2021/11/16
山手線をアートでつなぐぞ!30人のアーティストが描く未来の山手線駅エリアとは
「#山手線をアートでつなぐぞ」というハッシュタグで、「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」ロゴとともに未来の山手線の駅エリアが描かれた投稿がTwitterではじまっていることをご存じだろうか。
こちらがそのひとつ。11月1日のちょん*さんというアーティストによるツイートで、東京駅をイメージしたアートが投稿されている。
\ #ずっともっとつなぐぞau /
— ちょん*???? (@xx_Chon_xx) November 1, 2021
とのコラボにて未来の山手線の駅【 東京 】
を描かせていただいております????????????
お次は@supica00さんの【神田】!
????特設サイトはこちらです▼https://t.co/InaJdQLycE pic.twitter.com/LozGD7sWgy
そして、11月2日にはすぴかさんが描く神田駅。
#ずっともっとつなぐぞau
— すぴか????画集Amazon販売開始 (@supica00) November 2, 2021
????au × 山手線30駅????のコラボ企画で【神田駅】を描かせて頂きました????❤️????????
次はひがしのさんの【秋葉原駅】です✨(@higasino_gohan )
特設サイトも是非ご覧ください????????
https://t.co/uC1CDeJvuu pic.twitter.com/uRXA8AFDw2
すぴかさんのツイートには、次はひがしのさんの描く秋葉原駅が投稿されると記されている。
これは、「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」と30人のアーティスト、そして山手線30駅エリアのコラボ。山手線各駅のエリアで使える5Gサービスの可能性と未来を表現したアートを、30人のアーティストたちがひと駅ずつ制作し、いま「#山手線をアートでつなぐぞ」というタグとともに、リレー形式でTwitterに発表しているのだ。
11月1日に東京駅からはじまったツイートのリレーは、現時点(2021年11月15日)で高田馬場駅まで到達している。そして、アーティストたちからツイートされたアートをすべて見られる特設サイトも開設。
この記事では、どんなアーティストたちが参加し、どのように未来の山手線を描いているのかをお伝えしよう。
15人のアーティストが描き出した未来の山手線駅エリア
「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」とのコラボに参加している30人のアーティスト中15人について紹介する。それぞれの作品と、どんなふうに制作したのかを東京駅から山手線内回り順に見てみよう。
東京駅/ちょん*さん「未来にも残ってほしいあの赤レンガ」
ちょん*さんは、ポップカルチャーを盛り込んで、さわやかな色彩で描く少女キャラが特徴。CDジャケットイラストやキャラクターデザインを中心に活動中で、ミュージシャンの楽曲ビジュアルやVTuberのデザインなどでもかわいいキャラが躍動している。「素敵な赤レンガの外観が大好きです。遠い未来になってもその面影が残っていたらいいですね」(ちょん*さん)
https://twitter.com/xx_Chon_xx
●今回の作品の制作について
未来の山手線駅エリアを描くというテーマだが「背景を描くのは初挑戦だった」というちょん*さん。
「普段は背景を描く機会がないので自分にとっては大きな挑戦でした。何度も悩み、未熟なりに描き直していました!歴史を感じる東京駅の外観が素敵なので、遠い未来でも面影は残したいなと感じてキャラクターにも取り入れています」
神田駅/すぴかさん「明るい未来を明るい配色で」
すぴかさんは童話の世界が大好きで、子どもから大人まで親しめるかわいく柔らかいタッチの作品が人気を集めている。イラスト講座やキャラクターデザインでも活躍中。「この神田駅アートは、明るい未来をわかりやすく明るい配色で取りまとめました」(すぴかさん)
https://twitter.com/supica00
●今回の作品の制作について
「イラストを見てくださる方に優しさや暖かさが伝わったらいいなぁという気持ちで描きました」というすぴかさん。あたたかな色合いと柔らかな筆致が見る者をほっこりさせてくれる。
