2016/11/08

美ヶ原で『Runtrip』 長野県の日本百名山を見ながら絶景ランニング

走った距離やルートをスマホのGPSで記録したり、日々の走行データをスマホのアプリで仲間と共有したり、走っている途中で見つけた絶景をスマホで撮影してSNSに投稿したり・・・・・・。もはや「ランニング」「通信」は切っても切れない関係です。

そこで、魅力的なランニングコースを紹介するWebサービス『Runtrip』と、KDDIがお届けるするデジカル系情報マガジン『TIME & SPACE』がコラボレーション。「ランニング」と「通信」をテーマにした企画を様々な切り口でお届けしていきます。

今回はその第二弾。『Runtrip』のコースディレクターのひとりであり、ランニングインストラクターとして活躍する浦谷美帆さんが、前回に続き、長野県の「美ヶ原」へラントリップ。その模様をレポートしてもらいました。


こんにちは。ランニングインストラクターの浦谷美帆です。

10月下旬、「美ヶ原」へ行ってきました! 美ヶ原は八ヶ岳中信国定公園に指定されているとともに、初心者でも手軽に登れる日本百名山のひとつとしても知られています。

なぜ初心者でも手軽に登れるかというと、高低差が少ないから。最高地点の「王ヶ頭」の標高は2,034mで、スタートの起点となる美ヶ原高原美術館駐車場の標高は1,940m。高低差はわずか100mほど! 道は全体的に平坦なので、登山初心者はもちろんのこと、トレイルラン初心者にもおすすめです。

今回は前回の富士山企画に続いて『TIME & SPACE』とのコラボ企画ということで、美ヶ原周辺でauのスマホが使えるか、ところどころでチェックしながら、ラントリップしたいと思います。

美ヶ原の位置はこちら↓。長野県のほぼ中央に位置し、松本市、上田市、小県郡にまたがっています。アクセスは松本駅からクルマで1時間ほどです。

美ヶ原高原美術館の駐車場をスタートして、まずはひとつめの山、「牛伏山(うしぶせやま)」を目指します。この日の天気は快晴。美ヶ原一帯は抜けるような青空が広がっていました!

牛伏山は山といっても、高低差は50mほど。距離は1kmもありません。のんびりペースで走っているうちに、10分もかからず山頂に到着。

牛伏山の山頂は、360°のパノラマビュー!

早速スマホをチェック。バッチリつながっていました。

牛伏山から先は、美ヶ原最高地点の「王ヶ頭(おうがとう)」を経由して、美ヶ原でもっとも景色の良いと言われる「王ヶ鼻(おうがはな)」を目指します。

トレイルコースはどこか外国の田舎町を彷彿とさせるのどかな風景。気持ちがほっと休まります。

牛伏山山頂からほどなくして、美ヶ原のシンボル「美しの塔」に到着。ここでもauはつながっていました。

美ヶ原周辺は濃霧になることが多く、かつては遭難者が少なくなかったとか。美しの塔はその対策のひとつとして、鐘を備えた避難塔として設置されたものなんですって。

また、この一体はもともと放牧場として開かれた土地とのこと。だからこんなに広々としたのどかな草原が広がっているんですね。

「塩くれ場」という分岐点を右に向かい、またしばらく走り進めます。

すると、道の先に建物が見えてきました。美ヶ原の最高地点「王ヶ頭」のすぐ近くに建つ「王ヶ頭ホテル」です。

ホテルの周囲にたくさん建っている鉄塔は、テレビ局のアンテナだそうです。

王ヶ頭ホテルでもauはつながっていましたよ。

ちなみに王ヶ頭ホテルは2,000mを超える高地に建っていますが、いわゆる山小屋とは異なり、充実した客室や設備を備えた立派なホテルです。いつか泊まってみたいなぁ。

食事だけでも利用できるようなので、ここでランチをとることに。

スパゲッティ・アラビアータをいただきました。2,000mを超える高地でこんなに美味しい食事を楽しめるなんて!

さて、お腹も満たされたところで、美ヶ原の最高地点「王ヶ頭(標高2,034m)」へ。王ヶ頭ホテルから目と鼻の先です。

そこから先は、いったん北へ向かい、天狗の露地という分岐点へ下って、さらにまた登り返して、本日の最終目的地、「王ヶ鼻」へ。

そして王ヶ鼻(標高2,008m)へ到着。

見てください、この絶景!

眼下には松本市街が広がり、その奥には水墨画が描かれた屏風が立ちはだかるように北アルプスが雲の上に広がります。天気が良いと背面には富士山も拝むことができ、スケールの壮大さをより一層際立たせてくれます。

この感動を、今すぐ友だちに伝えたい! ふとスマホを見ると電波が届いていたので、撮った写真をその場でSNSにシェアしちゃいました。

帰りは、王ヶ頭の南側の斜面を横切る「アルプス展望コース」を通って、スタート地点の美ヶ原高原美術館駐車場へと戻ります。

美ヶ原一帯は全体的に道幅が広めですが、アルプス展望コースは道幅の狭いシングルトラックなので、他のハイカーや登山者とすれ違う際は、スピードを落としたり、道を譲ったり、周囲への配慮をお忘れなく。ランナーとしての基本的なエチケットです。

無事にゴーーール! 距離はトータルで約13km、所要時間は休憩や食事込みで約3時間

コース全体を振り返ると、ところどころの岩場は少し足元のスリルもあり、中盤の緩んだ気持ちをピリッと引き締めてくれました。それなりにアップダウンもありますが、視界は常に開けているのでストレスフリー。全体を通して見所がバランス良く配置され退屈しないので、走ってみるとあっという間の行程と感じるでしょう。ランニング上級者にはやや物足りないかもしれませんが、初心者ランナーでも心地良く走り切れるコースだと思います。

なお、美ヶ原周辺は標高2,000m前後あり、平地より酸素が薄く気温も低いため、夏場の避暑地トレーニングとしてもおすすめ。秋冬はダウンジャケットが必須です。ぜひ、天気のいい日に、お気に入りのスマホを持って出かけてみてください。

今回のルートマップや拠点情報は『Runtrip』に掲載していますので、興味のある方はそちらもぜひチェックしてみてくださいね。

Runtripとは?

魅力的なランニングコースがかんたんに見つかるWEBサービス。サーファーがいい波を求めて旅をするサーフトリップのように、ランナーがいい道を求めて旅をするスタイル。それが「Runtrip(ラントリップ)」です。

https://runtrip.jp/

文・撮影:浦谷美帆、TIME & SPACE編集部

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。