2016/12/06

IoTとバリスタの技術を組み合わせた『GINA』で、誰でも完璧なコーヒーが淹れられる

写真提供: GOAT STORY

IoTが叶える、至極の一杯

ブルーボトルやフォーバレル・コーヒーなどのサードウェーブコーヒーをきっかけにスペシャリティコーヒーブームが世界中に広がるなか、アプリを使って完璧なコーヒーがドリップできるスマートサイフォン「GINA」がクラウドファンディングのKickstarterに登場し、人気を集めている。

写真提供: GOAT STORY

IoTとバリスタの技術を組み合わせたGINAは、見た目は普通のおしゃれなコーヒードリップメーカーだが、スタンドの部分に内蔵されたBluetoothとスマホアプリを連動させて、適切な豆の量から抽出時間までわかりやすくガイドし、バリスタのように完璧な一杯を淹れることができる。

全自動ではなく、あえてハンドドリップで丁寧に淹れるスタイルを採用し、自分で淹れる楽しさを味わえるようにしているのも人気を集めたポイントになっているようだ。

写真提供: GOAT STORY

3種類のドリップ方法

コーヒーの淹れ方もいろいろ選ぶことができ、スペシャリティコーヒー豆の味を引き出すポアオーバースタイルのハンドドリップ、コーヒー豆のエキスを抽出する、フレンチプレスのようにじっくり淹れる浸潰法(しんしほう)、そして水や常温を使ってゆっくりとアイスコーヒーを淹れるコールドドリップが選べる。もちろん、豆の種類や飲み方に合わせてぴったりの淹れ方をガイドしてくれて、自分の好みの淹れ方をアプリに保存しておくこともできる。

インテリアとしても活躍しそう

デザインはシンプルで、置いているだけで部屋のインテリアとしても十分に映える。美味しいコーヒーを毎日飲みたいけれど、毎朝コーヒースタンドに並ぶのも、遠くのショップまでわざわざ出かけるのは面倒なもの。そもそも近所に店がないので豆を取り寄せてみたけれど、自分でドリップするとなんだか味が違う・・・・・・という人たちの救世主になると歓迎されているようだ。

写真提供: GOAT STORY

販売価格は245ドルとミル付きの全自動コーヒーと比べてもやや高いものの、すでにキャンペーン設定額の5万ドルを大幅に超える35万ドル(執筆時点)を達成しており、来年の4月から出荷される予定だ。キャンペーンは12月17日まで受け付けていて、早期購入キャンペーン価格もまだ残っている。気になる人はチェックしてみてはいかがだろうか。

文:野々下裕子