秋葉原駅/ひがしのさん「コンセプトは現実とバーチャルの融合」
暗く淡い色彩と繊細なタッチが特徴のひがしのさん。SNSを中心に活躍しながら、イラスト講座での指導や、イラストコンクールの審査員などもつとめる。「未来の秋葉原では現実とバーチャルとのつながりが今後一層強くなっていくことをイメージしました」(ひがしのさん)
https://twitter.com/higasino_gohan
●今回の作品の制作について
今回のキャラは、「バーチャル世界の猫耳メイドさんをイメージしました!」とのこと。こちらがそのキャラ制作の動画。
「最初につくる、作品全体のイメージを司るカラーラフがうまくいったので、それを崩さないように心がけて線画を仕上げました。イラストの肝となるのは、キャラの顔まわりなので、作業はそこから進めます。カラーラフと同じ色を使って、はみ出しなどを修正しながらきれいに着彩し、全体のバランスを見ながら調整、制作しました」
「背景は手描き風のニュアンスを出そうとラフスケッチを描いて進めました。ですが、キャラの雰囲気と合わなかったので、遠近感を出すパース線をつくり、建物や看板を配置するデジタルっぽい描き方に変えました。デザインを決めるのが大変でしたが、現実のアキバの風景を元にバーチャル世界っぽい電光掲示板のようなオブジェクトを追加して、近未来都市のイメージを強調しています」
御徒町/ronohさん「レトロでディープで下町っぽい未来の街」
ronoh(ろの)さんはポップでキュートな世界観が人気。背景を描くのが好きで、着彩で色味に統一感を出すのが得意。SNSなどを中心に活動し、アーティストのMVへのイラスト提供やオリジナルグッズも展開している。「レトロでディープで下町っぽい御徒町の雰囲気に、ワクワクするような近未来感が共存している街として描きました」(ronohさん)
https://twitter.com/rrnyrmy
●今回の作品の制作について
アングルと構図と色合い、全体のバランスを重視して描いたというronohさん。
「最初にアングルや構図を探りながら、人物のラフと背景のラフを並行して描き、大まかにラフが描けたら、完成図が想像しやすいように、人物と背景に色を置いて全体的な雰囲気を決めました。
そこで線や色味の方向性を決めたら、まず人物の線画を描き、次に背景を、着彩は全体のバランスを見ながら人物と背景を並行して行い、最後に色味調整や修正を行って今回の絵は完成しました」
上野駅/OKさん「未来に向かって進化しながらどこか懐かしい街」
ストリート感あふれる作風が魅力のOKさん。作品に描いた人物が着用している洋服を商品化するなど、ヒネリの効いたグッズ展開も行っている。「『未来に向かって進化しつつ、懐かしい空気も流れる街』というコンセプトで上野を描きました」(OKさん)
https://twitter.com/bil_li_on
●今回の作品の制作について
絵を描く前に、資料集めや未来を想像する上で参考になりそうな映画や漫画を見るところからスタートしたというOKさん。
左は人物ラフ。これを背景ラフと重ね合わせたのが中央。さらに人物を線画にして背景ラフと重ね合わせたのが右。
人物の足下にトタン屋根の建物を描き、駅舎の向きを変更。そして背景を描き込む。完成図では人物に隠れて見えないところまで細かく描かれていることがわかる。「背景の構図決めと描き込みには苦労しました」
雲の輪郭もデザインし、筆のタッチを活かして塗る。
「人物を描くのが好きです。少し影があって悪めのかっこいい絵を描きたいです」
鶯谷駅/みずの紘さん「かわいい名前の混沌な駅の未来を」
ウェブを中心にこつこつとマイペースに作品を発表しているみずの紘さん。街をカラフルに描くのが大好きだとか。「かわいい名前だな〜と思っていたのですが、実際には混沌としていた鶯谷の街の未来の日常風景を描きました」(みずの紘さん)
https://mobile.twitter.com/orih__hiro
●今回の作品の制作について
みずの紘さんは、「未来の街という少し遠いイメージに親しみを感じてもらいたい」とセーラー服のキャラを選択。
こちらは実際の制作環境だが、上の画像の手前にあるのが、手描きのラフ。
