2016/05/06
【5Gの未来】前編「大ちゃん、次世代の電波を受信する」の巻
ここ数年のあいだに通信環境は劇的に変化し、スマートフォンやパソコンだけでなく、家電や自動車、文具など、さまざまなモノがインターネットに接続されるようになりました。さらに、次世代通信システム「5G(第5世代移動通信)」が整備されると現在の4Gよりも高速・大容量の通信が可能になり、身のまわりのあらゆるものがインターネットデバイスに変わる可能性があるとかないとか......。
では、5Gの未来では一体どんなことができるようになるんでしょう? T&S編集部員の大ちゃんを5G時代に送り込んで、未来の暮らしを覗いてみましょうか。
5G時代には、あらゆる家電を遠隔操作できる
あずき「......起きて、大ちゃん、起きてってば! こうなったら、冷房をフル稼働させて凍えさせちゃうわよ。えいっ!」
大ちゃん「むにゃむにゃ......さ、さむいー!」
あずき「もう! 今日の取材は駅で待ち合わせって言ったでしょ!」
大ちゃん「取材? はて、編集部の会議室でお昼寝していたはずだけど......ここはどこ?」
あずき「寝ぼけてる場合じゃない! 血圧は低いし、血糖値も足りてないじゃない。冷蔵庫に賞味期限が3日過ぎたエナジードリンクが入ってるから一気飲みしてすぐに出て。枕元で充電してるメガネも忘れないでよ!」
大ちゃん「ドリンク......ほんとだ! 賞味期限3日過ぎてる。枕元に...メガネある! あずきちゃん、どこから見てるの? オレ、監視されてる?」
あずき「いいから、メガネをかけて走れっ!」
パーソナルナビ機能で、大ちゃんの遠隔操作も可能に!
大ちゃん「とりあえず飛び出したけど、なんじゃこりゃー!? SF映画のセット? 異星? 未来?」
あずき「今から取材先までのルートを送るわよ。わたしは先に行ってるから、案内どおりに猛ダッシュで来てね。」
大ちゃん「ルート??? ......ぬわっ!? 視界に文字がーっ! 視界に線がーっ!」
"目的地まで、徒歩と電車で1時間。次の予定には、最初の駅まで時速15kmで走れば間に合います"
大ちゃん「だ、誰? 頭のなかから声が聞こえる......。」
A.I.タン「"私は5Gシステムの人口知能「A.I.タン」。大ちゃんの位置情報と心拍データは、あずきちゃんにも共有されています。全力で走らないと、怒られますよー"」
大ちゃん「ええっ? あずきちゃんはどこにいるの?」
A.I.タン「"あずきちゃんは、60km先で舌打ちしています。心拍数・血圧上昇、今の気分は(怒りマーク)です"」
大ちゃん「ひぃぃぃぃっ......。」
SNSはよりリアルに。ブロック時のダメージも大幅UP
大ちゃん「なるほどねえ。あのみんながかけているメガネが、パソコンやスマホみたいな通信端末になっているわけだ。おっ、あのお姉さん、超美人!」
A.I.タン「"1,200人が彼女に「いいね!」しています。公開プロフィールを表示しますか?"」
大ちゃん「そ、そんなことできるの? ......なになに? 「YUMEKO/IT系社長秘書。海外ドラマオタクです。趣味→映画鑑賞/ヨガ/スイーツ/焼肉。知り合い以外はフォロバしません"」。A.I.タン、「僕と焼肉食べにいきませんか?」ってメッセージを送ってみよう!」
A.I.タン「"メッセージを送信しました"」
大ちゃん「あ、今YUMEKOちゃんこっち見たよね。あれ? プロフィールが消えた。」
A.I.タン「"YUMEKOさんがあなたのアカウントをブロックしました......ドンマイ。次の駅が目的地周辺です"」
あらあら、大ちゃんはどうやら異世界に迷い込んでしまったようです。果たして取材に間に合うのかな? SNSナンパしてる場合じゃないですよ!(後編に続く)
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文:T&S編集部
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