということ!
不思議な共鳴。そして「人」の熱さ。
実はトランスフォーマーとauのあいだには、いくつかのリンクがある。たとえば2017年は『トランスフォーマー』のハリウッド映画化10周年。au design projectが15周年。で、トランスフォーマーを生み出したタカラトミーの「TRANSFORM=変形・変化」と、KDDIが2016年夏に発表した「CHANGE=変化」というスタンスは共鳴しているし、「INFOBAR」は2003年にグッドデザイン賞を、トランスフォーマーは2016年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞をそれぞれ受賞している。
そしてなにより、それぞれに熱い「人」が関わっているのだ。日本の玩具発の変形ロボットキャラクター「トランスフォーマー」と、デザインケータイのパイオニア「INFOBAR」は、どちらも世界中で大反響を呼んでいる。15年にわたってauオリジナルの携帯電話、スマートフォンを企画・開発してきたKDDIプロダクト企画部の砂原は、興奮気味に語る。
KDDIプロダクト企画部の砂原哲
「すべてが初めてでとてもチャレンジングで、ワクワクと不安の交錯のなかから生まれた初代『INFOBAR』は私にとってなによりも記憶に残るプロダクトです。そのINFOBARがトランスフォーマーとなって、再び手にすることができる日がやってくるとは!」
INFOBARの厚みはわずか11mm、いわば細長い直方体である。それをロボットに変形させるにはかなりのデフォルメも必要であろうと、砂原は見ていた。だが・・・・・・。
「試作品を見せてもらったのですが、目の前で本物と寸分違わぬINFOBARが、精緻で立体感のあるロボットへと変形していく様は実に感動的でした」
それを見せてくれたのが、タカラトミー トランスフォーマー デザイナーの大西裕弥さん。
タカラトミーボーイズ事業部の大西裕弥さん
「われわれが33年間培ってきた変形技術を、惜しみなく11mmという極薄の筐体に詰め込みました。変形にはオーソドックスな箇所と少しひねった箇所を配分することで、初めてトランスフォーマートーイに触れていただく方も、長年愛してくださっているファンの方も楽しんでいただけると思っています。実は自分もINFOBARユーザーだったんです。思い入れのあった端末に関わることができて非常に光栄です」
クラウドファンディングは2月1日スタート! みなさまの「熱」、募集中!
タカラトミーとKDDIの熱い男たちが動かすこのプロジェクト。クラウドファンディングは、スペシャルサイトにて、2月1日から募集を開始している。トランスフォーマーとINFOBARに対して熱量を持ったみなさんの協力で、「au×TRANSFORMERS PROJECT」は一層の盛り上がりを見せることになるはず!
商品は『INFOBAR OPTIMUS PRIME(NISHIKIGOI) 』(5,400円/税込)と、『INFOBAR BUMBLEBEE(ICHIMATSU)』『INFOBAR MEGATRON(BUILDING)』を加えた3体セット(16,200円/税込)の2タイプ。早速、スペシャルサイトにアクセスされたし。
「これは玩具ではなく、もはや超絶技巧を駆使した細密工芸品だと思います!」(KDDI・砂原)
「極薄のINFOBARに合わせ、専用のBluetoothユニットを新開発して内蔵しました。これでお手持ちのスマートフォンの着信を知らせてくれます。ディスプレイスタンドも附属しており、実際に"使えるデバイス"として、みなさんのお役に立てることを期待しています」(タカラトミー・大西さん)
完成は9月頃を予定。以降、プロダクトの進行と、開発のストーリーを随時追いかけていきます。続報を待たれたし!
文:武田篤典
※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。