ここからはデジタル。「ざっくりラフをPCに取り込んで左の線ラフと右の色ラフをつくりました。今回はauさんときちんとイメージを共有したかったので、ラフの段階で着彩まで進めました。完成形がある程度決まっているほうが途中で迷わずに済むので、ラフでここまで描きました(笑)」。
イメージが確定したら本番に着手。「左は線画。どこでも描けるのでiPadを重宝してます。それをPCで着彩すれば完成です。未来の山手線では、高いところを飛ぶ電車に乗ってみたいな」
日暮里駅/matumotさん「猫の街の未来はもっと猫まみれの街に」
洋服のデザインに凝り、強そうな女の子を好んで描くというmatumotさん。人間味のある絵をつねに目指している。キャラにまとわりついているのは猫。「こんなにも猫と距離が近い街ならいつかの未来には日暮里がたくさんの猫で溢れるのも面白いなと思いたくさん猫を描きました」(matumotさん)
https://twitter.com/matumot12
●今回の作品の制作について
現地にロケハンに行ったというmatumotさん。「キャラの服にはトルコランプ屋で実際買った大きな布の柄をモチーフに取り入れてみた」のだそう。
制作の過程はすべてデジタルで、左から構図ラフ、色ラフ、最終ラフ。「構図ラフはキャラ、背景の建物、通りなどのオブジェクトごとに塗り分けています。地域の名所『夕やけだんだん』のイメージで描きたくてこの3色を選びました。次に色ラフでだいたいの配色を決め、最終ラフではさらに描き込む。今回は構図を最初に決めてあとは色で悩み続けた感じです」
ラフで完成形のイメージが見えたら清書作業に入る。左がキャラ線画、中央が完成直前の状態。そして右が完成図。「今回は清書時点で背景をかなり詰めていきました」
西日暮里駅/doccoさん「街が変わっても猫と夕日は変わらないで」
芸人さんやアイドルのオフィシャル仕事で、LINEスタンプや雑誌連載のイラストなどを数多く手がけるdoccoさん。グラフィックデザイナー出身のため、少ない要素で的確に情報を伝え、どこにあっても調和するイラストを心がける。「どんなに街の形が変わっても街を照らす夕日や、谷中に暮らす地域猫は変わらないでいて欲しいと思います」(doccoさん)
https://twitter.com/doccoina
●今回の作品の制作について
少年が抱きかかえているのは、この街の名所「夕やけだんだん」にいる猫。
こちらがラフ画。この時点でかなり描き込まれている。そして目立つのは背景のふたつの大きな階段。「西日暮里で特に有名な『夕やけだんだん』です。作品では実際より階段を多く誇張して『夕やけだんだんだんだん』にしました(笑)。これをよく見えるようにしたくて、このレイアウトにしました」
キャラクターと背景、それぞれに清書していく過程がこちら。細かい部分だが、猫を抱く両手がより内側に寄っている。「だって、猫は誰でもギュッと抱きたくなるものですよね(笑)。実は、少年のキャラは元々は谷中に住んでいた猫が人間の学生になったという密かな設定なんです。だから猫を大事そうに抱えてるんです」
田端駅/たけもとあかるさん「未来も文化的で住みやすい街」
美大で日本画を専攻したたけもとあかるさんは、SNSや書籍などで活動中。画づくりで心がけているのは、淡々としたなかにも少し柔らかい部分を感じさせること。「どんな未来が訪れたとしても、その土地で育まれた商店街や下町、そこで暮らす人々のあたたかさは確かに生き続けると思います」(たけもとあかるさん)
https://twitter.com/0akaru
●今回の作品の制作について
「人物や動植物、線や紋様を描くのが好き」というたけもとあかるさん。その作風がふんだんに表現された、田端駅アートの制作工程を動画で見てみよう。
背景で最初に描くのは、ガードレール。キャラに接する部分なので、ここから描き、背景を広げていく。着彩して完成させる際に心がけたのは「線が多いぶん、シンプルに塗るということでした」
たけもとあかるさんによると、このひん曲がったガードレールはまさに日本の日常風景。
「未来の日常は現在の日常と地続きなので、過去現在と共存する形で様々な新しいものが生まれていくのではと思います」
駒込駅/EVILVITさん「ロボットが未来の駒込駅を取り仕切る」
EVILVIT(えびるびっと)さんが得意とするのは、近未来や空想世界、SF的なテイスト。重厚で緻密なイラストだけでなく、ゲームグラフィック、モデリング、2D/3Dのデザインなども手がける。「昔ながらの風景が残るなか、駅の周りが超近代化しているという発想で未来の駒込駅を描きました」(EVILVITさん)
