2015/10/23

プロ野球試合での「あのときこうしていれば......!」が解消できる?

プロ野球ファンであれば一度は思うこと。それはひいきにしているチームが敗戦したとき、「あの場面で、こうしていれば勝てたかも」という悔しさ。それも僅差で優勝を逃すといった重要なゲームであれば、何年経っても忘れられなくなることもある。嗚呼、無理とは分かっていても、あの場面をやり直すことができれば......。

『プロ野球スピリッツ』(KONAMI)2004年から続く人気野球ゲームシリーズ

そんな願いを、ある意味叶えてくれるのが、KONAMIがPS3とPS Vita向けに発売したゲームソフト『プロ野球スピリッツ2015』搭載の「プロ野球速報プレイ」だ。

『プロ野球スピリッツ』シリーズは球団・選手が実名なのはもちろん、球場の再現やテレビ中継的な演出など、リアルさが特長だ。それに加え、「プロ野球速報プレイ」は、現実の試合の結果もゲームに持ち込んでしまう意欲的なモード。プロ野球の試合開催日に、その試合の結果、内容を試合終了後、数時間で配信。勝敗のターニングポイントになったシーンをゲーム上で再現でき、やり直すこともできるのだ。

配信された試合結果は、まさにニュースのようなイメージ

たとえば、ひいきにしているチームが、9回に逆転サヨナラ本塁打を打たれて負けた試合があるとする。数時間後、ゲームにその試合結果と内容が配信される。サヨナラの場面がターニングポイントに選ばれていた場合、その場面をゲームとしてやり直す。ひいきチームを操作してサヨナラを防いで(ゲーム上で)勝つ。溜飲が下がる、というわけだ(逆にひいきチームがサヨナラ本塁打を打って勝った試合なら、それを再現したりする)。

裏目に出た投手交代、バントかエンドランかの選択ミス、手を出さなければよかったボール、投げるべきではなかったボール......等々。ファンだからこそ強く感じた「あの場面でこうしていれば!」。それを自分の思い通りにやり直す。なんとも夢のある「if」の世界を体感できるのがファンとしてはうれしい。そこで現実とは逆の好結果を出せば、現実の試合で感じたフラストレーションもちょっと収まること請け合いだ。

勝敗を分けたターニングポイントからゲームを開始!

過去の試合を遡ってプレイすることも可能だ

レギュラーシーズンは終わったが、「プロ野球速報プレイ」は2015年シーズンの全試合を振り返ってプレイすることも可能。思い出に残る試合をプレイしながら、じっくりと今季のプロ野球を振り返ってみてはいかがだろうか。

一般社団法人 日本野球機構承認 プロ野球フランチャイズ球場公認 ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2014年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。 データ提供:データスタジアム(株) 「魂」はバンダイの商標です。 ©Konami Digital Entertainment

文:長谷川一秀