2016/07/06

【パンドラの箱ご開陳】昔のガラケーに電源を入れたら、血行がよくなりました(ライター/27歳/女性)

学生時代に使った教科書、読み終わった雑誌、飲み切らなかった薬......おそらくもう使わないけれどなかなか処分できないもの、ありますよね。

特に「引き出しの肥やし」にスタメン入りしがちなのが、出番のなくなった昔の携帯電話、主にガラケー。「もしかしたら、なにかの拍子に使うかもしれない」「思い出が詰まってるから、リサイクルに出したくない」――うんうん、その気持ちわかります。けれども、電源を入れてあげなければ携帯電話もただの文鎮。そう、飛べない豚はただの豚なのです!

それなら処分する前に、今一度かつての愛機に電源を入れて思い出にさよならしてから供養してあげるのはいかがでしょう。恥ずかしいアレコレが出てきそうでちょっと恐ろしくもありますが、一体どんな思い出がフラッシュバックするのか......? 勇気をほじくり出して電源をONにしてみました。

これこれ、この音色! 起動音と着信音でテンション上がるぅぅぅ!

電源をONしてまず体験したのは、そう、起動音でした。正直なところ、筆者は起動音という存在をすっかり忘れており、電源が入った瞬間、ふいに鳴るこの音を聞いて「うほ! 懐かしぇーーー!」となり、初っぱなからテンションもバリ3に。

当時は機種が新しくなるにつれて、16和音や32和音と音数も増え、それが着メロや着うたになっていきましたが、彼氏や彼女の着信だけは特別な着信音にしていた人もいましたよね。ええ、実際に着信音を聴きなおしてみると、学生時代の甘酸っぱい記憶が頭をよぎります。ついそのままガラケーで発信したくなるものの、いまやガラケーの電波はつながりません。ある香りによって記憶が呼び起こされるのがプルースト現象ならば、着信音で記憶が蘇るのはガラケー現象とでも言いましょうか。少しおセンチになる現象です。

シンプルな音だけど懐かしい! INFOBARの起動音です

若気の至り感満載の「プリクラ」&「画像フォルダ」

続いては画像フォルダ。開けてみると、さらにそこから「かわいい」「プリ画」「待ち受け」など、きれいにフォルダ分けがなされている模様。そしていちばん下には題名がハートマークだけの明らかに怪しいフォルダが......恐る恐る見てみると、案の定元カレ(テニス部補欠)との写真がズラ~リ。また、裏蓋を開けると充電池にはプリクラ&プリクラ。「○○(彼氏の名字)夫婦」「本当にすき(はあと)」といった落書きたちに赤面必至。これ血行がよくなって、もしかしたら健康にいいかもしれません。逆に。

T&S編集部員もフォルダご開陳。左/「当時の彼と手つなぎショットです。痛いですよね。痛いというかキモいですね。すいません」(編集部員/32歳/女性)。中/「大学時代の親友とのプリクラ。"R"が大文字なのはご愛敬ということで」(編集部員/26歳/女性)。「大江戸温泉最高すぎてテンション上がっちゃったんでしょうね!」(編集部員/44歳/男性)

そしてパンドラの箱「メールBOX」をご開陳

いよいよ魔界の3丁目、「メールBOX」です。友達との何気ないやりとりは微笑ましいものですが、ここにも「画像フォルダ」と同様に謎のハートマークのフォルダが。恐る恐る開くといちばん上に「件名:今までありがとう」のメール。ベタな恋愛映画を見るかのごとくその内容は安易に想像できますが、開封してみたら元カレからのお別れメール(開ける前からわかってましたけど)。そして極めつけに送信履歴には「ほんとぅにスキだったから涙が止まらないょ...でも、ありがとう」の一文! やめて! 筆者のライフはもうカスッカスよッ! ......でもなんだかさっきよりさらに顔面の血流が増えて、心なしか肌つやもよくなった気がします。

左/「受験当日に母から届いたメールです。いま読んでも泣ける」(編集部員/32歳/男性)。右/「ギャル文字打つのメッチャ早かったです!」(ライター/30歳/女性)
左/「どうかしてたんでしょうね。他社ケータイです」(編集部員/26歳/女性)。右/「テニス部補欠だった彼からの最後のメールです。......これ、晒さなくちゃいけないんですかね(怒)」(ライター/27歳/女性)

あなたもガラケーの電源、ONにしてみましょう

このほかにも、受験会場に向かう私に親が送ってくれた応援メールや「絶対合格!」なんて文字が描かれた待ち受け画像とか、意外な友だちと一時期仲がよかったことを思い出したりとか、忘れていたことって結構あるもんですね。で、ちょっと連絡してみたくなっちゃったりとか。卒アルよりもリアルに若かりし頃の思い出に浸ってしまいました。あなたも懐かしのガラケーの電源をONにしてみると、思った以上に安易にセンチメンタルな気持ちに浸れてしまうかもしれませんよ。ただ、充電器まではなかなか取っておいてないんですよね。ところが......。

au SHINJUKUで昔のケータイ充電します! 写真もプリントして差し上げます!

そう、充電器あるんです! きたる7月14日(木)から18日(月)までの5日間、au SHINJUKUではあなたのケータイを再起動させる特別イベント「おもいでケータイ タイムトラベル」開催が決定しました。懐かしのガラケーをお持ちいただくと、充電したあとに画像データのプリントアウトサービスを実施します。しかも、対象機種一覧に記載されている機種であれば、auだけでなく、NTTドコモ、ソフトバンクの携帯電話で、充電が可能です。※

役割を終えたガラケー本体はKDDIが責任もってリサイクル処理いたします。自分では処分できない懐かしのケータイは、この機会に思い出を振り返りつつ、供養してあげてはいかがでしょう。

※機種や状態によっては充電できない場合があります。予め、対象機種一覧をご確認の上、ご来場ください。

■au SHINJUKU

住所:東京都新宿区新宿3丁目25-1

営業時間:10:00〜20:00(営業時間中)

展示期間:2016年7月14日(木)〜18日(月)
イベント開催は12:30~18:00
7月14日のみ15:00から

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文:田代くるみ

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