2016/12/21
スマホで年末のイルミネーションをきれいに撮影するコツ(動画編)
前回、イルミネーションをスマホのカメラでどれだけかっこよく撮影できるかに挑戦したスマホカメラ部。今回はイルミネーションの動画撮影に挑戦してみたいと思います。
前回:【TSスマホカメラ部】年末のイルミネーションをどこまでかっこよく撮影できるか。~静止画編~
ちなみに我々TSスマホカメラ部、動画の撮影などしたことがありません。素人の域にさえ達していない我々が一体どこまでできるのか? グーグル先生とプロの映像ディレクターの力に頼り切りながら、全力でがんばってみました。
まず用意したもの
まず我々が用意したものは、スタビライザーと呼ばれる、動画撮影時にスマホの手ぶれを防ぐ器具と、塩ビのパイプ(2m)。スタビライザーはネットで2,000〜3,000円くらい。塩ビのパイプは東急ハンズで1,200円くらいでゲット。
この2つを合体させ、イルミネーションで華やぐ表参道をまるでドローンで撮影しているように高い位置から動画撮影できるのではないか? これはスゴイと考えたわけです。
さて、結果から言うと、こちら大失敗でした。塩ビのしなやかさが裏目に出て、パイプを持ち上げると、先っぽがぐらんぐらんと揺れまくり。スタビライザーのスタビライジングを打ち消し、まるで大時化(おおしけ)にもまれる漁船の帆先から撮影したかのような気持ち悪くなる映像の完成です。素人考えって怖いなと思いました。リバース必至ですので、動画の掲載は自重します。なので、忙しい方はここまで飛ばして読んでいただいて構いません。
次に用意したもの
猛省した我々が次に用意したものはIKEAのキッチンタイマーと三脚、そして前回紹介したスマホホルダー×2。キッチンタイマーはネットで1,000円くらいで手に入ります。
両面テープを使い、キッチンタイマーの上下にホルダーをセットします。
ゆっくり回転するタイマーの上にセットしたスマホでタイムラプス撮影をすると、不思議な映像が撮れるだろうという作戦です。ちなみにこのIKEAのキッチンタイマーはプロの映像作家も使っているとかいないとか。これは期待できそうです。
歩行者の邪魔にならない場所に三脚を立てて撮影開始。キッチンタイマーが90°(15分)回転する範囲にセットし、スマホのタイムラプス撮影をスタートするだけ。スマホはきちんと垂直、水平になるように慎重に。撮影時は15分くらい寒空の下で立ち尽くすことになるので、暖かい格好をしていきましょう。
こうして撮れたのがこちらの映像。
おお、なんだかソレっぽい! こちらiPhone 7のタイムラプスで撮っただけで、細かい設定はいじってはいません。DIYの機材でここまで撮れるとは!
ついでにこんなのも撮ってみました。
こちらはiPhone 7を三脚で低い位置に固定して撮影したもの。
動画編集ソフトを使って好きな音楽を被せるとさらにソレっぽくなっていくので、ご興味のある方はぜひ。
【おまけ】人生初の動画編集に挑戦してみた
というわけで、この映像に音楽をのせてみようと欲をかいた我々、Macにプリインストールされている動画編集ソフト「iMovie」で人生初の動画編集に挑戦してみることに。
が、賢明な文系筆者はこれをマスターするには少々時間がかかりそうだということを瞬時に悟り、友人の映像ディレクターに編集部まで来てもらうことにしました。「チャチャッとかっこよくして」という雑なオーダーに、その場で本当にチャチャッと編集してもらったのが下の映像です。
「うおおおおおお、かっけぇぇぇええええ〜〜〜!」。どよめくT&S編集部。詳しいことはまったくわかりませんが、いろんな機能を駆使して編集してくれたようです。浦野君ありがとう。
スマホ機能が発達して、動画撮影もかなり身近になってきました。動画編集は初心者にはハードルが高く感じますが、「要は慣れ」とのこと。スマホカメラ部でも今後、動画の領域に果敢にチャレンジしていこうかと思っています。イルミネーションは面白い映像が撮れるので、この機会に挑戦してみてはいかがでしょう? 結構楽しいです。
文:HAYASHI★2000
撮影:稲田 平
動画編集:浦野康介