2015/08/20
共有化を目的としたTo Doアプリ『Wunderlist』は、チームで仕事をするのにピッタリ
手帳に用事・仕事を書き記し、それを頼りに日々の案件をこなす。そんなビジネスパーソンも少なくないと思うが、世の技術は日進月歩で進化している。現在は「To Doアプリ」という便利なものがある。日々の"やるべきこと"をリスト化し、タスクの見逃しを防ぐ。うまく活用すれば、効率的に仕事を進めることが可能だ。To Doアプリと呼ばれるものにはたくさんの種類があるが、そのなかでも出色なのは今回紹介する「Wunderlist」だ。
使い方は、まずリストの作成から。リストの名前は「仕事」でもいいし、「買い物」や「見たい映画」などでもいい。そして、それぞれのリストにやるべきこと(To Do)を追加していくのだ。筆者は「仕事」リストに、こなさなければいけない案件(原稿)を入れている。
リストを作成することで、仕事とプライベートを分けて活用することができる
仕事リストに各案件をさらにリスト化。どのタスクが残っているか一目瞭然だ
その際、大事なのは期限日を設定すること。その日がやって来れば、ユーザーのアドレスにメールが送られてくるし、リマインダーを設定しておけば、その時刻にプッシュ通知がされる。
これで、タスク見逃しの不安はなくなる。やり終えたTo Doは、「完了したアイテム」の方にまとめてあげればよいだろう。
実はここからが本番! Wunderlist最大の特徴は、「リストの共有」が挙げられる。たとえば、筆者の仕事リストをチームで共有したとする。
筆者の抱える仕事を滞らせないために、リストのTo Doを共有しているメンバーに振り当てることが可能となるのだ。
振り当て後、各タスクにアイコンが登場するので、誰が担当しているかがすぐに分かる
チームで共有する場合、今どんな状況なのか知りたくなるもの。そんな人も安心していただきたい。1つのタスクごとにコメントのやり取りができるため、これを活用すれば進捗状況がしっかりと把握できる。
To Doが多すぎて混乱しそうになったら、こなすべき順番にタスクを並べ替えることも可能だ。
もっと身近な活用術もある。たとえば、家族間で「買い物リスト」を共有。必要な物を思いついたら、妻がリストにそれを追加。仕事帰りに確認した夫が、リストに挙がったものを買って帰る。アプリを使うことで、非常に効率的なコミュニケーションを期待することができるはずだ。
オンラインだと不安な場合は、印刷という手段もある。遠足時の"必要なものリスト"を渡すみたいで新鮮だ。アナログな使い道をフォローしてくれているところも優しい。
「共有化を目的としている」という点が、他のアプリとは異なり、チームで仕事を進める際に重宝するアプリだ。数人で同じ仕事を進めている人は、ぜひ使ってみてほしい。
文:寺西ジャジューカ