2018/02/26
サイレントモードやイヤホン装着中でも音が出る理由とは iPhoneの『音』を大解剖
「サイレントモードにしたままでもアラームは鳴ってくれる?」「電車の中で、サイレントモードにしているのにスピーカーから音が出ちゃった!」「バイブだけで目覚ましアラームにしたいんだけど設定方法がわからない」など、iPhoneの「音」に関する素朴な疑問は意外と多い。
iPhoneは、通常モードとサイレントモード(マナーモード)、イヤホン接続の有無によって、音が出る条件が変わる。今回は各モードでの音の出方について整理していきたい。
- 目次
通常モード
通常モードとは、内蔵スピーカーから音が出る設定のこと。すべての音がiPhoneの内蔵スピーカーから出るので着信や通知に気付きやすいが、公共の場では注意したいところだ。
「キーボートのクリック音」や「ロック時の音」は、[設定]>[サウンドと触覚]からオン/オフの設定が可能だ。
通常モード(イヤホン有)
では、通常モードでイヤホンを接続している場合はどうだろう。意外な落とし穴なのが「アラーム」と「着信」だ。通常モードの場合、イヤホンと同時に内蔵スピーカーからも音が出る仕様になっているのだ。
時々電車の中で大音量のアラームや着信音が鳴ってしまい、大慌てで止めている人を見かけるが、イヤホンを付けていると内蔵スピーカーからも音が鳴っていることに気付きづらい。
電車の中などでアラームの音を消して、バイブレーションのみで通知してほしい場合は、[時計]から[サウンド]>[なし]に設定してみよう。イヤホンからのみアラーム音を鳴らしたい場合は、別途アラームアプリをダウンロードするといいだろう。
一方で、iPhoneを朝の起床アラームとして使っている人は、「アラーム」と「シャッター音」はいかなる場合でも内蔵スピーカーから音が出るので、寝るときに通常モードかサイレントモードかを気にしなくてもいいということになる。
「スクリーンショット」はイヤホンからのみ音が出るが、カメラの「シャッター音」はイヤホンだけでなく内蔵スピーカーからも音が出ることも覚えておこう。
サイレントモード
「サイレントモード」(マナーモード)は、サイレントとはいえすべての音が内蔵スピーカーから出ないというわけではない。アラーム、シャッター音、動画再生は内蔵スピーカーからも音が出る。
気をつけたいのはiPhoneのボリューム設定には「着信/通知音量」と「音楽/動画の再生」の2種類があること。
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■「着信/通知音量」
「着信/通知音量」はベルのアイコンで示される。着信や通知、アラームなどの音量を調節するもので、ホーム画面を表示した状態で本体左横のボリュームボタンで調節する。そのほか、[設定]>[サウンドと触覚]>[着信音と通知音]のスライドバーを動かすことでも調節することが可能だ。
ボリュームボタンを押しても「着信/通知音量」が調節できない場合は、[設定]>[サウンドと触覚]の[ボタンで変更]をオンに設定することで解決する。
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■音楽/動画の再生
音楽/動画の再生を調整する「音量」は、スピーカーのアイコンで示される。音楽や動画、「時計」以外のアプリの音量を調節するものだ。音楽や動画、アプリなどで音を再生している状態で本体左横のボリュームボタンで調節する。そのほかコントロールセンターからも調節することが可能だ。
音楽や動画を再生する際、サイレントモードでも「音量」が「消音」でなければ内蔵スピーカーから音が出る。本体左横のボリュームボタンを最後まで下げる、またはコントロールセンターで「音量」を下まで下げて「消音」にしておけば、サイレントモードで音楽・動画再生時に音が出ることはないので、イヤホンをしていない公共の場などでは意識しよう。
サイレントモード(イヤホン有)
サイレントモードでなおかつイヤホンで音楽を聴いていて、突然音楽が止まったかと思ったら着信音が鳴り、ドキッとした経験はないだろうか。着信音はサイレントモードにしていてもイヤホンから聞こえる仕様になっている。
また、ほかの場合と同じく「アラーム」と「シャッター音」は内蔵スピーカーとイヤホンの両方から音が出る。
まとめ
今回はiPhoneの音の出る条件について整理してみた。意図しないタイミングで音が鳴ったり鳴らなかったりして焦らないよう、把握しておこう。
文:TIME & SPACE編集部