2016/02/12

探しものはなんですか? 見つけにくいものを瞬時に見つける追跡ガジェット

どういうわけか、鍵や財布、手帳など、生活に欠かせないアイテムが出かける直前に限って見当たらないこと、あります。今日も筆者は鍵をなくしてバスに乗り遅れてしまった。もう何度目だろうか......(学習すべき)。しかし、探しもの追跡ガジェット「TrackR atlas」なら、そんなちょっとしたイライラから私たちを自由にしてくれるようだ。

マップ表示がわかりやすい! モノ探しは一瞬ですませよう

「TrackR atlas」は、本体を家やオフィスのコンセントに差し込んでおくだけで、トラッカータグを取りつけた対象の位置を常にモニターしてくれる。タグの大きさはコインサイズほど。モニター有効範囲内の対象物は、スマホ専用アプリでマップ表示され、ひと目でどこになにがあるのか把握できるのだ。

Bluetooth対応の置き忘れ防止タグはこれまでにもあったが、従来品では、スマホから遺失物に取り付けられたタグの音を鳴らして自分で探さなければならず、部屋がいくつもある場合は探すのに手間と時間がかかってしまうのが難点だった。一方、「TrackR atlas」 は、ビジュアライズされた表示によって瞬間的に場所を把握できるうえ、アプリで対象物に名称をつけられるので、同じものが複数ある場合でも管理が楽になる。

「追跡機能」の本領発揮? 移動のログを確認できてセキュリティ活用も!

このTrackR atlas が役立つのは、探しものをするときだけではない。大切なアイテムが有効範囲に出入りしたときに、スマホに通知を出すように設定できるのだ。この「追跡機能」は、ペットの迷子防止や子どもの登校・帰宅チェック、家に置いてある貴重品の盗難防止など、活用の仕方次第で無数に広がっていく。

対象物の移動のログも取得できるため、1日のアイテムの動きも確認可能だ。たとえば、子どもの1日の家への出入りをあとからでもチェックして確認することができるし、オフィス内の大切な資料などにトラッカータグを付けておけば、資料の行き来や、現在誰が持っているのかがわかる。

既存のメジャーなBluetoothトラッカーにも対応しているということで、すでに置き忘れ防止タグを利用している人でも、今持っているものを無駄にせずに済むというのも嬉しいポイントだろう。

「TrackR atlas」は現在、クラウドファンディングサイト「Indiegogo」での募集金額を大幅に上回る3.5倍以上の出資を集める人気っぷり。モノ探しにイライラする人、やっぱり多いんだなぁ......。

公式サイトでは、部屋の数やタグの数に応じて1部屋1タグの39ドルから、2部屋4タグがセットで119ドル、4部屋8タグが199ドル、6部屋以上16タグが319ドルという価格で先行予約を受け付けており、部屋数が多いセットになるほどお得なので、広いスペースで使いたい人はまとめてセットで買ってしまうのがおすすめだ。

日常生活で探しものが多いうっかりさんはもちろん、仕事が忙しくて子どもやペットが心配なパパ&ママや、オフィスの物の管理を効率化したい人にもオススメ。小さなイライラや心配を減らして、快適な生活を送るにはもってこいのアイテムになりそうだ。

文:高橋侑希