2015/11/12

【検証】ポストイットを瞬時にデータ化→会議がはかどる

「便利なお仕事アプリがある」と知人から聞き、実際に使用して、その利便性を実感したものがある。仕事の手間をラクにする、「Post-it® Plus」だ。普段ビジネスシーンでポストイットを使用する機会のある人や、名刺の収納、整理に困っているビジネスマンにおすすめしたいサービスである。

会議で使った大量のポストイット。どう処理する?

会議で、「ポストイット1枚につき1案」というルールのもとにアイデア出しをするとき、「まずは数!」ということで、おのおのフラッシュアイデアをいくつも出していく。たとえば、1人あたり10枚書いたとして、5人が会議に参加すれば合計50枚のアイデアになる。

50ものアイデアが出れば、課題の解決策がなにかしら見つかるかもしれないが、ここでさらに新たな問題が発生する。大量のアイデアを精査し、まとめなくてはならないが、それらをどのようにして整理し、そしてどう保存・共有・報告すればいいのか、だ。手書きであれ、PC入力であれ、記録し直すとなると、それもまた手間がかかる。かといって、写真を撮影し、それらを後から共有したとしても、正直見づらい。

手間のかかる入力作業をショートカット!

今回紹介する無料アプリ「Post-it® Plus 」は、複数のポストイットや名刺を、なんと1枚ずつデジタルデータ化して整理・保管できる。さらに、読み取ったデータはパワーポイント、エクセル、PDF、画像ファイルなどさまざまなフォーマットに変換&出力できる。

というわけで、筆者もさっそく使ってみた。

1.まずは対象のポストイットを撮影

壁に貼り付けられたポストイットを撮影。するとカメラが自動でポストイットを認識してくれる。

2.読み取ったデータをグループ分け&並び順を整頓

読み取った画像データはグループ分けができるので、いつ、なんのポストイットなのかを判別するのが容易になる。おまけに、整頓ボタンを押せば、ポストイットを奇麗に並べて見やすく表示してくれる。

3.読み取ったデータはズームして読み間違いを防ぐ

読み取ったデータは拡大できるので、しっかり文字を読み取ることができる。「読めそうで読めない・・・」といったトラブルも回避できそうだ。

ズバリこんなときに便利!

・研修でミーティングを行った際、アイデアを大量のポストイットにまとめたが、データを保存するのはひと苦労。
・本社ミーティングで話し合った内容を、支社のメンバーにも急ぎで共有したい。
・出会った多くの人の名刺データを、まとめてPC・スマホ内に保存しておきたい。
・サークルの会議で出しあった案を、各メンバーや休んだメンバーに共有したい。

今回紹介したポストイットのデータ収集アプリは、作業時間を思った以上に短縮してくれるとても優秀なツールで、筆者も大満足。このようなアプリやサービスを上手に利用し、無駄な作業はショートカット。情報やデータは即・共有し、スムーズに自分のものにしたい。これが、今どきの"デキる人"なのかもしれない。

文:鈴木利康