2017/12/05
濃さや温度、泡立ちまでスマホでカスタマイズ! 最新のスマートコーヒーメーカー5選
寒い季節。美味しいコーヒーが飲みたくなります。そこでご紹介したいのが、スマホと連携した最新のコーヒーメーカー。味や淹れ方を自分好みに設定できるなど、コーヒー好きにはもちろん、手軽に美味しい一杯を楽しみたいという人にも嬉しい機能が搭載されている。
今回はそんなスマートコーヒメーカーのなかからおすすめの人気5機種を選んでみた。
コーヒー好きの友だちや家族とつながれる 「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ 50[Fifty]」
コーヒーカートリッジをコーヒータンクに入れれば、ボタンひとつでブラックコーヒー、カフェラテ、カプチーノなどの多彩なカフェメニューを楽しめるネスカフェ ゴールドブレンドの「バリスタ」シリーズ。
ネスカフェ ゴールドブレンドの発売50周年を記念して新発売された「バリスタ 50[Fifty]」は、Bluetooth通信機能を搭載し、専用のアプリ(Android/iOS)から操作が可能。たとえばカプチーノの場合は、コーヒーの濃さや水の量、泡立ちを、本体で設定するよりも簡単かつ詳細にカスタムできる。
目覚まし予約機能で起きてすぐに淹れたてのモーニングコーヒーが楽しめたり、「ネスカフェ アプリ」で家族や友達を登録しておくと、いつ、どんな気分でコーヒーを飲んでいるかが表示されたり挨拶を送ったりできる“チアーズ”機能が面白い。
また、マシントラブルのサポート機能が搭載されているため困ったときにすぐ参照できて安心。操作も簡単なので、実家の両親に贈ってコーヒーブレイクがてら、近況報告をし合いたい。
商品名/ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ 50[Fifty] レッド
メーカー/ネスレ日本
価格/7,389円(税抜)
本格エスプレッソやアメリカーノなど、さまざまなメニューをワンタップで。「ネスプレッソ エキスパート」
手軽に上質なエスプレッソをはじめとするコーヒーが楽しめることで定評のある「ネスプレッソ」。9月に発売されたばかりの最新型が、スマホとBluetoothで連携する「ネスプレッソ エキスパート」だ。
スマホに専用アプリ(Android/iOS)をインストールすることで、コーヒー抽出・給湯時の温度は「あたたかい(約75~80℃)」「熱い(約85℃)」「とても熱い(約90℃)」から選ぶことができ、抽出量も調整できるなど、細かい設定が可能。好みのレシピを保存していつでも自分好みの味を再現できる。また、タイマー機能もあり、カプセルと水をカップとともにあらかじめセットしておけば、起き抜けにさまざまコーヒーメニューを楽しむことができるのは嬉しい。
そのほか水やカプセルの残量もアプリから確認することが可能。コーヒーのカプセルが残り少なくなっていた場合はスマホにアラートが届き、さらにそのままアプリから購入することもできる。洗浄のタイミングなども通知してくれるので、衛生的にも安心だ。
商品名/ネスプレッソ エキスパート
メーカー/ネスレネスプレッソ株式会社
価格/27,000円(税込)
あえてのハンドドリップ。バリスタ気分が味わえるGINA
GINAは、ハンドドリップで丁寧に淹れるポアオーバー、フレンチプレスのようにじっくり淹れる浸潰法(しんしほう)、コールドドリップ(水出し)という異なる3種類の淹れ方に対応する本格的なスマートサイフォン。
こちらは自動でコーヒーを抽出するコーヒーメーカーではなく、あえて「ハンドドリップ」にこだわっている。本体底面に搭載されたデジタル計量器がスマホとBluetooth連動して、アプリ(Android/iOS)が豆や水の量を正確に計りながらドリップをガイド。これによりコーヒーの味のバラつきを減らすことができる。またタイマー機能ではコーヒーが淹れ終わるまでの時間を把握できるなど、まるでバリスタになったような気分を味わえる。
アプリでは3種類のドリップ方法における適切な豆の量から抽出時間までをわかりやすくアシストしてくれるほか、淹れた条件での味の評価を記録できるなど、本格的にコーヒー道を追求したい人に最適のマシンだ。公式サイトの販売ページから日本でも購入可能で、本体はUSBで充電する。
商品名/GINA
メーカー/GOAT STORY
価格/125ドル(約14,000円 2017年11月24日時点のレートで換算)
自宅で豆を焙煎したい! という真のコーヒーマニアに贈るスマート焙煎機 The Roast
好みのコーヒー豆を買うだけでなく、自宅で焙煎したい! というコーヒーマニアにパナソニックが贈るスマートコーヒー焙煎機The Roast。
専用アプリ(iOSのみ)で生豆のパッケージに記載されたQRコードを読み取ると「豆カード」がダウンロードされる。カードは世界地図上にマッピングされており、産地や生豆の情報、焙煎士のコメントを掲載。それらを読むだけでも、世界旅行しているような気分を味わえる。
アプリからは焙煎度の選択、予熱/焙煎/冷却などの工程管理が可能。読み取った「豆カード」から、焙煎度や焙煎回数・時間などを選択できる「プロファイルカード」を選択し、本体に送信。ガイドに従って生豆を投入すると、焙煎が開始される。また「焙煎ノート」機能では、焙煎の記録を写真とメモで残すこともできる。
さらにアプリから生豆の追加購入も可能。熱風焙煎やチャフ(生豆表面の皮)を自動で取り除く機能も有し、好みの味のコーヒーを心ゆくまで探求することができるマシンだ。
商品名/The Roast
メーカー/パナソニック
価格/スマートコーヒー焙煎機 100,000円(税抜:生豆2種付)
「Alexa、コーヒーを淹れて!」。音声操作も可能な「BEHMOR BREWER」
残念ながら日本での正規販売はないが、ニューヨークの家庭用ブランドBEHMORのコーヒーメーカーBREWERは、Amazon Alexaのスキルと連動し、Amazon EchoなどAlexaを搭載したデバイスに向かって「アレクサ、Behmorでコーヒーを淹れて」などと声をかけることで操作が可能だ。AI搭載のスマートスピーカーが続々と登場し、浸透している日本においても、こうした音声操作対応のコーヒーメーカーは今後シェアを広げていくだろう。
こちらもBluetooth機能を有し、専用アプリ(Android/iOS)からコントロールが可能。豆の焙煎の種類をアプリから設定することができ、豆のポテンシャルを最大限発揮させることができる。お湯の温度も87℃から99℃のあいだで詳細な設定が可能だ。
抽出時間はハンドドリップのように豆を“蒸らす”時間まで調節でき、これによってプロが淹れるような香り高いコーヒーを抽出することも可能だ。抽出の状態はアプリからモニターすることもできる。
抽出先のケトルにはコーヒーを1.2リットルまで保存。保温効果の高いステンレス製なので、冬場でも温かいコーヒーを楽しめそうだ。
※こちらの商品は日本から購入はできますが、コンセントの電圧が米国と日本では異なるため、そのままでは使用できません。
商品名/BEHMOR BREWER
メーカー/BEHMOR
価格/111.97ドル(約12,500円 2017年11月24日時点のレートで換算
ひと口にスマートコーヒメーカーと言っても、機能やドリップの方法など種類はさまざま。慣れ親しんだスマホから味や抽出タイミングをコントロールすれば、コーヒーをより身近に感じられるだろう。自分のスタイルに合った1台を選んで、冬のコーヒーライフを楽しんでいただきたい。
みんなの「ほしい !」がプレゼントに !?
たくさん集まるとプレゼントになるかも !!
文:白石裕一朗