2017/04/26

写真が生き生きと動き出したら、家族が喜んでくれました AR小型プリンタ『Lifeprint』

大切な家族や気の置けない友人との旅行、最愛のお子さんの成長記録。こういったかけがえのない思い出を写真に残すとき、データ保存だけでなく現像してアルバムを作成する機会もあると思います。もし、その特別な時間を切り取った写真がまるで命を吹き込まれたように動き出すとしたら、ますます素敵だと思いませんか?

そんなファンタジーを現実に起こしてくれるのが「Lifeprint」です。

「Lifeprint」とは?

「Lifeprint(ライフプリント)」は、「Hyperphoto™(ハイパーフォト)」と呼ばれる、AR写真をプリントできる世界初のポータブルフォトプリンターです。専用のフォトペーパーとプリンターを使用し、無料のアプリで覗くと、まるで魔法にかけられたように写真が動き出すんです。

こ、この写真、動くぞ! 普通の写真が専用アプリをかざすだけで喋ったり動き出すなんてまさに未来、まさに魔法のようです。

・・・・・・この魔法、使いたい。魔法使いになりたいです!

ということで本体をお借りしてきました。

「Lifeprint」本体価格は17,400円 (税別)

本体サイズは127×76×25㎜、重さ200gです。コンパクトかつ軽量なので、持ち運びも楽々ですね。旅行先や宴会の席に持って行って、その場で作成するのも盛り上がりそうです。

こちらは、専用のフォトペーパー。

フォトペーパーは30枚で2,700円 (税別)

フォトペーパーのサイズは50×76㎜です。このフォトペーパーはインクを使用しない「ZINK Zero Ink Printing」という技術を採用した専用紙なので、インク交換が不要です。さすがは魔法。さらにフォトペーパーはシール式なので、印刷後すぐ、どこにでも貼り付けることができます。

動くアルバムをつくってみました!

ではいよいよ元気モリモリ、やかましい盛りの甥っ子全面協力のもと「動く子ども成長アルバム」をつくっていきたいと思います!

■作成手順

①まず、スマホとLifeprint本体をBluetoothでペアリングします。
②専用アプリ内の「マイメディア」から、カメラロールやInstagram、Twitter、FacebookなどのSNS上にある写真・動画を確認できます。動画を選択し、「Hyperphotoをプリント」をタップします。
③「ビデオの選択範囲」という画面になるので、動画の長さを調整。

④「カバー写真」という画面に進むので、動画の中または別の写真からプリントしたいシーンを選びます。
⑤「トリミング」画面で、お好みの比率を選び、拡大・縮小してプリントしたい範囲を設定します。
⑥「フォトエディター」では動画に絵や文字を書いたりテキストを入れたり、画質を調整したりすることができます。

⑦動画へのコメントを入力したら、「送信‐>」をタップ!

ふおぉぉぉぉ! カワイイの出てきたー!!

早速確認したいところですが今回の目的はアルバムづくりなので、完成までもうしばしの我慢。甥っ子たちが写真の中を縦横無尽に駆け回る姿を想像しつつ印刷を続けます!

そして約30分後・・・・・・

できました!!

それでは動く子どもアルバムをご覧ください!

マジカルパワー!
甥っ子たちのキュートな思い出をフォトペーパーの中に吹き込むことができました。さっそく孫溺愛中のじいじ・ばあばにアルバムをプレゼント。説明するのに少々手間取りましたが、専用アプリから覗くだけで簡単に視聴できるのでコツをつかむと次から次へと写真動画を再生し始める2人。「はぁ〜、ハイテクってのはすごいもんだねぇ」と、たいそう喜ばれました!

甥っ子たちよ。協力ありがとう。
おじさんは今日、魔法使いになったよ。

アイデア次第で広がる可能性

ARという最新の技術を使い、写真に魔法をかけるLifeprint。

今回は子どものアルバムを作成しましたが、Lifeprint にはほかにもさまざまな使い道が考えられます。結婚式や同窓会のウェルカムボードにみんなから集めたメッセージをプリントして貼り付けたら、世界にひとつだけのウェルカムボードになります。

年賀状に貼り付けて送れば、なかなか会えない友人や親戚にも音声付きでしっかりと新年のご挨拶をすることができます。お子さんが昆虫や動物好きだったら、Lifeprint でオンリーワンの図鑑をつくってあげるのも良いかもしれませんね。

刷り出された写真が動き出すというのは、なかなか不思議な体験です。アイデア次第で楽しさはどんどん広がっていきそうなので、みなさんもぜひ体験してみてはいかがでしょう。

文・撮影:木内 一