2021/12/01

山手線をアートでつなぐぞ!30人30駅がつながった「未来の山手線駅エリア」

11月1日よりスタートした、auとアーティトたちによるコラボ。SNSなどを中心に独自の表現で個性あふれる作品を発信し続けている30人のアーティストが「未来の山手線駅エリア」をテーマに、各駅のエリアを描きTwitterで発信してきた。

東京駅からスタートし、内回りの駅の順に1日ひとりずつリレー形式で、「#山手線をアートでつなぐぞ」のハッシュタグとともに、山手線各駅のエリアで使える5Gサービスの可能性と未来を表現したアートを投稿してきた。それがついにつながった!

こちらが11月30日に有楽町駅エリアのアートを投稿し、リレーのゴールを告げたNeyさんのツイートだ。

このコラボの前半戦、東京駅から高田馬場駅までの内回り線半周分については、すでに「TIME&SPACE」でお知らせしたとおり。

なお、「#山手線をアートでつなぐぞ」で投稿された山手線全駅エリア分の作品がまとめてみられる特設サイトを公開しているほか、イラストはTwitterの「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」公式アカウントやau公式Instagramアカウントでも見ることができる。こちらの記事で見られるのはコラボの後半戦のみだが、各アーティストの制作工程にもフォーカスしているので、あわせて楽しんでいただきたい。

ではコラボの続き、新大久保駅から有楽町駅までの作品とアーティストたちによるコメントを紹介しよう。

15人のアーティストが描き出した未来の山手線駅エリア・後半戦

auとのコラボに参加している30人のアーティストのなかから、新大久保駅から有楽町駅までを担当した15人を紹介。それぞれの作品と、どのように制作したのかを山手線内回り順に見てみよう。

新大久保駅/巽さん「アイシャドウパレットみたいな未来」

巽さんの新大久保駅イラスト

巽さんはTwitterを中心に活動し、ボカロPのMV用イラストの制作なども行っている。「アイシャドウパレットみたいに『さまざまなものが共存し、溢れている未来』をイメージして新大久保駅の街を描きました」(巽さん)
https://twitter.com/_kotot_

●今回の作品の制作について

自身も「よく行く街なので描くことができてうれしい」という巽さん。

巽さんの制作中イラスト

左画像は、新大久保の街の描き込み。「音楽・コスメ・グルメ・雑貨店などのお店があり、色々な国の多様な情報が溢れていて、いつも活気がある、そんな雰囲気で描きました」。右画像は、人物の塗り作業。ここにも新大久保の街から感じ取れる「さまざまな質感」が生かされているという。

新宿駅/さくしゃ2さん「新宿の未来は自然で荒削りで、複雑ではない」

さくしゃ2さんの新宿駅イラスト

さくしゃ2さんは東洋史を専攻し、和とストリートファッションの折衷をテーマに創作活動を展開。ライトノベルやソーシャルゲーム、VTuberなどさまざまなキャラクターデザインのほか、グッズやアパレルのデザインも行う。「このイラストにおいて未来は『自然的で、荒削りで、複雑なものではない』ものとして描きました」(さくしゃ2さん)
https://twitter.com/sakusya2honda

●今回の作品の制作について

新宿駅についての概要を調べ、エリアの人口・要所・利用者などを調べ、似たコンテンツがないかを確認し、イラストに落とし込める要素を探してから、実際に街を散歩。脳内でデザインを構築してラフを描く作業まで行ったという。

さくしゃ2さんの制作工程

最初に手を動かして描いたのが左の画像。「今回は制作時間が短かったため、そうした作業になりました。左の大ラフをもとに描いたのが右の線画になります」

さくしゃ2さんの制作工程

線画をもとに着色する工程。キャラの配色や表情、ポーズなどは描きながら修正していくケースもあるが「今回は脳内で修正しながら進めました」。線画で描かれたキャラとはポーズも表情も変わっている。

