2022/10/20

通信技術を活用し、地域の課題解決へ

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長野県伊那市は、ドローンを活用した買い物サービス「ゆうあいマーケット」の本格運用をスタート。自治体の運営によるドローン配送事業は、国内初の取り組みとなる。

配送には、4G LTEネットワークに対応したKDDIの「スマートドローン」が利用されている。このスマートドローンは、目視の範囲内による人間の操縦が必要な一般的なドローンと異なり、通信を活用した目視外の完全自律飛行が可能だ。映像伝送、機体情報(姿勢や速度)、エラー時の緊急対応など、目視外飛行に必要なことはすべて4G LTEネットワーク経由で行う。

KDDIのスマートドローン

長野県伊那市は、南アルプスと中央アルプスの山々に囲まれた自然豊かな地方都市。山間地での暮らしは高低差もあり移動が大変なところが多く、山あいの集落では少子高齢化による人口減が進んでおり、日々の買い物に困っている市民も少なくない。

伊那市は以前から、最適なルートを自動で検索するAIタクシーや、通信を活用した遠隔医療サービスなど、自治体や住民が抱えるさまざまな社会的課題の解決のために先進的なテクノロジーを活用した取り組みを進めてきた。今回のドローンによる配送サービスもその一環だ。

KDDIのスマートドローン

実際にドローンによる配送サービスを体験した住民からも、「この地域は買い物が不便で、お店に行くためにバスに乗ることも。億劫だし時間もかかるので、欲しいものをその日のうちに届けてくれるのはとても助かります」とその便利さを実感する声が届いている。

これからもKDDIは、地域や社会の課題解決を技術で支え、パートナーとともに社会の持続的な成長・発展を目指していく。

※この記事は2020年9月14日の記事を再編集したものです。