2015/04/30

【検証】“塗る”保護シートで、スマホクラッシュを全力回避

ガジェット好きにとって、話題のスマホを手に入れた瞬間のアノ心の高ぶりはついついクセになってしまうほどのものだ。しかし、そんな高揚感から一転。慣れない質感につい手を滑らせ、床に落下したおニューのスマホの画面がクラッシュ―――そんな悪夢を体験したことがある人もいるかもしれない。

考えただけで背筋がゾッとするような話だが、このスマホクラッシュを未然に防いでくれるのが、画面に貼り付ける透明の保護シートである。ところがこの保護シート、上手に貼ることができないと気泡が入ってしまったり、画面に直接触れている時に比べ、幾分感度が鈍ったりするものもあるため、何かとストレスになりがちだ。

強化剤1mlと、マイクロファイバークロスが入っている。これ1つでスマホ5台分ほど施工できる

そこで"貼る"のではなく、なんと"塗る"保護シートがあると聞きつけ、早速試してみた。その名も「クリスタルガード・グラスアーマー」である。

パッケージのうたい文句は「ガラス表面を水晶化して強靭に守る! スマートフォン液晶用ガラス強化剤」。水晶化とはどういうことかというと、「S34G(Super Slippery Surface for Glass)」というテクノロジーによって、塗った瞬間から表面を化学反応によって高密度な水晶に変化させるとのことだ。うん、よく分からん。

塗ってふき取るだけなので乾燥待ちをする必要もない。30秒ほどで施工が完了する

何はともあれ、自分のスマホで検証してみよう。今回は失敗した時を想定し、今は使わなくなった古いAndroid端末で試してみた。まずは画面の指紋や油脂をしっかり取り除く。次に強化剤を付属のクロスにしみこませ、これを画面全体に強めに擦り込む。あとは、乾いたクロスで表面の液を拭き取ればOKだ。

効果は塗った直後に現れるというから驚きだ

見たところ何も変化は感じられないが、これで本当に水晶化しているのだろうか? そこで少々手荒ではあるが、少し強めにカッターナイフの刃を当ててみたところ......なんと傷一つ付かない! このように故意に傷つけるのはもちろん推奨しないが、「本当だろうか?」と思う方は、ぜひメーカーの実験動画を参照されたい。

ちなみに、同商品を手掛けたのは自動車用のコーティング剤を開発している株式会社kozmezとのこと。新しいスマホクラッシュ対策として、ぜひ試してみてはいかがだろうか。

文:田代くるみ