2016/12/22
その日のコンディションに合わせたベストな睡眠を IoTマットレスパッド『モーリング』
枕が変わると眠れない・・・・・・。そんな言葉をよく耳にするが、人にとって睡眠というのはとても重要で、身体や脳をしっかりと休めなければ1日の疲れを回復することはできない。睡眠環境が変わると眠れないというだけでなく、朝起きたら布団を剥いでいたとか、乾燥に弱いので暖房をかけられないだとか、睡眠に関する悩みを持つ人は多い。
質のいい睡眠をとるため、改善のノウハウなどのマメ知識を実践してみたり、睡眠のための専門の医院に通ってみたりという人までいるが、そんな睡眠の悩みを簡単に改善するマットレスパッドがあることをご存じだろうか?
クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で先行予約販売中のIoTマットレスパッド「MOORING(モーリング)」は、睡眠時の心拍数などの身体状態ならびに温度、湿度といった環境状況をデータ化し、快適な睡眠をサポートしてくれるという。
中国・上海に本部を構えるIoT商品開発メーカー「MIRAHOME」が開発したこのMOORINGは、マットレスパッド内に内蔵されているフィルムで、睡眠中の心拍数や使用者の適温、布団の中の温度などを計測し、本体部分では室内の温度、湿度、光度、騒音などの状況を測定。それらを人工知能で管理しながら、マットレスパッドの温度を1分ごとに調節し、睡眠中の温度環境を整えてくれる。
ベッドシーツの下にマットレスパッドを敷くだけでOK
IoTマットレスパッドといっても、使い方はとてもシンプルで、仰々しい装置なども一切ない。丸型のコントローラーを、ベッドシーツの下に敷いたマットレスパッドに接続するだけで、あとはMOORINGが持続的に使用者の身体状況などを計測し、快適な睡眠環境をつくり出してくれるのだ。
マットレスパッドのサイズはシングル(97×195cm)とダブル(140×195cm)の2種類があり、ダブルの場合は左右のスペースで独立した温度調節が可能。男女では体温や適温が違うが、これならパートナーと同じベッドで使用しても、それぞれにあった睡眠環境でぐっすり眠ることができるだろう。
温度調節だけじゃないのが、IoTマットレスパッドのすごいところ
ただ温度調節してくれるだけの電気マットレスであれば、これまでも良質のものがいくつかあったが、このMOORINGはもちろんそれだけではない。最先端の計測技術を搭載しているため、マットレスパッドに横になるだけで、心拍数や呼吸、睡眠質量や寝返りの回数なども、正確に計測してくれる。計測されたデータはスマートフォンのアプリと連動して記録され、いつでも閲覧が可能。
また、起きたい時間をアプリで設定すれば、温度調節とバイブレーションで起床にもっともふさわしいタイミングでスッキリと起こしてくれる目覚まし機能も装備。ダブルのマットレスパッドでは左右違った設定もできるので、目覚まし時計の音でパートナーを起こしてしまう心配もない。
電気製品なので水洗いはできないが、寝ているあいだにたまった湿気を飛ばす乾燥機能もついており、衛生面での問題も解決。掛け布団の湿気も同時に飛ばしてくれる。直流19Vの低電圧なので火傷や火災の心配もなく安全。
このMOORINGなら、これまでただ寝るだけだった時間を、疲労回復や健康維持のデータ収集に効率よく生かし、仕事や勉強、遊びをもっと楽しく有意義な時間にすることができそうだ。
文:安東 渉(EditReal)