さくしゃ2さんの制作工程

影塗りの工程。左右で影の濃さが違う。また、この段階で表情が決定。「影は背景によって決めます。特に背景に指定がない場合は、私のその日の好みで決めます。顔は最後まで決まらないことが多いので、この段階で決まったのは早かったですね」

さくしゃ2さんの制作工程

そしてキャラの完成。すべての工程で左に大ラフで描いた画像が置かれている。「これはキャラの色形、デザインを忘れないようにするためです。完成形と比べると、デザインが洗練されていません。未来的で都会的な新宿駅にふさわしいように無駄な部分をそぎ落としました」

代々木駅/ア〜ミ〜さん「自然に侵食され、共存する未来のオフィス街」

ア〜ミ〜さんの代々木駅イラスト

人物と、リボン、ハート、星などのモチーフを平面的に構成した画風が持ち味のア~ミ~さん。オリジナルグッズの展開や、グループ展などにも多数参加し、精力的に活動している。「オフィス街でありながら都会の自然を満喫できる、そんな代々木がもっと緑に侵食されている未来です」(ア〜ミ〜さん)
https://twitter.com/comcomblue

●今回の作品の制作について

ア〜ミ〜さんは、未来の代々木を「都会の中の開放的な森のような場所」とイメージして描いた。リサーチしてつかんだイメージから「“代々木駅さん”はお仕事と学ぶことが大好きなキャラクター」という設定にした。

ア~ミ~さんの制作工程

ラフ(左)から線画(中)を起こし、着彩する場所ごとにベースとなる色で色分け(右)。「普段あまり描かない奥行きのある背景を描くこと、まとめることに苦労しました」

ア~ミ~さんの制作工程

いずれも着彩の工程だが、絵のバランスやデザインも微妙に変化。キャラの左側のお下げが上下に移動し、一緒に歩く犬の顔や位置も変わっている。背景のオレンジのモチーフや小鳥も追加。さらに描き込んで完成へ。「試行錯誤の過程がとても勉強になりました」。

原宿駅/HOHOEMIさん「今よりもっと楽しめる未来のテーマパーク」

HOHOEMIさんの原宿駅イラスト

レトロポップなイラストで、紙媒体、アパレルなどとのコラボのほか、さまざまな企画展など幅広く活動しているHOHOEMIさん。「多くの人が遊びに行く原宿が、さらに楽しんでもらえる場所になるようテーマパークのような未来を想像しました」(HOHOEMIさん)
https://twitter.com/hohoemichan25

●今回の作品の制作について

原宿をリサーチして、キャラクターショップなどのいわゆる“かわいいもの”がいっぱいあることを認識したHOHOEMIさん。それで絵を彩ろうと考えた。

HOHOEMIさんの制作工程

まずキャラクターをデザインし、作品全体のイメージをつかむための画面の構成を考える。左がデザイン、その人物を配置して文字を入れ、仕上がりをイメージしたのが右の絵だ。

HOHOEMIさんの制作工程

カラーラフは使いたい色の 面積比を考えて配置していくそう。「リサーチで、友人にクマの乗ったケーキのお店に連れて行ってもらったので、クマのゲートは描こうと決めました。服装については、50〜80年代のファッションが好きで普段から資料をよく見ているので、そこからイメージしたのと、未来ということで宇宙飛行士のヘルメットやもこもこ感を取り入れました」

HOHOEMIさんの制作工程

線で輪郭を取って描くのはラフの段階まで。清書に入ると色塗りで絵を構成していき、その後、陰影をつける。そして特徴的なのが仕上げだ。「最終的にはシルクスクリーンの版を作る時と同じ方法で製作しています。ハーフトーンを網点に変換しているので、何重に重ねることで色のベタ面が退屈に見えないようにしています。あと、柄やパターンを描くことが好きなのでポイントとしてあまり目立たないところに入れることで、長く見られる画面作りを意識しています」

