2017/12/27

旅行・出張に革命! 持ち主の後を自動で付いてくるスーツケースが国内販売開始

年末年始にかけて、海外旅行に出かけたり帰省される方も多い季節。お土産で一杯になったスーツケースを、ごった返す空港で引っ張り回すことを考えただけで憂うつになっている人もいるかもしれない。

そんな手荷物の多い旅行者や出張の多いビジネスパーソンにオススメしたいのが、AIを搭載した完全自律型のスマートスーツケース『Travelmate(トラベルメイト)』。なんとあなたが歩いた後ろを、自走してついてきてくれるのだ!

持ち主の後ろをついてくるスーツケース

まずはTravelmateの驚きの性能について、以下の動画で確認してみてほしい。

TravelmateはアメリカのロボットメーカーTravelmate Roboticsが開発。本体内部にAI機能やセンサー、大容量バッテリーなどを搭載している。セキュリティチェックが世界一厳しいことで知られるアメリカ運輸保安庁(TSA)が認可したTSAロック認証※を採用しており、海外旅行や出張にも安心して使用できる。

※TSA職員が特殊ツールで検査するため、鍵をかけたまま航空会社に預けられるロック

なんといっても驚きなのは、自走すること。Omni wheelという独自開発の車輪を装備し、スーツケースの向きを変えずに360°前後左右に動くことができる。自走はスーツケースを立てた状態(Vertical)でも倒した状態(Horizonal)でも可能だ。

TravelmateはAIと機械学習機能を搭載し、障害物を避けながらユーザーの動きに合わせて移動してくれる。スマホに専用アプリ(Android/iOS)をインストールしBluetooth接続すれば、センサーを使ってユーザーを追尾してくれるのだ。最大時速は9kmと結構速い!

このセンサーは優秀で、アプリ内にジョイスティック機能があり、ジョイスティックを回転させればそれに合わせてスーツケース自体もクルクル回る。ジョイスティックを前に向ければ、その動きに合わせて前に進む。まるで従順なペットのような姿に愛着がわくだろう。

内蔵バッテリーからスマホへの給電も可能

TravelmateにはGPSチップタグが付属し、常にアプリからスーツケースの位置を把握できるだけでなく、ユーザーから一定距離を離れた場合は車輪を自動でロックしてくれる。またスーツケース本体からアラームを鳴らして盗難を予防してくれる機能も備える。

もちろん、アプリから本体のロック/アンロックが可能。またスーツケースの重量をアプリで確認することもできるので、空港のカウンターで重量超過を気にする必要がなくなるのもうれしい。

本体には取り外し可能な大容量リチウムイオンバッテリーを装備し、自走モードで4時間、待機モードで100時間連続使用が可能。本体上部にはUSBポートが2つ用意されており、このバッテリーからはスマホなどへ給電することもできる。垂直状態で天面にパソコンを置くこともでき、空港での待ち時間もサクッと仕事ができるので出張によく行く人にとってはうれしい。

カラー・サイズは3種類

TravelmateはS・M・Lの3サイズ展開となっており、価格は126,000円、149,000円、176,000円(税抜)。本体はブルー、ブラック、ピンクの3種類。LEDライトの色はアプリから変更できる。またこのLEDライトはスーツケースの進行方向やバッテリーの残量を表示してくれる機能も有する

なおTravelmateは2018年2月から正規輸入代理店イーコネクトのWebサイトから先行予約の受付を開始する。出張、旅行時にこのスーツケースがひとつあるだけで、移動の憂うつさが随分と軽減されるかも?

商品名/Travelmate
メーカー名/Travelmate Robotics
価格/S:126,000円、M:149,000円、L:176,000円(税抜)

文:白石裕一朗