2015/03/25
実はかなり便利! タブレットをサブモニターとして機能させるデュアルアーム
PCのユーザーにとって、複数のソフトを同時に立ち上げて、並行して作業が行えるマルチタスク機能は、今やなくてはならない存在だ。ひと昔前は、音楽を聴きながら画像編集ソフトを使おうものなら、たかが保存に数十分ということもザラで、最終的には謎のエラーでデータがクラッシュ......なんていう悲劇も少なくなかった。だが、最近は優秀なプロセッサーを"積んで"いるPCも多く、ストレスを感じることもほとんどなくなっている。
しかし、マルチタスクで作業をしていても、メーラーやブラウザなどをいちいち呼び出すという行為が正直面倒くさい......と感じたことがある人も少なくないのでは? PCのスペックはプロセッサーなどの向上で無限の可能性があるが、ことディスプレイに限っては、表示領域が決められた有限の世界なのである。
そこで活躍してくれるのが、デュアルディスプレイだ。最近ではメインのマシンに加え、手持ちのタブレットなどをサブ機として設定し、メーラーやブラウザ専用のディスプレイとして表示させている人もいるだろう。設定次第では、2つの画面でマウスポインターを共有することも可能だ。
ところが、ここでひとつ問題が。タブレット端末は、それ単体では自立してくれないのだ。専用のケースなども販売されてはいるが、視線を変えたり、いちいち焦点を合わせる必要があるため、長時間作業においてはボディーブローのようにストレスとしてじわじわ効いてくる。2つのディスプレイは目から等距離の設置が望ましいのだ。
そんな問題をマーベラスに解決してくれるのが「デュアルアーム」である。これはメインとサブ、両方のディスプレイをアームで固定してくれるガジェット。デスクに簡単に取り付けられることから汎用性が高く、デスクも広々と活用できる。
デュアルアームはさまざまなメーカーからリリースされているが、サンワダイレクトから発売されている「液晶モニター・タブレットアーム(デュアルアーム・水平垂直3関節アーム)100-LA028」は、水平空間に対して大きく伸縮する、3関節の液晶モニター・タブレット用のデュアル液晶モニターアームが特長だ。アームは自在に稼働するので好みに応じて角度や高さ・位置が調整できる。自分が操作しやすい位置に固定できるので、タブレット上でタイピングをする場合も自分の打ちやすい手の位置で調整することができる。
PC作業の効率化を図りたい人にはもちろん、タブレットを買ったはいいがイマイチ使いこなせていないなぁ、なんていう人もご一考あれ!
文:田代くるみ