2015/05/29
【検証】3分間で広告のような画像に! 写真をモノクロでスタイリッシュにできる『Color Accent』
FacebookやInstagramに写真をアップしようとして、「これ、イケてない......」と感じてやめた。そんな経験に身に覚えがあるという人は意外と多いのでは? 友達ならまだしも、不特定多数にシェアする場合、どうせならセンスのある写真にしたいものです。
最近の画像アプリの多くはフィルター機能があり、ある程度は自動補正してくれる。だが、その多くは「キレイ」な画像にしてくれるかもしれないが、「インパクト」がある画像にしてくれるかどうかと問われると疑問符が付く。
例えば、海外の雑誌や広告では1色だけカラーを残してあとはモノクロにする、といった写真を見ることがある。あえて白黒+αにすることで、その鮮やかさを際立てるという手法。これをカンタンにマネできるiPhoneアプリがあれば......と探してみると、これがあった。その名も「Color Accent」。
「Color Accent」はApp Storeにて120円で発売中(写真は画面キャプチャ)
色のコントラストがある画像なら1分弱で完成!
「Color Accent」は、画像から任意の色だけを残し、ほかの色を自動的にモノクロにしてくれるアプリ。使い方は単純で、まず画像を選択し、残したい色をタップして指定するだけ。あとはスライドバーを左右させて色の残り具合を調整し、「Apply」をタップ。これでひとまず完成になる。
筆者が撮影した日本家屋風のふすまと盆栽。この緑だけを生かそうとして盆栽の部分をなぞると、瞬時に残りの部分がモノクロに変わる。床の一部のグリーンが多少残っているが、これも調整可能だ。画面下のスライドバーを動かすことで、自動でフィルターのかかり具合をコントロールできる。
完成後の写真がこちら。およそ1分もかからずに、盆栽の緑が引き立つ画像を作成することができた。
「B&W」「Color」を使いこなす!
では、全体的に同系色の場合はどうだろう? 写真にあるキュートなウサギのぬいぐるみだけを残して、モノクロにしたい場合は......。
全体的にピンク系のトーンのものが多いためか、ほかのクリームピンクの大半の部分も反応してしまった。また、スライドバーで調整しようとすると、ぬいぐるみの輪郭がフィルターに侵食されてしまう。
このような場合は、画面下にある「B&W」を使用する。指でなぞった部分がそのままモノクロになっていく。画面を拡大・縮小することが可能なので、ある程度まで細かいところの色を消していくこともラクにできる。
誤って消しすぎてしまった時は、「Color」を選択して同様に指でなぞると、元の画像のカラーを復活できる。やや手間がかかったが、これでぬいぐるみがより目立つ画像に。もっと精密にしたい場合はスタイラスペンが必要になってくるだろうが、ざっくりで十分ということなら3分程度でちょっと粋な画像にできる。
完成後の写真
プロフィール画像やセルフィーに威力を発揮?
画像は「Save」や「Share」ボタンで保存や各SNSへの投稿が可能。基本的な操作がすべて感覚的に行えるのが「Color Accent」の大きなポイントだろう。際立たせたい色は1色だけでなく、追加も可能で、思いのほか凝った画像に仕上げられそうだ。
少し雰囲気の違う画像をSNSに投稿したくなった時はもちろん、かっこいいプロフィール写真やセルフィー(自撮り画像)を仕上げたい、といったニーズにも応えられるのでは? 役割がシンプルなだけに、他の画像アプリとの上手に併用していきたいところだ。
文:ふじいりょう