2020/03/23
au『5G対応スマホ』がついに登場! Xperia、Galaxy、AQUOSなど各モデルを紹介
auの2020春夏モデルが発表された。今回は、第5世代移動通信システム「5G」に対応したスマホ7機種がラインナップ。
5G通信では、従来の4Gと比べ通信速度が飛躍的に向上し、たとえば屋外でのアプリのダウンロードや動画視聴が快適になると期待されている。ダウンロード以外にも、自分で撮影した4Kや8K動画、大容量の写真のアップロードも格段に早くなるので、家族や友人への共有、クラウドへのバックアップなども手軽に行えるようになるだろう。
本記事では、そんな5G対応スマホの注目ポイントを各端末の企画に携わるauのプロダクト担当者に聞いた。
【Xperia 1 II】カメラやゲーム、細かい機能まで、さらに進化しました!
江藤「「Xperiaシリーズの最新フラッグシップとなる『Xperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー)』です。2019年夏モデルのフラッグシップ『Xperia 1』の後継機種にあたり、カメラをはじめ、さまざまな性能がさらに進化しました。
ソニーのデジタル一眼カメラ・α™シリーズの機能を取り込んだトリプルレンズカメラに加え、第4の眼となる『3D iToF(indirect Time-of-Flight)センサー』も搭載。これにより、被写体までの距離を瞬時に測ることができるので、うす暗いシーンでも高速・高精度なAF(オートフォーカス)が可能となりました。レンズメーカーと提携し、3つすべてのレンズにツァイスレンズを採用。これまで以上にクリアで、被写体の細かな質感までを再現した写真の撮影が可能となっています。
このほか、『瞳AF』も強化され、動物の瞳(※1)にも対応しました。これで、動きの速い、予測しづらいペットの表情もしっかり撮影できます。また、世界初(※2)最高20コマ/秒のAF/AE追従高速連写も行えます。
※これらの機能は2020年5月以降のアップデートで対応予定。
※1:全ての動物が対象ではありません。撮影環境などによっては、瞳を検出できない場合があります。
※2:スマートフォンにおいて。2020年2月23日現在、各メーカーからの公式発表に基づく。 ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)調べ。
ゲームがより楽しめる『ゲームエンハンサー』機能もアップデートしました。両手でプレイすると、ゲームコンテンツによっては親指の根元付近がディスプレイに当たってしまうことがありますが、そういった画面の誤タッチを防ぐため、指が触れやすい範囲を無効化する設定が可能です。
そして、ゲームに集中したい人や音楽好きなお客さまからの要望に応えて、3.5mmイヤホンジャックも備えています。このイヤホンジャックの復活は、うれしい人が多いのではないでしょうか。
ユーザービリティという点では、『21:9マルチウィンドウ』機能も進化しました。これまで、アプリの切り替えにはいくつかの操作が必要でしたが、『Xperia 1 II』では上下それぞれの画面を横にスライドするだけで簡単にアプリを切り替えられるため、必要なアプリにすぐにアクセスできるようになっています。こうした技術進化だけでなく、お客さまの使い勝手を考えたアップデートを行っているのもソニーというメーカー、そしてXperiaの特徴だとあらためて感じています。
また、『Xperia 1 II』は、購入特典として『Google Play Points』1,000ポイントとゴールドステータスが無料でもらえるキャンペーンの対象モデルです。ゲーム内アイテムの購入や映画のダウンロードなどに活用してほしいですね」
【Galaxy S20 5G / S20+ 5G】コンパクトながら、カメラや動画機能などハイスペック!
