2018/01/09
小さな子どもでも安全に遊べる! ジェスチャーで操作するドローンが大ヒットの予感
部屋の中でも飛ばせる小型でお手ごろ価格のドローンが人気だ。屋外で飛ばすタイプのドローンは天候や風に左右されやすく、法律による規制もあるため、初心者や子どもが楽しむならまずは室内用、というわけだ。
そうした市場を狙ってたくさんの室内用ドローンが発売されているが、なかでも注目したいのが、ハンドジェスチャーで操作できる「KD Aura」だ。
手の動きだけで空中旋回、ホバリング、垂直回転も自由自在に操縦可能
手の動きでコントロールできるドローンは以前からいろいろあるが、ドローン本体に搭載されたセンサーを使うために近付いて操作する必要があった。KD Auraは専用のコントロールグラブを使って、離れたところから(約1.8〜7メートル)でも直感的に操作できるのが特長だ。しかもただ飛び回るだけでなく、空中旋回やホバリング、垂直回転もお手のもの。アクションにあわせて光る専用のコントローラーグラブのデザインもイカしている。
軍事用ロボティクスの研究チームで開発されたハイテク技術を採用
子ども向けのおもちゃと侮るなかれ。KD Aura に採用されているGestureBoticsというインタラクティブなジェスチャー技術は、軍事用ロボティクスにも携わってきたPramod博士が運営するハイテクラボLocoRoboで研究開発されたまったく新しい飛行システムで、ドローンを飛ばすことを楽しむためにカスタマイズされている。
手の動きに素早く反応し、自動離着陸、空中静止機能も搭載されていて、1回あたり5〜7分間飛ばし続けることができる(グラブのバッテリーは約1時間持つ)。そして、これがいちばん大事だが、小さな子ども(6歳以上を推奨)でも楽しめるよう、安全性にも配慮されていて、落としたり、家具にぶつかっても大丈夫なよう設計されている。
ドローン本体とコントローラーグラブ、予備のブレードなどがセットになったパッケージの価格は93ドル(約1万円)で、アメリカのAmazonでは20%オフで発売されている。日本からもオーダーも可能で、最近日本への発送に対応をはじめたTargetのオンラインショップからも手に入れられる。カメラ機能はないので、ドローンを飛ばすことだけを楽しみたいというユーザーにオススメだ。
文:野々下裕子