2016/10/03

大人も子どもも踊らにゃ損! デジタル楽器『KAGURA』が楽しすぎます

触れず、持たず、自由に身体を動かすだけで演奏ができる、不思議な楽器「KAGURA」をご存じでしょうか? 楽器といっても、ギターやドラムのようなモノではなく、カメラとつないだパソコンの前で身体を動かすと、センサーが動きを感知して音に変換する、まったく新しい音楽アプリケーションなんです。

KAGURAはこれまでに、16カ国から数千人の開発者が参加するインテル主催の技術コンテスト「Intel Perceptual Computing Challenge 2013」においてグランプリを受賞。最近では、最先端の音楽テクノロジーが競い合う世界規模の音楽スタートアップ・コンぺ「Sónar+D Startup Competition 2016」においてもグランプリを受賞するなど、グローバルに活躍する最新のテクノロジーとして注目されています。

現在は、Windows版、Mac版ともに今年度中のリリースに向けて準備中とのこと。そこで今回は、特別に製品版に近いサンプルをお借りして実際に体験してみました!

まずは立ち上げから

今回はKAGURAを開発した株式会社しくみデザインさんから、KAGURAインストール済みのタブレットPCをお借りしました。

すぐに演奏スタート!

こちらはメイン画面。起動すると同時に自分の姿が映し出されて、すぐに演奏ができるようになっています。左端にはTrance・Funk・Japaneseなど音楽のジャンルごとにプレイリストがつくられていて、選択すると画面上にそれぞれ音源のアイコンが現れます。プレイリストはリリース後も随時追加でき、アーティストが手がけたオリジナルプレイリストの導入や、自作のプレイリストを販売することもできるサービスの展開も予定しているとのこと。

(左)Trance(右)Funk
(左)Chord Repeat(右)8Bit Beat
(左)Japanese(右)Cuba

いざ、体験!

今回はゲームモチーフのアイコンがかわいい8Bit Beatを選択して、さっそく体験! 画面上に映し出された仮想空間のアイコンにタッチする仕草をすると、リアルタイムで音が鳴ります。タッチしている部分は動いたり、光の輪が出たり、まさに音ゲー感覚!

KAGURA初心者の私の演奏。なかなかシュールです。

ダンサーTAQ8 & BANVIとのコラボレーション。プロが使うとこんなにかっこよくなります。

3Dカメラを使うと、もっと楽しい!

奥行き認識技術に対応したIntel社のRealSense 3D Cameraというカメラを搭載したPCを使用すると、距離が認識できるようになり、手を画面から50㎝まで近づけると画面上に波紋エフェクトが発生し、テンポのアップダウン、アイコンの移動など、ハンドジェスチャーを使ったコントロールが可能になります。機能は制限されますが、もちろんWEBカメラのみでも十分に楽しめます! 現在は公式ホームページから無料体験版のダウンロードができるので、リリース前にチェックしてみましょう!

スマートフォンアプリの制作も行っている株式会社しくみデザイン。スマートフォンと音楽が密接になってきている今、音楽テクノロジーの最先端を走るKAGURAとスマートフォンが融合する日も近いかも!?

※画面は開発中のものです

文:長浜優奈/中澤範龍(EditReal)