2017/03/30

AIを駆使したダイエットの力よ! 『ごはん予報』で私はどれだけ痩せられたのか?

家族と住んでいる人でも、ひとり暮らしの人でも、自炊をする人は特に、メニューに悩むことはありませんか? 家族に食べたいものを聞いたり、レシピサイトで検索するのもいいけれど、アイデアもネタ切れ気味。朝起きたら、その日のメニューやレシピを天の声がささやいてくれないかしら・・・・・・。

ささやいてくれるんです。それが、LINE bot「ごはん予報」。

「ごはん予報」とは?

お料理共有サービス「スナップディッシュ」を運営するヴァズ株式会社は2月15日、自社のAI技術を活用したLINE bot「ごはん予報」をリリースしました。スナップディッシュとは、ユーザーが専用アプリやWebから料理の写真やレシピを投稿したり、投稿されたデータをフォロワーが自由に閲覧、シェアできるサービスです。「スナップ」ディッシュというくらいですから、それはもうおいしそうな写真がぎっしり。

スナップディッシュに投稿された料理画像

ごはん予報は、まず、スナップディッシュにユーザーが投稿した1,000万を超える料理画像データや文字を独自のディープラーニングで解析し、多くのユーザーが投稿しているトレンドの料理を抽出します。さらに、抽出されたデータに季節のイベントや旬の食材などの情報を加え、明日の食卓にピッタリな料理のメニューを「予報」(提案)してくれるというもの。これは期待できそうです。

「ごはん予報士オニョーン」が優秀すぎる

では、ごはん予報はどうやって使うのでしょうか。なにができるの?

ごはん予報士オニョーン

①LINEで「ごはん予報」を友だち追加すると、「ごはん予報士オニョーン」というキャラクターが料理のレシピを毎日レコメンドしてくれるようになります。オニョーン♥

②トーク画面で、たとえば「おなかすいた」「ヘルシーなものが食べたい」「いも」などと相談すると、ぴったりのレシピを即レスしてくれます。

③届いたレシピに「♥もぐもぐ」をタップすると関連する料理を教えてくれますよ!

④トーク画面で投稿するだけで記録される「ごはん日記」をつけることもできます。

ごはん予報×ダイエット

せっかく予報を受け取るなら、より自分に合ったメニューだと嬉しいもの。毎日受け取るレシピは、ジャンルで絞ることができます。忙しさにかまけてほとんど自炊ができていない筆者は、「簡単料理」「ダイエット」を選択してみました。さらにごはん予報士オニョーンにダイエットメニューを相談し、約1カ月でどれだけ痩せられるか、この機会に挑戦したいと思います。

51.8kg。さぁ、どこまで落とすことができるでしょうか? レッツ・オニョーン。

ルールは、毎日の昼食か夕食を、ごはん予報にレコメンドされたメニューに置き換えることとします。ちなみに筆者の毎日の食事メニューは、昼はコンビニ弁当かファストフード、夜もコンビニのカップ麺か菓子パンという、女子力のかけらもない、不摂生もいいところの食生活です。お母さんごめんなさい。

1日目:かぼちゃの和風サラダ

朝に受け取ったごはん予報から、こちらのメニューをセレクト。かぼちゃをレンジでチンして調味料で和えるだけなので簡単なうえ、お腹にたまるから、満足感も◎。

2日目:大豆ミートでガパオ

トーク画面で「ヘルシー」とひと言送信して受け取ったメニューのなかから、ひき肉の代わりに大豆ミートを使うからヘルシーという、こちらのメニューに決定。始めたばかりだから、がっつりお米いっちゃいまーす。

3日目:豆腐のペペロンチーノ

受け取ったごはん予報のなかにあったメニューを「♥もぐもぐ」し、関連メニューとしてでてきたこちらのメニューを作ってみました。パスタの代わりに豆腐を使うので、低糖質ダイエットといえますね。

このように、ごはん予報と手を組んでダイエットメニューを食べ続けること1カ月・・・・・・。

3.4kgの減量に成功

48.4kg。3.4kgの減量に成功! いかがでしょうか。食事メニューをヘルシーメニューに変えただけでここまで痩せるとは。これまでどれだけ食べていたんでしょうか私。

始めたばかりの頃は、毎日自炊をするのは大変で、それに毎日ヘルシーメニューではお腹が物足りないのでは? と不安があったものの、初めて挑戦する料理や、初めての食材の組み合わせなどを試すうちに、過去に作った料理をアレンジしたメニューを考案するまでになりました。

さらにお料理日記を付けていると、ユーザーの方が「♥もぐもぐ」「リスナップ」「コメント」などのリアクションをしてくれることが励みになり、インターネットを駆使したダイエットの力は甚大であることを実感しました。

今回は「ダイエット」に特化しましたが、「ごはん予報」は毎日の「なに食べよう問題」を解決してくれるだけでなく、レシピを探す手間も省け、作れる料理の幅も広がります。今後、食事だけではなく、生活のなかのさまざまな場面をAIがサポートしてくれる未来は、そう遠くないかもしれませんね。

■「ごはん予報」登録方法
以下のURLからQRコードを読み取り、「ごはん予報」をLINEの友だちに追加してください。
https://line.me/R/ti/p/%40pkp0138q

文・撮影:内山内肉子