https://twitter.com/evilvit
●今回の作品の制作について
どうすれば絵を見た人が振り返ってくれるかを考え、魅力的なキャラクターのシルエットを生み出すことに苦心したというEVILVITさん。
大まかに構造を色で表現しただけの背景(左)から、緻密さが増していき、駅名とプラットフォームが出現する(右)。
そして無人化された駅の運営や修繕を行うロボットとドローンのコンビが描かれる。
「まずは大まかなコンセプトを考えます。どんな媒体で使われるのか、見る人の層、どんな構図が目を引くかなど。そして絵の具体的なコンセプト、最後にストーリーを考えてから着手します。ストーリーを考えることでモチーフのシルエットに必然性が生まれるんです」
巣鴨駅/てふてふさん「みんな笑っておいしいものを食べる未来」
てふてふさんは専門学校でデザインを学ぶアーティスト。好きな絵は、デジタルではちょっとしたネタがさりげなく含まれたポップな作品、アナログでは「知らない惑星に数人だけ取り残されてしまったような静かな絵」だとか。「今回はステレオタイプな未来像ではなくて、人もちょうちんもお地蔵さんも、みんなが笑っておいしいものを食べられる未来をイメージして巣鴨を描きました」(てふてふさん)
https://twitter.com/thk_41
●今回の作品の制作について
「描き込みがしやすくて独特のにじみが出るから手描きが好き」というてふてふさん。今回も、下描きは基本手描きで行った。
「まずコピー用紙にいくつか小さな構図案を描き、しっくりきたものを下描きに進めます。下描きはシャーペンで。その後、太さの異なるコピックで線画を描きます」
そしてスキャン。「今回は初めからレトロな雰囲気にしようという道筋を立てていたので、キャラと背景をスキャンした後に、最背面に黄みがかった色のレイヤーを用意してレトロ感を演出しました」
そして着彩。そのこだわりは「なるべく少ない色数で揃える」ということ。「シンプルなベタ塗りのなかにアクセントとしてグラデーションで着色するパーツを配置し、単調な画面になりすぎないよう意識しています」
大塚駅/堅貝さん「情報通信技術で彩られた生活感ある街」
筆で描くタッチを生かした画風が特徴の堅貝さん。とくに得意としているのは風景描写。イラストはもちろん、アニメーション作家としても活動中。「今回は、静かで生活に密着した大塚の街に、情報通信技術の発展を、ホログラムの看板や標識を散りばめて表現しました」(堅貝さん)
https://twitter.com/ktkaaai
●今回の作品の制作について
アナログでの絵画制作の経験豊富な堅貝さんは、独自のデジタル表現の実現を目指している。鉛筆やパステル、水彩・油絵具など複数の素材感を画面で同居させるのが得意だ。
制作のスタートは、考え付いた構図やアイデアをノートに描きためるところから。それ以降はデジタルでの制作を行っている。
構図の検討もモニター上で。最初は何パターンも構図を描き出す。
「ロケハンで撮影した写真を見ながら検討しましたが、今回はキャラと街のどちらにもスポットを当てる必要があることを考慮して、第一印象で状況が明確に判別しやすいよう、人物を中心に配置するシンプルな構図に決定しました。
下描き/清書という明確な区別はないという。「作品に対する視野を広く持つために、作業工程を区別することなく、この段階では細部を詰めないようにしています」
画面全体の印象を検討するため着彩してみたのが左。それをもとに完成したのが右の作品だ。
池袋駅/おくさん「未来とは簡単に言葉で表せない多様で柔軟なもの」
おくさんの作品には日本の甲冑や古物といったモチーフが多く描かれ、日本文化を踏まえた独自の世界観を生み出している。「未来とは、一言二言で表せることなく、一義に囚われず多種多様で柔軟な可能性を秘めたもの。そんな考えに基づいて描きました」(おくさん)
https://twitter.com/2964_KO
●今回の作品の制作について
おくさんが描くのは、甲冑をまとい、鷹狩りをする男。事前の下調べを徹底して、池袋の歴史や行事なども知識として踏まえてから制作に入った。
