2017/02/16
ドローンのフォトコンテスト『SkyPixel Photo Contest』の受賞作品が美しすぎる
世界トップのドローンメーカーDJIは、自社が運営する空撮写真/映像コミュニティサイト「SkyPixel」において、世界最大規模のドローン写真コンテストを開催しており、先日、2016年度のグランプリ作品が発表された。
DJI によると、SkyPixelには公開直後から素晴らしい才能あふれる作品が集まっていたことから、それらを世界的にアピールする機会とするためにコンテストを開催しているが、今年は同社が10周年を迎えたことを記念して、より国際的なコンテストへと発展させたという。審査員に世界トップのフォトグラファーを迎えたほか、TIMEやナショナルジオグラフィック、アドビらがパートナーとして参加している。
コンテストは、ドローンが空中から撮影した美しい写真を審査する「Beauty」、ドローンを被写体にした「Drones in Use」に加えて、話題になっている360°パノラマビューを対象にした「360 Photos」の計3部門を設け、それぞれプロとアマチュア愛好家で受賞作品を選出。優勝者にはドローンやバーチャルグラス、プリンターなどが贈られるほか、彼らの目に留まれば、フォトグラファーとして契約できるチャンスもあることから、世界131カ国、2万7千点もの作品が集まった。
コンテスト全体での最優秀賞には、Ge Zheng氏が撮影した「Fishermen close the net」が選ばれた。中国福建省で行われている漁の様子を空中から撮影したもので、独特の色合いとドローンならではの遠近法による構図が審査員から高く評価された。
現在、受賞作品はオンラインで公開されているが、どうやって撮影したのかがわからないほど幻想的な作品もある。各部門の受賞作品はもちろん、最終選考まで残った作品やコミュニティサイトの参加者からもっとも多く評価された作品「TOP 10」も公開されている。360度パノラマビューの写真はVRモードでも楽しめる。
すべての写真は、Skypixel Photo Contest公式サイトで無料で見ることができる。これからドローンでの撮影にチャレンジしてみようという人は、ぜひ参考にしてみてはいかがだろう。
文:野々下裕子