2016/01/15

【検証】スマートウォッチ界の第三極? SAMSUNG『Gear S2』を1週間使ってみた

みなさま、こんにちは。スマホ大好きのモバイル芸人、モバイルプリンスです。太りすぎた結果、冬物の洋服が入らなくなり、おかげで1年中半袖半ズボン。いやぁ〜、沖縄在住で良かった!(強がり)

さて今回ご紹介するのは、2015年12月にauから発売された腕時計型デバイス「Gear S2」「Gear S2 classic」

スマートウォッチって、「時計にお知らせが来るんでしょ?」くらいのことはなんとなく知ってても、具体的な使い勝手は意外と知られていないのではないでしょうか。そこで、実際に使った使用感も含め、私がまとめてみました!

Gear S2シリーズは独自のOSを採用! 他メーカーもOK

現在市場には、様々な腕時計型デバイス(スマートウォッチ)が登場しておりますが、製品ごとにポジションや得意分野が分かれています。

そのなかでも、腕時計型デバイスに搭載されているOSによって大きく3つに分けることができます。

昨年話題になったApple Watch、Androidスマートフォンと連動するAndroid Wear、そしてTizen OSを使用した独自路線のGear S2シリーズです。

スマートフォンは、iOSを搭載したiPhoneと、GoogleのAndroidを搭載したスマートフォンの「2強体制」です。

腕時計型デバイスもこの「2強体制」になると思われましたが、SAMSUNGが独自のTizenを貫いたことで、まさかの三つ巴攻防戦になりました。

また、Gaer S2シリーズはAndroidスマートフォンに「Gear Manager」をインストールして連動させます。

従来のGearシリーズは同じSAMSUNG製のGalaxyシリーズのみ対応していましたが、今回からXperiaやAQUOSなど他メーカーのAndroidスマートフォンとの連動もできるようになりました
(注:アラームが設定できないなど、一部の機能制限は入りますが)

SAMSUNGの本気度をひしひしと感じております。

スポーティなS2、大人の雰囲気漂うclassic

で、今回Gearシリーズは「Gear S2」「Gear S2 classic」の2機種が登場しました。

どちらも基本性能は一緒ですが、デザインのコンセプトが少し違います。

スポーティーでシンプルな印象の「Gear S2」

上質で、大人の雰囲気漂う「Gear S2 classic」

デザイン以外の違いは、対応しているベルトの種類と販売価格。

Gear S2は専用のベルトとの交換ですが、Gear S2 classicの方は一般的な20mm幅のバンドに対応しているので、いろいろと楽しめそうです。

Gear S2 classicは一般的な20mm幅のベルトに交換可能

その一方で、販売価格は Gear S2の方がお安くなっています。

基本性能が同じなだけに、選ぶとなると非常に悩ましいです。

僕らの青春、松浦亜弥さんの名曲『ね〜え?』のフレーズ、
「迷うなぁ〜! セクシーなの? キュートなの? どっちが好きなの?」
を思い出してしまいました。

個人的には半ズボンのラフな格好が多いため、Gear S2のスポーティーでカジュアルな感じがいいかな。

ま、この悩んでいる時間も楽しいんですけどね!

実際の使い勝手はいかに!?

ということで、両腕に装着した状態で1週間ばかし使ってみました。おかげで正月、親戚から変人を見る目で見られましたよ! ギャフン!

Gear S2シリーズを語るうえで欠かせないのが、円形デザインのディスプレイクルクル回る周囲のベゼルです。

回転の感触は気持ちよく、無意識のうちにクルクルと動かしてしまうことも......。

腕時計型デバイスはディスプレイが小さいので、各社とも操作方法を試行錯誤しているように感じますが、現状のベストはこの"ベゼルクルクル"だと個人的には思っています。

ディスプレイはとても明るく、昼間の屋外での視認性もバッチリでした

文字盤は変更も可能です。雰囲気がガラッと変わるので、気分によってチェンジしたいです。

文字盤は追加でダウンロードすることもできます。

LINEとコラボレーションした文字盤は女性のウケが良かったです!

時計の裏面には心拍センサーが付いています。

Gear S2を操作して心拍数を計測できます。すぐに測れるのでビックリしました。

そのほか、歩数運動量の計測ができる「アクティブトラッカー」としても活躍してくれます。

また、キュレーションアプリ「Flipboard」で、ニュースを見ることができます。

正直なところ、スマートフォンを取り出した方が記事は読みやすいと思いますが、腕時計で読める、という手軽さはちょっとクセになりそうです。

また、キーボードを使っての文字入力も可能です。

コチラもサイズ的に快適とは言いがたいのですが、スパイグッズを彷彿とさせるギミックに興奮します。

この辺りは修練を重ね、友達の前で手際よく披露したいものです。

充電は専用の充電ドックを使用します。

専用の充電ドックは磁力でしっかりと固定されるようになっており、載せるだけで充電できます

電池は、肌感覚で2〜3日持ったので、公表通りですね!

地味に気に入っているのがアラーム機能

音が鳴らず、心地よく震えてお知らせしてくれるので、ネットカフェやスーパー銭湯の休憩所で仮眠をとるときなどに重宝します。

質感の高さと独自の回転操作はすごい!

Gear S2シリーズがほかの製品よりも優れている点。
それは円形ディスプレイを採用した質感の高いボディと、円形を活かした独自の回転操作。

友人に見せると、「カッコイイ! お、そうやって動くんだ!」といった感じで反応がとても良く、ドヤ顔を連発しちゃいました。

成長著しいカテゴリの製品ですが、選ぶ理由は確実にあります。

「買う・買わないの2択ではなく、Gear S2かGear S2 classicかの2択です」
という名言でこの原稿を締めさせていただきます。

文:モバイルプリンス

モバイルプリンス

モバイル端末好きが高じすぎて「スマートフォン王国!!」なるラジオ番組を“建国”した、沖縄出身・在住のモバイル王子様(自称)。最新端末やデジタル情報の収集力と、分かりやすい解説には定評アリ。

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