2016/12/14

雪山の新常識? スキーしながらハンズフリーで通話や音楽を楽しめるヘッドセットが登場

大勢のスキー客であふれかえった雪山では、友人とはぐれてしまうことがよくある。顔や髪が隠れたスキーウエアでは、見た目だけで個人を判別するのは結構難しいのだ。

そんな問題を解決できる便利なギアが登場。それが2017年1月にSonyから発売予定の、ヘルメットマウントワイヤレスヘッドセット「NYSNO(ニスノ)-10」だ。

滑走音や周囲の音を聞きながら、安心して通話や音楽を!

手持ちのスノースポーツ用ヘルメット外側の後頭部付近に、付属マウントで装着して使用するNYSNO-10は、スノースポーツを楽しみながら、仲間との会話や音楽などを楽しむことができるコミュニケーションギアだ。

優れているのは、ヘルメットのシェルを直接振動させることで音をつくり出す技術を採用しているところ。そのため、耳をふさぐことがなく、滑走音や周囲の音もバッチリ聞こえるのだ。ゲレンデでは他人との接触事故がつきものだが、滑走しながら使用する際の安全性もクリアになっている。

NYSNO-10同士でも、スマートフォンに接続しても使用可能

また、スマートフォンを介さずに、離れた相手と会話ができる「グループトーク」機能を搭載。3台までグループ登録可能で、NYSNO-10同士でのBluetooth通信によって、最長約1km離れた仲間との同時会話が可能だ。もちろん、スマートフォンとBluetooth接続をすれば、ハンズフリー通話や音楽再生も楽しめる。リストバンド型のリモコンを使い、着信への応答やリダイヤル発信、音楽の再生/停止ができるので、連絡したい時にスマートフォンをいちいち取り出す必要がないのである。

ハイスペックなので、レジャー以外でも活躍が期待できる!

本体外形は縦52mm×横143mm、厚さは30.8mmあるが、重量は150gとスマートフォンと同等。ヘルメット側頭部のベルトに装着するマイクも小型で、滑走の邪魔にはならない。本体は防水、防塵、耐衝撃、耐低温性能を備えており、雪山の厳しい環境にも対応。スノースポーツをガンガン楽しむ方にも◎。レジャーだけでなく、スクールコーチや雪上作業員などのビジネスシーンでも、活躍が期待できるというスペックだ。ビジュアルもスタイリッシュなので、スノースポーツの中心層である若者ウケも合格点。

株式会社ロータスインターナショナルより3,000台限定販売予定で、現在は予約受け付け中。今年も冬遊びのシーズンが始まったばかりだが、昨年あたりからスノースポーツブームが再燃してきている。賑わいを取り戻したゲレンデでは、このNYSNO-10でコミュニケーションをとりながら、楽しく格好よく、そして安全にスノースポーツを楽しむというのが、新しい常識となる日がくるかもしれない。

文:安東 渉(EditReal)