小西「「5G対応スマホでありながら、従来の機種と変わらぬ使い心地のコンパクトさを備えているのが『Galaxy S20 5G』と『Galaxy S20+ 5G』です。
どちらのモデルも、従来のGalaxyシリーズで評価の高いカメラが進化しました。超広角、広角、望遠というトリプルカメラ構成は変わりませんが、望遠が最大30倍のスペースズームに対応。旅行先やスポーツ観戦などで、離れた場所からでも決定的な瞬間を捉えられます。イメージセンサーも前モデル『Galaxy S10/S10+』と比べて大型化されており、ナイトモードもより明るく鮮明な撮影が可能となりました。
なお、『Galaxy S20+』にはトリプルカメラに加えて、深度測位用のToF(Time-of-Flight)カメラも搭載。これまで以上に、背景ぼけや遠近感を活かした撮影を行えます。
『Galaxy S20 5G』『Galaxy S20+ 5G』ともに動画機能も強化され、8Kでの撮影に対応しました。8K動画で撮影したなかから約3,300万画素の高精細な静止画を切り出すこともできます。また、動画の新機能としては『シングルテイク』が追加されています。これは、専用メニューから最大10秒の動画を撮影すると、AIが自動でシーンを抽出し、さまざまなエフェクト加工をした動画や静止画を提案してくれるというもの。自分で編集したり、加工をする手間なく、友人への共有やSNSへのアップができて、とても便利ですよ。
カメラだけではなく、ディスプレイのリフレッシュレートもアップデートしています。リフレッシュレートが60Hzから120Hzにシーンに合わせて設定可能になり、ゲームシーンはもちろん、普段使いでのスクロールも滑らかに表示されます。
進化したカメラやディスプレイで、5G時代の大容量コンテンツも快適に利用できる、だけどこれまでのスマホと変わらないサイズ感。『Galaxy S20 5G』と『Galaxy S20+ 5G』は、どちらもそんないいとこ取りなモデルとなっています」
【AQUOS R5G】超高精細8K動画撮影が可能になり、ディスプレイもより見やすく高性能!
百瀬「「『AQUOS R5G』は望遠、超広角、標準、ToFというクアッドカメラ搭載となりましたが、なかでも8Kワイド動画撮影に対応したのが大きな特徴です。8Kの高精細に加えて超広角による撮影で、臨場感が一層アップします。
また、8K動画撮影後にAIが自動で被写体を追いかけてズーム、最適な構図での再生をしてくれる『フォーカス再生』に対応。被写体が離れればズームし、近づけばズームアウト。8Kで撮影しているので、ズームしても被写体の表情や詳細まで楽しめます。そのため、動きの激しいお子さんやペットの撮影にも最適です。パパママ世代にもぜひ使ってほしい機能ですね。
AQUOSといえばIGZOディスプレイですが、『AQUOS R5G』のPro IGZOは明るさが最大1,000cd/㎡に対応しました。大容量でも快適に通信できる5G環境では、屋外での動画視聴も増えると思いますが、『AQUOS R5G』なら直射日光下でもはっきりと見やすい表示を実現できます。
また、最近では120Hz駆動のディスプレイも増えてきましたが、いち早く120Hz駆動を実現していたAQUOSはさらに低消費電力にも取り組んでいます。『AQUOS R5G』では、必要なシーンでは120Hzで滑らかな表示を実現しつつ、CPUと連動して、停止中には最小1Hzまで落として消費電力を抑える『アイドリングストップ』機能を搭載しました。
さらに、独自の放熱設計で発熱を抑えるとともに、充電ICを2つ搭載し、熱源を分散させることで充電中の発熱も抑える『パラレル充電』に対応。充電しながらでもベストパフォーマンスを維持できます。
『Google One』の100GBプランを3カ月間無料で利用できるキャンペーンも実施しています。5G環境なら、8K撮影した動画のアップロードも快適です」
【OPPO Find X2 Pro】“理想”を追求した“こだわり”が満載!
