2016/09/28
タッチするだけで、その色を再現できるデジタルペンシル『CRONZY』 大人も子どもも、感性を磨く秋に
スケッチやイラストを描くアプリは、実際に紙に描くのと同じぐらい、いろいろな絵が描けるようになり、海外ではタブレットを使って似顔絵を描くサービスもよく見かけるようになってきた。
アプリの性能が良くなったら、それに合わせて描く道具も良くしたい。そんなニーズに応えるように登場したのが、ペン先でタッチしたモノから色を読み込んで、そのままタブレットやディスプレイに彩色できるデジタルペンシル「CRONZY」だ。服や家具、花に果物など、素材や形にかかわらず、タッチできるモノならなんでも色を読み込むことができて、自分だけのカラーパレットをつくることもできる。製品化を目指して資金を調達するクラウドファンディングのIndiegogoでキャンペーンをスタートしたところ、絵心をときめかせてくれるガジェットだと話題になっている。
デジタルペンシルは、Appleをはじめ、いろいろなメーカーから発売されているが、CRONZYは16万色のカラーバリエーションがあり、色の再現性にこだわっているところがこれまでの商品と大きく異なる。デジタルで絵を描く場合、色の種類は階調で表示されているパレットから選ぶ場合が多いが、微妙なグラデーションまで選べるようになっているので、かえってどれにしようか決めきれないことがよくある。CRONZYは現実にあるモノをパレットにして、ワンタッチするだけでいろいろ選べるから、さっき使ったのはどの色だったかな? と迷いにくくなるのもうれしい。
ペン先もいろいろバリエーションがあって、自分好みの描き心地が手に入れられるようにしているのも人気のポイントかもしれない。最初に目標としていた資金調達額はすでにクリアしており、記事を書いている時点で価格は219ドルからとなっていて、日本からも手に入れられる。
文:野々下裕子