渋谷駅/ともわかさん「未来もやっぱり『オシャレな若者の街』」

ともわかさんの渋谷駅イラスト

シンガー・yamaさんのキービジュアル・MVイラストやSnowMan公式アバターデザインのほか、アパレルブランドとのコラボ、お菓子のパッケージイラストなど幅広く活動中のともわかさん。「渋谷は『オシャレな若者の街』というイメージが強いため、それをもとに、賑やかで遊び心のある街並みを意識して描きました」(ともわかさん)
https://twitter.com/a0PH

●今回の作品の制作について

「長く続くコロナ禍で気分が沈みがちななか少しでも明るい気持ちになってもらいたい」という望みを絵に込めたともわかさん。

ともわかさんの制作工程

こちらが最初に描くラフ。上に掲載している完成画と比べてもほぼ遜色のない細かさだ。「趣味で描く絵では自分がわかればいいくらいのラフで終わりますが、仕事上では完成イメージを共有しなければならないので、完成に近い形まで描きこみます」

ともわかさんの制作工程

「ラフを下地に線画を描き起こしている段階です。イラストを描く全工程の中でここがいちばん好きです。ラフからはほぼ変わっていませんが、キャラの靴を修正しています」

ともわかさんの制作工程

そして色分けの工程。線画の「線」で区切った各パートをそれぞれの色で塗り絵的に塗り分ける作業だ。「ラフで着彩はしていますが、ここでは全体の色のバランスを見ながら入れていきます」

alt/ともわかさんの制作工程

キャラクターと背景を描き込んでいき、陰影を加える作業。「今回はキャラクターから先に仕上げました。キャラクターが前に来る構図のため、先にその位置を決め、背景の見せたい小物などの配置を確認しながら制作できるようにするためです」

恵比寿駅/APO+さん「未来は思い描き方次第で変わる」

APO+さんの恵比寿駅イラスト

APO+さんが制作するピクセルアートは、「ドット絵」とも呼ばれ、昔のコンピュータゲームなどで使われていた低解像度なグラフィックだ。MVや広告などのほか、ピクセルアート制作チームで技術書を手がけたりもしている。「思い描き方次第で自由に変わる、期待と少しの不安が混じった未来をコンセプトにしました」(APO+さん)
https://twitter.com/apostrophe_dot

●今回の作品の制作について

かつて近所に住んだこともあり、恵比寿には親しみがあるというAPO+さん。

APO+さんの作品の制作工程

その制作の仕方は非常に手の込んだものだ。まず3Dツールで描く世界のモデルを作成。そのモデル内で絵として切り取る場所や画角、ライティングを決める(左)。次にペインティングツールを使って、キャラや背景の要素をスケッチ(右)。

APO+さんの作品の制作工程

ここから「ドット絵」を描く。ドットで3DCGの背景の輪郭をなぞり、キャラを清書する(左)。そして、着彩(右)。光のバランスを整えて完成だ。「ドット絵は画面の大きさや色数、さまざまなモノを制限しつつ描かれることが多く、見た人が想像を膨らませることでより深い印象になるところが面白いと感じています」

目黒駅/ぬくぬくにぎりめしさん「歴史や伝統と未来のいいとこどり」

ぬくぬくにぎりめしさんの目黒駅イラスト

かわいい要素だけでなく、「寂しい」「冷たい」といった感情を絵に盛り込み、「かなしい女の子を描くのが好き」というぬくぬくにぎりめしさん。ボカロPの動画イラストやアニメ、雑貨屋さんとのコラボグッズなどで作品を展開中。「もともとある歴史や伝統と未来の融合形がテーマです」(ぬくぬくにぎりめしさん)
https://twitter.com/NKNK_NGRMS

●今回の作品の制作について

普段目黒駅にはあまり立ち寄らないというぬくぬくにぎりめしさん。駅周辺を散策し、テーマを決めたという。

目黒駅の制作工程
目黒駅の制作工程

上の画像は、イラストの制作環境。キャラクターの線画を描き終えた状態。左下は着彩をしたとき一体感が出るよう全体をベースカラーで塗ったところ。そしてそれぞれのパートを色分けして塗ったのが右下。髪や衣装に模様を入れ、ディテールを調整すればキャラは完成する。

