2017/03/15

カロリーから食材のコンディションまで教えてくれる、“次世代お弁当箱”

※写真はイメージです

ここ数年、「作り置き」に関するレシピ本やネットニュースをよく見かける。週末におかずを作り置きしておけば毎日の献立やお弁当のお助けになるうえ、食費の節約にもつながることから、奥さんにお弁当を持たせられるようになったという人もいるのではないだろうか。

とはいえ、多忙なビジネスマン。毎日お昼の時間帯にお弁当にありつけるとは限らない。忙しくて気づけば夕方になってしまった、外仕事をしていて食材の鮮度が心配・・・・・・、など、お弁当ならではの悩みもあるだろう。

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20秒で弁当内部を真空状態に

現在、クラウドファンディングサービスMakuakeで賛同者を募集中の「tanQ スマート弁当箱」は、フタを閉めるだけで自動的にお弁当内部の空気を抜き、真空状態にするというユニークな商品だ。パッと見、そんな特殊な機能を感じさせないシンプルなデザインだが、秘密はフタにある。

水平な状態でフタを閉めると、フタに内蔵されたセンサーが弁当内部の微妙な気圧変化を読み取り、自動的にモーターが作動。10〜20秒後には真空状態になったお弁当が完成する。真空状態にすることで、菌の増殖を抑えることはもちろん、食材に含まれた栄養素の酸化防止にも効果的だという。

さらに内蔵センサーには、弁当内部の環境を常時モニタリングする機能も搭載しており、時間の経過によって内部の負圧が基準値を上回ると自動的にモーターが作動し、空気を抜いてくれる。長時間にわたって高い密封性を保つため、お弁当にありがちな汁漏れの心配がなくなり、スープやお味噌汁まで持っていくことができるようになるというのだ。

スマホアプリでお弁当のカロリーをチェック

モニタリングされた弁当内部の気温や気圧のデータは、Bluetooth経由でスマホアプリで管理。収集したデータに基づいて割り出した食材の鮮度や食感、最適な食べ頃など、食材のさまざまなコンディション情報も確認可能だ。

日々の食生活に気を使っている方には、お弁当のカロリーを計算してくれる機能をおすすめしたい。過去の記録を確認することができるので、ダイエットのサポートにも一役かってくれそうだ。

日頃のお弁当はもちろん、お花見やピクニックなど春の行事にもぴったりの次世代お弁当箱「tanQ スマート弁当箱」。気温が上がり、食品が傷みやすくなるこれからの季節に活躍しそうだ。

文:長浜優奈(EditReal)