2016/02/25
目分量であげてない? わんこのごはんあげ過ぎを防ぐ『スマート皿』
愛犬の健康管理において大切なごはん。近年はドッグフードやおやつなどの種類も増え、ペットのためにどんなごはんにするかを選んだり、また、しつけのご褒美としてのおやつをあげたりするのが、愛犬との生活で楽しみのひとつになっている飼い主も多いだろう。
愛犬の肥満は身近な問題?
喜んで食べてくれたり、かわいくおねだりされたりすると、ついついごはんをあげ過ぎてしまいがち。その気持ちは、おそらく飼い主共通だが、もちろん犬も人間と同じく、食べ過ぎれば太ってしまう。実はペットの肥満は身近な問題で、全国の獣医師712名の協力のもと行われた調査では「動物病院に来院する犬の肥満率は、「1~3割」と回答する獣医師がもっとも多く、(全体では)半数近くの46.2%に達した」というほどだ※。 ※引用元
皿を変えて、スマホと連携した飼い犬の食事管理
この問題を解決するために、スマホとのBluetooth連携でドッグフードの量やごはんの間隔を管理してくれる、スマートなドッグフード皿が登場した。サンフランシスコのObe Dogが開発した「ProBowl」だ。
アプリに犬種、年齢、体重、ドッグフードブランドを登録すれば、その犬に合った理想の食事量を算出してくれるので、飼い主はそれに従ってごはんをあげるだけでいい。多量に入れたり、回数が増えていたりすると皿の底が赤く光って注意喚起してくれる。
健康"維持"だけじゃない、「ProBowl」なら"ダイエット"までサポート!
この連携アプリは、その犬に合ったオリジナルな食事管理をサポートしてくれるだけではなく、すでに太っている犬のために、少しずつ食事量を減らすプログラムも搭載している。
人間なら、自分で空腹を感じたり食べ過ぎを意識したりできるが、空腹感や満腹感を言葉で表現できない犬のダイエットとなるとそうはいかない。「ProBowl」アプリがあれば、獣医師に聞きに行かずとも、健康的に体重を減らす食事を与えることができるのだ。
家族で見守る、ごはんの「二度やり」防止機能
また、家族でペットを飼っている場合は、家族の誰かがすでにごはんをあげたことを知らずに、二度やりしてしまうこともあるが、これもアプリの食事履歴を共有することによって防げる。離れていてもリアルタイムでペットが食事したことを知らせてくれ、ほかの家族がごはんをあげたことがすぐにわかるので安心だ。
そのほかにも、食事量や水を飲んだ量などを長期的に分析・データ化、グラフで示してくれるため、異変があればすぐに気付けるという「見守り機能」も、愛犬の健康を気にかける人にとっては欠かせない。
愛犬は大切な家族の一員だ。健康で元気に過ごしてほしい。その健康のために重要なのが食事管理であり、飼い主としてはしっかりと意識したいポイントである。「ProBowl」は犬を愛するあなたの心強いパートナーになってくれるはずだ。
文:高橋侑希