五反田駅/ohutonさん「科学の発展した明るい五反田の未来」

ohutonさんの五反田駅イラスト

ohutonさんがこだわるのは構図とペンのスピード、震え方。自分だけにしか描けない線を意識して制作を続けている。Twitterでの作品発表のほか、さまざまなグループ展や「COMITIA」にも参加。「夜の明るさで未来の科学の大きさが測れるのかもしれないと、五反田の夜を明るく描きました」(ohutonさん)
https://twitter.com/nyr50ml

●今回の作品の制作について

五反田はビジネス街だけれど、未来には今よりもっと自由なファッションやビジュアルで仕事をすることができるのではないか、と考えたohutonさん。

ohutonさんの制作工程

こちらがラフの段階。さまざまな図形や意匠の組み合わせで構成された背景に、同様のテイストでキャラクターが描かれる。「良い背景のアイデアがなかなか決まらず苦労しました。白紙に意味のない曲線や図形を描きながら、それらから何か連想できないか考える時間が長かったですね」

ohutonさんの制作工程

背景とキャラクターの線画。背景をアップで見ると、線画の段階でも、ohutonさんの描く線は微妙に震えているのがわかる。「未来感を夜と明かりによって表現しようと決めて、ラフ、線画、色と進みました」

ohutonさんの制作工程

こちらは着彩の段階。背景は夜なのだが、明るくて色とりどり。「このテーマが決まってからはすらすらと簡単な試行錯誤で仕上げることができました」

大崎駅/あきさん「未来を待ち遠しく感じてほしい」

あきさんの大崎駅イラスト

あきさんは、ゲームや広告、CDジャケット、書籍の装画などで幅広く活動している。西洋絵画のような柔らかいタッチで光の繊細な描写と女性の表情を描くのが得意だ。「未来への希望や待ち遠しさを感じてほしいという気持ちで制作しました。不安が渦巻く日常の中に、イラストで少しでも前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです」(あきさん)
https://twitter.com/Aki_a0623

●今回の作品の制作について

大崎駅前でクラフトマーケットに出合い、人と人のつながりを大切にする駅だと感じたあきさん。テクノロジーがまた新たなつながりを生み出すイメージで今作を制作した。

あきさんの制作工程

左端が最初のカラーラフです。そこから背景を夜景にし、建物に彩度の高い光源を追加した。「光源の追加と、もうひとつ人物が手元でディスプレイを操作するポーズに変えたのは未来感を演出するためです。髪色と靴の色も変えてるんですが、これは演出というより見え方。茶髪にしたのは髪が背景と馴染みすぎていたから。靴は服とのコーディネートでクリーム色にしました」

あきさんの制作工程

背景は写真を取り込んで加工する「フォトバッシュ」という手法を使っている。左上が実際の大崎駅前の写真。「自分で撮った写真から建物をくりぬいて配置しました。フォトバッシュだとより細密に画面をつくって、リアルな雰囲気を伝えられるんです。写真の画面を暗く加工し、手作業で光などを描き込みました。鮮やかな色や、青緑などの寒色系を加えると、より未来の雰囲気が出ると思います」

品川駅/najucoさん「品川にはもうすでに未来がきている」

najucoさんの品川駅イラスト

najucoさんは、レトロっぽさと近未来感が同居する世界を特徴的な色使いで描く。楽曲のアートワークやアパレルのイラストデザイン、書籍のカバーアートまで多岐にわたって活動している。「品川駅周辺に遊びに行くと、すでに私が想像する未来のイメージでした。そこを生かしながら描かせていただきました」(najucoさん)
https://twitter.com/naju0517

●今回の作品の制作について

「未来」というワードから青と黄緑のイメージを感じ取ったnajucoさん、それらの色を用いつつ発展だけでなくワクワク感も盛り込んで作品を制作した。

najucoさんの制作工程

左は、作品にどんなキャラクターを描くかということを決めるためのラフ。未来のイメージとなった青と黄緑のカラーで彩られている。そしてポーズや構図も含めたラフ。この時点で頭部のリボン状のパーツは黄緑からオレンジへ。右段は線画。完成版の躍動感が加わっている。

