2016/02/08

いびきストレスからの解放 スマート枕で睡眠の質を一気に高める

「いびきがうるさい」

こんな指摘を家族やパートナーからされたことはないだろうか? あるいは、あなた自身が家族やパートナーの「いびき」に悩まされてはいないだろうか? 睡眠の質は生活の質。いびきは周りに迷惑をかけるだけでなく、本人の睡眠の質を落とす原因や無呼吸症候群の前兆でもある。とはいえ、「いびき」は自分で把握できるものではないし、ましてや意思でコントロールできるものでもない。「やっぱりパートナーとは別の部屋で寝るしかないか......」と諦めモードのあなたに朗報! お手上げ状態だったいびきを解消してくれるガジェットが登場した。「Nora」だ。

いびきを感知、枕の高さを調整することで、いびきを防止する?

いびき防止装置「Nora」は、「センサー」、「インフレーター(エアマットに空気を送るためのガス発生装置)」、「送風ポンプ」の3つのパーツがセットになっている。仕組みはいたってシンプルで、まずセンサーがいびきの音を感知してインフレーターが起動。ポンプを通じて送られた空気が枕に入ったエアマットの高さを調整してくれる。つまり、いびきの原因である気道の塞がりそのものを物理的に解決してしまおうというわけだ。

睡眠の質を向上させるためのガジェットというだけあって、枕に使われているエアマットの質も高く、機械の駆動音で目が覚めてしまうといった心配もない。

日々の健康状態の把握も専用アプリで!

「いびきが解消されるだけでも十分」と言いたいところだが、「Nora」の活躍はそれだけではない。センサーで感知した音声は専用のアプリで細かく解析され、収集されたデータから「睡眠の質の高さ」、「いびきの頻度」、「いびきの大きさ」などの情報を、録音機能とともにNoraユーザーに提供している。

本来なら知り得ない睡眠中の自分の様子や、Noraを使い始めてからの改善効果がいかほどのものかチェックすることも可能になる。また、タップひとつでオンオフを切り替えられるので、睡眠時間を計測するアプリとしても活用できる。「Nora」はいびきを解消できるだけでなく、さまざまな角度から眠りの質を改善するためのサポートをしてくれるのだ。

販売予想価格は$299(およそ35,000円)だが、クラウドファンディングのkickstarterへ出資する場合は、$239(およそ28,000円)にて購入することができる。より良い睡眠を得ることは、より良い日々の生活につながっていく。お互いの健康と健やかな眠りを守るためにも、プレゼントとして贈るのもありかもしれない。それでは、よい眠りを。

文:竹村有生