平田「「OPPO(オッポ)は2018年2月に日本市場に参入したメーカーです。最新技術を駆使して、いち早くフルスクリーンを実現したり、10倍ズームカメラを搭載しています。また、日本のSIMフリー市場でも、防水対応などお客さまニーズを捉えた商品を発売することにより、非常に人気が高く、販売シェアを急速に伸ばしています。
そして今回、auからの初めての端末として、OPPOの5Gフラッグシップモデル『OPPO Find X2 Pro(オッポ ファインド エックスツー プロ)』を国内で独占販売します。
カメラは望遠、超広角、標準のトリプルカメラ仕様。OPPOがカスタマイズした大型イメージセンサーIMX689は高速フォーカスが可能で、ピント合わせがより早くなります。また、OPPO独自のアルゴリズムで、夜景撮影でもノイズが抑えられ、きれいに撮影することができます。さらに10倍ハイブリッドズームに、デジタルズームと合わせて最大60倍の高倍率ズームに対応します。光学式と電子式のダブル手ぶれ補正にも対応しているので、撮影時のブレを最大限に抑え、動きの激しいシーンでも安定した動画撮影を行えます。
約6.7インチQHD+(3,168×1,440)のディスプレイは、リフレッシュレート120Hz駆動はもちろんですが、独自の高画質エンジンを搭載。常に最適な視聴体験が可能となります。映像だけではなく音にもこだわっており、『Dolby Atmos(ドルビーアトモス)』の立体音響により、動画や音楽を圧倒的な没入感で楽しむことができます。
もうひとつのOPPO独自の技術として、65Wでの急速充電が行える『SuperVOOC 2.0』に対応。4,260mAh(暫定値)の大容量バッテリーを約38分(グローバルモデルでの数値・暫定値)で充電できます。朝の身支度のあいだや、ちょっとした休憩時間に充電が完了するのでスマホを長時間使いたい方にはピッタリです。
またカラーバリエーションとして、ブラックとオレンジを用意しました。オレンジはレザー素材を使用しており、上品で高級感があり、かつ指紋も目立ちません。お客さまニーズを考えた、最高のフラッグシップモデルで、こだわりの特徴が多いモデルです。実物を手に取ってもらえれば、ワンランク上の使用感を実感していただけると思います! ぜひ、店頭などで『OPPO Find X2 Pro』を体感してみてください」
【ZTE a1】手ごろで使いやすい、ちょうどいい5G対応スマホ!
佐藤「「5G対応スマホというと、超ハイスペックで高額な印象があるかもしれませんが、手ごろでちょうどいい5G対応スマホが『ZTE a1(ゼットティーイー エーワン)』です。auのために開発された専売モデルで、auからリリースする初めてのZTEスマホになります。
手ごろとはいえ、もちろんスペックに妥協はありません。約6.5インチのディスプレイは解像度2,340×1,080のフルHD+、そしてCPUもSnapdragon 765GにRAM 6GBと十分なスペックを搭載しており、まさに普段使いにちょうどいいスマホです。
AI機能に特徴があり、背面のクアッドカメラでの被写体認識はもちろんのこと、ユーザーの利用方法を学習し、普段よく使うアプリの起動速度を向上させるといったことも行います。背面の指紋センサーにはアプリのショートカット機能も備えていて、たとえばQRコード決済を設定しておくと、レジ前で慌ててアプリを立ち上げて準備するといった手間も省け、スマートに会計できます。
サブカメラも約3,200万画素とハイエンドモデル並み。美肌機能も搭載しているので、セルフィーはもちろん、集合写真や家族写真もきれいに撮影できますよ。
なお、本体のカラーは一色となりますが、見る角度によって色合いが変わる、味わいあるブラックに仕上がっています。この美しいグラデーションは写真だとなかなかうまく表現されないので、ぜひ店頭で実物をチェックしてみてください」
以上6機種に加えて、国内通信事業者では初となるXiaomi製スマートフォン「Mi 10 Lite 5G」も発売予定で、auの2020春夏モデルの5G対応スマホは7機種が登場する。今後、標準となっていく5G通信をいち早く体験したいという人は、ぜひ検討してはいかがだろうか。なお、下記のリンクからも一覧を見ることができるので、そちらもチェックしてほしい。
文:山本竜也
撮影:中田昌孝(STUH)
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