2017/05/18
胸に貼るだけ! AI搭載の小さなウエアラブルデバイスで、運動時の身体をスマホで安全管理
徐々に服の露出が多くなる季節になってきたが、久々に通した半袖から出る二の腕や薄いTシャツの下のお腹を触って「ヤバい!」と焦っている人は少なくないだろう。本格的な夏を前に、体のラインを整えておきたいと思う人も多い時期になってきた。
ダイエットに効果的といわれているのは、ランニングやバイクなどの有酸素運動だ。しかし、急激な運動は心臓や肺に負担がかかるので危険な面もある。健康のためのトレーニングなのに、逆に健康を脅かすことがあっては本末転倒だ。
そこで、「久しぶりに身体を動かそうかな」と思っている人に特におすすめしたいのが、イーグルマトリックスコンサルティング株式会社が今年4月にクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて支援募集を開始したトレーニング支援ウエアラブルデバイス「CALM.(カーム)」だ。
胸に貼り付けるだけ! 運動時の身体をスマホで安全管理
運動時の身体の状態を管理できるウエアラブルデバイスはすでに存在しているが、このCALM.の特長は、トレーニングする際の安全面が特に配慮されている点だ。ランニングやバイクといったトレーニング中、心臓の動きに異常があったり負荷が高すぎたりすると、連携させたスマートフォンが警告してくれるので、怪我や急病などのリスクを減らして、自分の身体の状態に合った、無理のない範囲での安全で効果的なトレーニングに取り組むことができるというわけだ。
CALM.は付属バンドかゲルパットで胸に貼り付けるなどしてセンター本体を装着し、トレーニング中の心拍数やその加速度、呼吸の状況、体の動き、体温などを計測し、それらのデータをBluetoothによって連携したスマートフォンアプリで管理できる。
独自のAIアルゴリズムによる分析で、疲労度やストレス、睡眠の質まで確認可能
また、CALM.は計測したデータを独自のAIアルゴリズムにより分析。装着時の身体の緊張状態を測定・数値化し、トレーニングに向けて心身がリラックスして万全な体制ができているのか、疲労度やストレス状態を確認することもできる。
さらに、睡眠時に装着すれば睡眠データも測定可能。眠りの深さや睡眠時間、呼吸状態などをモニター化してくれるので、より質の高い睡眠の参考にすることもできるのだ。
アスリートが開発したからこその装着性と高機能
CALM.は、幅74mm、奥行き28mm、厚さ10mmで重さは14gと軽い。自身もアスリートであり、開発者の伊達仁人さん(イーグルマトリックスコンサルティング代表取締役)が、実際にアスリートである自分たちが使うことを目的としてつくっているということで、機能性はもちろん、大きさや重さ、本体のデザイン性、装着感にもこだわり抜かれている。
また、最大72時間の連続使用が可能で生活防水のためさまざまなシーンでの活躍が期待できる。センサーはBluetooth (BLE)を通じてiOSとAndroidの両端末アプリに対応。ユーザーのデータはクラウド上に保存されていくため、常に更新される最新のアプリがデータを分析してくれるのだ。
「Indiegogo」にて、すでに500%の目標金額を達成!
現在はクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて、すでに500%の目標金額を達成。年内には日本と米国にて一般発売を予定しており、国内の販売はトライアスロン専門ショップやAmazon Launchpadにて12,800円にて販売予定だ。
医療機器ではないので、疾病の診断、予防、治療には利用できないが、夏に向けて本格的にトレーニングを始めたい人も、すでにアスリートとしてトレーニングや競技を行っている人も、安全で効率的なトレーニングを楽しむために、このCALM.をぜひともお試しいただきたい!
文:安東 渉(EditReal)