「いま眼の前にあるものすべては、いきなり無から短期的に自然発生したものでなく、現在の姿に至るまでの長い経緯と繋がりがあるということを強く捉える癖が個人的にあります。今回の作品も例外ではないんですが、歴史的モチーフやその雰囲気を多く取り入れると『未来』というコンセプトとは別方向の印象になってしまうので、調べたことは“そこはかとなく"取り入れました」
最初に作るのがラフ(左)。着彩まで行い、全体のイメージを明らかにしたら、清書に入る。線画を作成し(中)、各部の下塗りへと至る(右)。
全体に色が塗れたらその後、陰影をつける(左)。笠や鎧、陣羽織の柄などに明らかに存在感が増す。そして最後に細かい部分を加筆して(中)して完成。
「大きなデッサン狂いや自分の手癖が出過ぎないように気を付けて制作しています。普段描いているモチーフや絵の雰囲気が『未来』とは全くの別方向なので、いわゆる作家性との比重をどのように置くかで終始悩みました」
目白駅/N1さん「お洒落な目白をお洒落なタッチで」
見た人が直感的に気持ちいいと思える色の配置を重視しながら、複雑な構図にこだわった作品作りを行っているN1さんは、ファッションを描くのが大得意。「今回は、学校も緑も多くてお洒落なイメージの目白駅を、お洒落に描くよう心がけました」(N1さん)
https://twitter.com/kwrn00h3
●今回の作品の制作について
背景は、現在の目白駅の実写を取り込んでカスタマイズしている。N1さんは、よき未来のあり方を「街に寄り添った発展」と解釈し、実際の街をベースに描いたという。
こちらが、作品が生み出される過程の動画だ。
服をより魅力的に細かく描写することが大好きというN1さんだが、ディテールだけでなく「全体の視覚的な気持ちの良さ、色の美しさというものを同じくらい大事にしている」のだそう。
「イラストを制作する際は、常にいろんな描写や加工を模索し、より良い仕上がりを目指します。その過程で、たとえばジャケットが光沢のある表現になっていたり……。今回の作品では、ベースすべてにオレンジを敷いていて、そこに厚塗りを重ねていくという工程を経て全体感をつくっています」
その厚塗りの工程や、ベルトの細かな影などがこの動画からも確認できるはずだ。
高田馬場駅/そまぁ〜ずさん「水中都市・反転世界、でもポジティブな未来」
植物と男の子を描くのが好きなイラストレーター。ボカロPの動画イラストや女子中高生に人気のバラエティショップのコラボグッズ展開のほか、ウェブでも活動中。「水中都市・反転世界と予想もしない環境になったとしても人類は生きていけるという未来像をテーマに描いております」(そまぁ〜ずさん)
https://twitter.com/_somaz_
●今回の作品の制作について
今回、ロケハンのために高田馬場に初めて出向いたそまぁ〜ずさん。そこで得た街の雰囲気を活かしながら、未来感を描くのに苦心したという。
その作業工程がこちらの動画だ。
最初は、背景ラフに人物を配置して仕上げていく工程から。ラフから線画に至る段階で、非常に緻密に髪の毛束感が描かれていく様子がわかる。瞳を細かく丁寧に着彩し、毛先には遊びも加えて。人物がおおむね仕上がったところで背景の清書。シンプルな線画を描き、シンプルに塗り分け、最後に水中都市・反転世界のイメージを加えて仕上げに至る。
ワクワクする未来の山手線がつながっていく
以上、11月15日までに発表されている15アーティストを紹介したが、多様なアーティストが参加していることがおわかりいただけたと思う。山手線は全部で30駅。参加したアーティストによるTwitterでのリレー投稿は続いている。高田馬場駅から先がどのように表現されているか、気になる人は、Twitterや特設サイトのほか、au公式Instagramでも毎日更新しているので、チェックしてみてほしい。
そして「TIME&SPACE」でも、残り15駅エリアの作品とアーティストについて、またまとめて紹介する。30駅エリアすべてが「つながった」ときにはどのようなことが起こるのか、ということについてもぜひともお楽しみに!
つながるからこそ安心できるしワクワクできる。これまでになかった新しいアイデアも生まれる。つないでつながり続けた結果、今は未来につながっていく。だから、auはつなぎ続けていく。これからも「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」は続く。
文:TIME&SPACE編集部
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