高輪ゲートウェイ駅/モブノーマルさん「和のイメージと先端技術が融合する未来」

モブノーマルさんの高輪ゲートウェイ駅イラスト

現実なのだけれど、現実とはなにか違う不思議な世界観。モブノーマルさんの作品発表の場はおもにSNS。MVについてはキャラクターデザインも行うが、自身の絵を自ら動かしてアニメ化する作業にも携わる。ほかにもバラエティショップとのコラボグッズなども展開中。「日本の和のイメージと最先端技術が融合する未来をコンセプトに高輪ゲートウェイ駅を描きました」(モブノーマルさん)
https://twitter.com/mobunormal_

●今回の作品の制作について

山手線最新駅に盛り込まれたテクノロジーと和のデザインのギャップの魅力を絵にしたモブノーマルさん。

モブノーマルさんの制作工程

左から、ラフ、線画、着彩。こうした実際の作業に至るまでにとにかく時間をかけた。「まずは雰囲気を掴むため、実際に駅に行ってあたりを歩き、写真に残したり、イメージをメモしたりしました。次にそれらを元に大まかにコンセプトを決めてから、駅や高輪の歴史について調べます。それで“未来的で和の雰囲気”というテーマが浮かんで、どう演出するか悩んだんですが、さらにリサーチして高輪の錦絵や浮世絵を見つけたとき、絵の方向性が一気に決まっていきました」

田町駅/Kaminさん「ノスタルジーを兼ね備えた近未来化」

Kaminさんの田町駅イラスト

東京藝術大学デザイン科に在学しながら、イラストレーター/デザイナーとして活動するKaminさん。国内外を問わず、企業やアパレルとのコラボレーション、CDジャケットなどで作品と出合うことができる。「田町は下町情緒がありながらも都会的な雰囲気を持つ街。その佇まいを残したまま未来化するイメージで描きました」(Kaminさん)
https://twitter.com/minillustration

●今回の作品の制作について

社会人と学生で賑わう田町に触れて、Kaminさんは通信技術のさらなる進化を想像しながら作業に入った。

Kaminさんの制作環境

絵を描くのはタブレットで。制作途中の絵を定期的にスマホに送って確認するという。「同じ環境で同じ画面ばかり見て作業をしていると、目が慣れてしまい“絵の狂い”に気づきにくくなるのを防ぐためです」

Kaminさんの制作工程

こちらはキャラのラフ。学生服とスーツをシンメトリーに配置したようなモチーフで衣装をデザイン。「学生も社会人もいるイメージを伝えたくてまず正面の絵を描いたのですが、背景と合成すると画面が寂しく見えたので、浮いてるパターンも制作。こっちのほうが世界観に馴染んでしっくりきました」

Kaminさんの制作工程

上段2枚は背景ラフとキャラのラフ。下段が清書にはいった段階。ラフもカラーでしっかり描く。清書においては背景にもキャラにも調整の手が入っている。「ラフで成立していたのに清書で違和感が生じるケースが多いので、印象のズレを防ぐためにカラーラフを作っています。清書では、背景をより未来感を出す方向に、キャラの等身とポーズを、頭部に目線を持って行くことを意識して変えました」

浜松町駅/8月96日さん「クジラ型の船が宙を舞うノスタルジックな未来」

8月96日さんの浜松町駅イラスト

8月96日さんは、おいしい食べ物と植物を描くのが大好き。VTuberのボイスイラストやクレーンゲームのプライズなども手がけ、独自の世界観を拡散中だ。「街の上空を鯨の浮遊船が泳ぐ、ほのかにSFノスタルジックな未来をコンセプトにしました」(8月96日さん)
https://twitter.com/Fatalbug896

