2015/12/09

来客あれば、スマホで映像確認 ドアへの取り付け工事は不要です

一般家庭でもインターホンを取り付けることが多くなってきたが、賃貸住宅などでインターホンが設置されていない場合は、玄関ドアについているのぞき穴(peep-hole)から訪問客を確認する人もいるだろう。特に、集合住宅などの人の出入りが多い場所に住んでいる人にとっては、安易にドアを開けるのは避けたいものだ。「Peeple」は、すでにある玄関ドアののぞき穴に簡単に取り付けて、自宅のセキュリティを高める防犯ガジェット。カメラとセンサー、バッテリーとWi-Fiが内蔵されている。

誰かがドアをノックすると、Peepleが起動。「のぞき穴」を通してドアの外の映像を撮影し、Wi-Fiに接続してスマートフォンへ映像を送信する。ドアが室内側から開いた場合にも、たとえば留守番している子供が勝手に外出したことを記録に残してくれる。画像にはタイムスタンプが押されてサーバーに送られ、利用者のスマートフォンに通知が届くので、外出中に誰が訪問してきたかを外に居ながらチェックできる。ノックや開閉がきっかけで起動し、1回の充電だけで、なんとバッテリーが半年間持つ。

画像提供:Peeple

ドアにWi-Fi対応カメラを取り付けて、インターホン代わりにしたり、不在時に誰かが訪ねてきたら映像をスマートフォンに送って、どこに居ても確認できるようにしようというアイデア商品はすでにたくさんある。そのなかでもPeepleは、一般的によく使われている「のぞき穴」を活用し、ドアの内側に設置するのが特徴だ。ドアの内側に設置することで、屋内に設置した親機とのWi-Fi通信が安定するというメリットもある。PeepleはKickstarterで資金調達に成功し、149ドルで予約販売中だ。

画像提供:Peeple

Peeple本体が「のぞき穴」を完全に覆っており、直接覗くことができないので、ドアの近くにいるときでもわざわざスマートフォンを確認しなくてはいけないのは少々煩わしいことがあるかもしれない。だが、逆にいえば、家の中の様子をのぞき穴から伺うこともできなくなるわけで、セキュリティが高まるともいえるだろう。まさに「穴をふさぐ」ソリューションだ。

文:信國謙司