2017/10/05

スマートスピーカー『Google Home』ファミリーが日本上陸 Mini、Maxとの違いも解説

日本時間10月5日深夜、アメリカのサンフランシスコで行われた「Made by Google」イベントで、Googleの最新ハードウェアの数々が発表された。

この「Made by Google」イベントでは、冒頭で、このGoogle Homeファミリーが日本でも発売されることになったとアナウンス。会場から歓声が沸き上がった。そう、待ちに待った日がやって来た。いよいよ日本上陸なのだ。

ご存知の通り、Google Homeは、AmazonのEchoシリーズなどと並ぶスマートスピーカーの人気製品で、アメリカのおうちライフを劇的に変えつつある。今回発表されたGoogle Homeファミリーは3アイテム。Google HomeGoogle Home Mini、そしてGoogle Home Maxだ。

すでにアメリカでは大人気のGoogle Home

画像提供:Google

Google Homeは、高さが約14.3cm、直径が約9.6cmで、マグカップをふたつ重ねたほどの大きさ。この本体の中にスピーカーが3つ配置されていて、360°サラウンド、どこからでもGoogleアシスタントの声や音楽がクリアに聞こえる。また、騒がしい環境の中でも人間の声をきちんと聞き分け、正確に意味を判断することができるという。

たとえば、「OK Google、明日の予定は?」と語りかけると、Google Homeが「明日は午前9時からかくかくしかじかで……」などと予定を教えてくれたり、あるいは天気予報や野球の試合結果を知らせてくれたり、音楽をかけてくれたり、家電をコントロールしてくれたりするわけなのだ。

ニューカマーGoogle Home Miniはマカロンそっくり

画像提供:Google

新しくお目見えしたGoogle Home Miniは、機能はGoogle Homeと変わらないが、直径が98mm、高さが42mmと小型化され、まるでマカロンのような形をしている。しかも49ドル(約5,500円※)とかなりのお手頃価格。

※2017年10月5日時点のレートで換算

リビングルームのインテリアとマッチするようにと、本体上部は上品なファブリック(生地)で覆ったという。場所も取らないので、どこにでもおける。上部の4個のLEDがピコピコ光って動作状況を表すのがとてもかわいい。小さいながらもスピーカーの音質はいいとGoogleは言う。

Google HomeとGoogle Home Miniのスペック

パワフルなサウンドを誇るGoogle Home Max

Google Home Maxは、音楽好きにターゲットを合わせた、いわば高性能スピーカーにスマートスピーカー機能を搭載したような製品

Googleによれば、Google Homeの20倍パワフルなサウンドで、2台をオーディオ装置につないでステレオのようにして使うこともできるし、Bluetoothでスマホなどのデバイスと接続することも可能だという。こちらはアメリカでは年末の発売予定だが、日本発売の時期は不明だ。

AIが進化したGoogleアシスタント

Google Homeファミリーに共通するのが、音声の意味を認識し、命令に従って仕事をするAIのGoogleアシスタントだが、この進化が止まらない。GoogleはAI研究では世界の最先端に立つ企業だけあって、機械学習(マシンラーニング)によってGoogleアシスタントの知能は日々どんどん賢くなっているという。「モバイル・ファーストからAIファーストへ」というキャッチフレーズをイベントでは紹介していたが、GoogleはAIを日常生活に取り入れることをいちばんの目標としているようで、そのプラットフォームとなるのがGoogle Homeファミリー。

そのAIの進化のひとつの成果が、ボイス・マッチという機能だ。これは声を登録しておくだけで、誰の声か聞き分けてくれるもの。たとえば、お父さんが「OK、Google。今日の予定は?」とGoogleアシスタントに聞けば「10時から会議です」と答えるが、小さな子どもが同じことを聞くと、「4時からピアノ教室です」などと、声の主を聞き分け、Googleアシスタントがそれぞれの予定を教えてくるということが可能なのだ。

ホームセキュリティもGoogle Homeから

Google Homeファミリーが家にあれば、料理をしながらお母さんがレシピを確認したり、お父さんがスケジュール管理をしたり、子どもが勉強の調べ物をしたり、とにかくいろんなことが声ひとつでできるようになる

「Made by Google」イベントでは、防犯カメラと連動したスマートドアベルなどのメーカーNest社がGoogle Homeファミリーと連携し、ホームセキュリティもGoogle Homeからコントロールできるようになったと発表していた。

まさに“一家に一台、スマートスピーカー”の時代が到来、日本のおうちライフも激変しそうな気配濃厚。いち早く日本上陸を果たしたGoogle Homeファミリーが、大きな注目を浴びるのは間違いないだろう。

auショップ、auオンラインショップで取り扱い開始!

今回紹介したGoogle Homeの取り扱いと、Google Home Miniの予約受付を、auショップとauオンラインショップ、KDDIおよび沖縄セルラーの直営店にて開始します!

■発売日
・Google Home:2017年10月6日
・Google Home Mini:2017年10月23日(予約は10月6日より受付開始)

■取り扱い店舗
auショップ、auオンラインショップ、KDDIおよび沖縄セルラーの直営店(au SAPPORO、au SENDAI、au HONJOWASEDA、au SHINJUKU、au みなとみらい、au NAGOYA、au OSAKA、au FUKUOKA、au HAKATA、au NAHA)

また「Google Home」は、2017年10月6日より、全国約400店舗のKDDIの直営店およびauショップで展示します。

11月下旬以降は、KDDIが提供するホームIoTサービス「au HOME」、音楽配信サービス「うたパス」、動画配信サービス「ビデオパス」がGoogle アシスタントに対応し、「OK Google, XXX」と呼びかけるだけで、「Google Home」、「Google Home Mini」で家電の操作や音楽・動画の再生などがお使いいただけるようになります。

みんなの「ほしい !」がプレゼントに !?

たくさん集まるとプレゼントになるかも !!

ほしい!
2202
PUSH!

文:太田 穣