2015/10/23

飲み会で盛り上がる、「昔のケータイあるある」ネタ帳

スマートフォンがすっかり普及して久しいですが、最近ではガラケーとスマートフォンのハイブリッドである「ガラホ」がじわじわとファンを獲得するなど、常にめまぐるしい変化を続けるモバイル市場。その未来を予測するのも楽しいですが、昔はこんな"あるある"があったなぁと思いを馳せてみるのも楽しいものです。今回は、飲み会などで盛り上がること必至の、ひと昔前ならば常識だった"ケータイあるある"を集めました。

■返信し続けると、「Re:」が増えていった(29歳/男性/文具メーカー)

少し昔まで、メールの返信ボタンを押すと、タイトルに「Re:」が付き、返信の回数を重ねるほどに「Re: Re: Re: Re: ......」と増えていきました。「メールをするときに、毎回『Re :』を消してこない男とは付き合いたくない!」など、人によっては、異性を見定める基準になっていたというほど、重要事項だった「Re:」。......スマホの時代になって良かったです。

■カバーの裏に恋人とのプリクラを貼っていた(31歳/男性/金融)

「いつでも一緒にいられる感覚はうれしいけれど、人目に触れるのは照れくさい......」という気持ちから、携帯電話のカバーの裏に、恋人とのプリクラを貼っていましたね。しかし、ある程度まで流行すると、真っ先にカバーの裏をチェックされる、なんていうことも"あるある"。徐々に廃れていった文化ですね。

■通話のたびにアンテナを伸ばしていた(32歳/男性/建築)

今や端末内に内蔵され、その存在を思い起こすこともないアンテナ。ひと昔前のケータイには必ずアンテナが付いており、通話のたびに伸ばさないと声が途切れたり、ノイズが混じるという現象が起きていました。さて、ではなぜスマホにはアンテナがついてないのか? ......実はスマホに中に内蔵されているんだそうです。技術が発達したおかげで、外に伸ばす必要がなくなったんですね。

■メールに字数制限があった(33歳/女性/食品メーカー)

ケータイでショートメールしか使えなかった時代は、「全角250字まで」といった制限がありました。長いメールを送ろうとすると途中で切れてしまい、「もう1回送って」という電話がかかってくるという本末転倒なやり取りもありましたっけ。現在でもTwitterでは140字の字数制限がありますが、工夫しながら字数制限内で書くというのも楽しいものです。

■着メロを自分でつくっていた(36歳/女性/日用品メーカー)

今はデフォルトの着信音をそのまま利用する人が多く、自分の気に入った音楽を設定したい場合は手軽にダウンロードできてしまいます。が、ケータイの時代は、オリジナルの着信音にするには自分自身でデータを入力して着メロを作っていました。「着メロ本」なるものまであり、ポチポチと一音づつ打ち込んでいくんですが、ときどき入力を間違えて、おかしな着メロになるのはご愛敬。今ではそんな手間のかかることをする人もすっかりいなくなってしまったので、少しさみしい気もしますね......。

■アクセサリーのバリエーションが豊富だった(40歳/女性/IT)

今や、スマートフォンのカバーくらいしか差別化するところがありませんが、当時はアクセサリーのバリエーションが豊富でした。たとえば、ストラップや、ケータイ全面にベロリと貼れるシール、機種によってはパッケージごと付け替えられる「着せ替えケータイ」など、カスタムして個性を発揮できる場所が多かったですよね。読者の皆さんのなかにも、ストラップをたくさん付けていたという人、とんでもない長さのアンテナを付けてたなんて人もいるのではないでしょうか?

■ショルダー掛けタイプのケータイを持ち歩いている人がいた(50歳/男性/印刷)

今から30年ほど前の黎明期のケータイは、どれも大きく、値段もかなり高価なものでした。ショルダー掛けタイプの電話機の重さはなんと3kg。それでも当時のイケてるビジネスマンは持ち歩いていたものです。オシャレは我慢ですね。ポケットに入るスマホのありがたさが身に染みます。

■昔の端末はすべてレンタル品で、初期費用に「補償金」が10万円くらい。端末代だけで合計15万円を超えた。基本料金も1万6000円くらいで、さらに7秒で10円の通話料が発生していた(53歳/男性/家電メーカー)

90年代前半の携帯電話は、メールもインターネットももちろんできないのに、この価格帯。全体の物価は当時のほうが安いことを考えると、かなり高価なものとして扱われていたようですね......。通話料金自体の高さもあって、ケータイで長電話する人なんていなかったものです。このあとPHSが登場して少しずつ価格帯は下がっていくのですが、当時はこの価格でも一部の人から必要とされていたのですから、本当に驚きです......。

「あー、そうだった、そうだった!」というものから、「え、そんなことがあったの?」など、いろいろな声が聞こえてきそうですが、昔のケータイにまつわる「あるある」はまだまだ尽きません。話題のひとつとして話してみると、盛り上がるかもしれませんね!

文:佐々木ののか+プレスラボ

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