●今回の作品の制作について

8月96日さんは浜松町を、実は隠れたグルメ街と認識。異世界感あふれる背景にちらほらと飲食店の看板が目立つ街並みを描いた。

キャラの完成形はRPGの登場人物のようだが、ムービーの最初のほうにはスーツの人物も登場。試行錯誤の跡が見て取れる。「最初から決めていたのはキャラに食べ物を持たせることと、海らしい装飾。かつて浜松町は海だったんです。デザインは描きながら決めていきました。ただキャラだけでなく、時折背景も交えながら並行して進めていきます。その方が飽きずに長時間取り組めるので」

新橋駅/キタさん「SLが空を飛ぶ未来の新橋」

キタさんの新橋駅イラスト

学生時代からSNSなどでオリジナル作品を中心に投稿してきたキタさん。学校生活のふとした日常を切り取る作品を中心に発表し、なにげない「キュン」な描写がフォロワーの心を捉えている。「今回の新橋駅は、『空間を自由に行き来でき、高度な映像表現によって彩られた未来』をイメージして描きました」(キタさん)
https://twitter.com/12_graka

●今回の作品の制作について

新橋駅周辺の歴史や文化をみっちり下調べすることから制作に取りかかったというキタさん。

キタさんの制作工程

こちらはキャラを描く工程だが、下調べの後、モチーフとして組み込めそうなキーワードをまず書き出すという。SL、レンガ造りのアーチ、行き交うビジネスマンたち。「初めはSLの歴史にちなんで駅員さんをイメージして帽子なども描いていました。その後、働く人たちをテーマにしようとスーツをコンセプトにし、常識にとらわれない表現が許容される社会を想像してドレスと融合させたようなデザインにしました」

キタさんの制作工程

こちらは背景のラフ兼下描きから完成図。アーチと樹木の向こうに空飛ぶSLとドローンやビル群を仰ぎ見る構図。「5Gの実現によってデータ通信の高速化・大容量化が普通になり、肉眼でのARやホログラム表現、ドローンや空飛ぶ車などの制御が可能になる様子を描きたかったんです」

有楽町駅/Neyさん「みんなが自分の人生を自由に生きられる未来」

Neyさんの有楽町イラスト

自然や動物、食べ物、少年、夜景などを描くのが大好きなNeyさん。SNSを中心に作品を発表し、文芸誌の装画や楽曲イラスト、グッズ展開なども幅広く行っている。「有楽町には、一人ひとりが好きな服を着て好きな音楽を聴いて行きたいところに行けて限りある人生を自由に生きられる未来を感じました」(Neyさん)
https://twitter.com/cognacbear

●今回の作品の制作について

劇場やレストラン、デパートまで多くの商業施設が建ち並ぶこの街を、Neyさんは「無数の人生とともにある素敵な場所」と形容した。

Neyさんの制作工程

だがイラストのモチーフになる要素が多い分、何をどう選ぶかに苦労したという。「ただ、『有楽町』と聞いてまず初めに浮かんだものが夜景とラジオでしたので、やはりその要素は必ず入れようと思いました。そこに劇場から受けるクラシックな印象も加えたいと思い、今回の絵のイメージを固めました」

未来の山手線駅エリアがつながった!次になにが待ち受けるのか

11月の1カ月間にわたってアーティストたちが発信してきた「未来の山手線駅エリア」。異世界風・SF・メルヘンタッチな世界観に、ドット絵・シルクスクリーン・油彩風……イメージも表現方法も多種多様なアートで、とうとう1周完了。アーティストたちとauはすべての駅をつなぐことができた。

今回の15駅エリア以前も、バラエティーに富んだ作品たちがそろっているので、ぜひTIME&SPACEの記事や特設サイトで確認してみてほしい。

2021年6月より山手線各駅のエリアでは5Gサービスがつながるようになり、今回はアートでもつながった。つながることで、安心するし、ワクワクするし、アイデアが生まれる。そしてつながることが、未来につながる。だから、auはつなぎ続けていく。これからも「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」は続く。

文:TIME&SPACE編集部

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