2015/10/08

意外と知らない! ウェブブラウザをスッキリ使いやすくする裏ワザ

Internet ExplorerやGoogle Chromeなどのウェブブラウザで、お気に入りのページを保存するブックマーク機能。ブラウザ上部に表示されるブックマークバーは、ページを移動するときに何回も文字検索する手間を省くありがた〜い機能だ。今回は、ちょっとしたひと工夫で、このブックマークバーをより使いやすくする方法をご紹介しよう。

ブックマークしたページのタイトルも表示。まだこんな使い方していない?

Google Chromeの場合、たとえば、お気に入りのページをブックマークすると、バー上にページのアイコンとともに「サイト名」が表示される。この調子でブックマークし続けると、5〜7つほどブックマークした時点でバーがいっぱいになってしまう。そのあとブックマークしたものは、バーが満杯で表示ができなくなる。だがこの問題、実はほんのちょっとの工夫、引き算の発想でもっと見やすくすることができる。

解決方法はいたってシンプル。ブックマークするときに、表示するタイトルをすべて消去するだけ。

Google Chromeなら、ブックマークをする際にタイトルの編集ができるので、その際に消去可能。タイトルをブランクにしても登録は可能なのだ。

ブックマークのタイトルを......

削除! タイトルは必ず入れる必要はないのだ

全ブックマークを名無しにすると、こんなにスッキリ。かつ意外と見分けがつく

無記名にしてアイコンのみ表示するようにすると......あらスッキリ。見た目にもキレイ。たとえば、アイコンとタイトルを合わせて表示する際に、ブックマークバーに約10個のアイコンが入るなら、タイトルを全て消すと、25個前後のアイコンが一気に表示できるようになる。

「でも、タイトルを表示していないと、どれがどれだか分からないのでは?」と思う方こそ、ぜひ一度お試しあれ。大手のサイトは特に、オリジナリティーあふれるアイコンを用意しているので、これが結構見分けがつく。ただし、Yahoo! など世界規模のサイトは、アメリカの本家もイタリア版もブラジル版も、アイコンが同一のデザインであることが少なくない。そのときはブックマーク名に「米(アメリカ版)」「伊(イタリア版)」と一文字だけ目印の文字を残す方法もオススメ。

こんなふうに、ウェブブラウザのブックマークバーは、ちょっとした引き算の発想でグンと見やすくなる。ちなみに、ブックマークアイコンを表示しないブラウザも一部あるが(Mac向けブラウザのSafariなど)、FirefoxやInternet Explorerでは活用可能だ。まだ試したことがない方は、すぐ実践を!

文:桜井恒二