2020/02/26
スマホ決済もボタンひとつで! au『BASIO4』の「簡単」「安心」へのこだわり
縮まりつつあるスマホ保有率の世代間格差
いまや私たちの生活に不可欠なスマホ。以前は若年層が利用者の中心だったが、近年はシニア世代のスマホ保有率も高まりつつある。
総務省の統計によると、2008年から2017年の9年間において、10〜40代のスマホ保有率は9割以上でほぼ横ばいだが、60代は51.5%から73.9%へと大幅にアップ。70代は27.7%から46.7%に、そして80代も14.5%から20.1%にアップするなど高い伸びを示している。
シニア世代の声を反映したスマホが登場!
スマホ保有率の世代間格差が急速に縮まるなか、シニア世代の声に耳を傾け、その意見を反映したスマホが登場した。auの『BASIO4(ベイシオ フォー)』だ。
『BASIO』シリーズは、主にフィーチャーフォンからスマホへの乗りかえを検討しているシニア世代に向けて開発されたauのスマホ。文字は大きく、アイコンは見やすく、操作はわかりやすく。「誰でも安心して簡単に使える」が基本コンセプトだ。
新作『BASIO4』ではその設計思想を受け継ぎながら、さらにどのような工夫が施されているのだろうか? 京セラ、KDDIそれぞれの開発担当者に話を聞いた。
「スマホに替えてよかった!」と思ってもらうために
『BASIO』シリーズは、ユーザーであるシニア世代からの声を徹底的に聞き、改善を重ねてきたことで高い評価を得てきた。
「『BASIO』シリーズは、それまでフィーチャーフォンを使っていた方が“初めてスマホ”として選ばれるケースが多い機種です。ご利用いただいている60〜80代の方にアンケートやヒアリングによる調査を行うと、『スマホに替えたけど、使い方がよくわからない』『画面は大きくてきれいになったけど、結局使うのは通話とメールだけ』とおっしゃる方も少なからずいらっしゃいます」(KDDI・古賀賢児)
「せっかく『BASIO』を選んでいただいたからには、『スマホに替えてよかった!』と思っていただきたい。そこで『BASIO4』では、スマホの魅力を体感していただくためのさまざまな工夫を凝らしました」(KDDI・山本桂五)
見やすくて持ちやすい縦長大画面
まず、『BASIO4』の大きな特徴として挙げられるのが、5.6インチの縦長大画面を採用したこと。
前作『BASIO3』と新作『BASIO4』を並べてみると、その違いは一目瞭然。
とはいえ、ただ画面を縦に長くしただけではないという。
「シニア世代の声に耳を傾けてみると、『画面は大きいほうがいい』という意見が多く寄せられる一方、『大きくて見やすいのはいいが、持ちにくいのはイヤだ』という方もたくさんいらっしゃいます。そこで『BASIO4』では、約5.6インチの縦長大画面を採用しながら、幅を従来から変えず、薄さやフォルムを工夫することで、持ちやすさにも徹底的にこだわりました」(京セラ・谷 美那子さん)
こちらはサイズ感を確認するために試作された模型。幅や厚みの異なる複数の実物大模型を実際にシニア世代に手にしてもらい、意見を聞いたうえで検証を重ねたという。
画面は写真も文字も美しく表示する有機ELディスプレイ。大画面化により表示スペースが広がったことで、縦2段だったアイコンが3段になるなど、表示できる情報量も増えた。
「アプリのアイコンや時計の数字をより大きく見やすくするとともに、ホーム画面に表示する天気の表示も工夫しました。シニア世代の方に話を聞くと、その日の行動を天気によって決める方が驚くほど多いんです。『午後に雨が降りそうだから、今日は布団を干すのはやめておこう』といったように、時間帯による天気の移り変わりをとても気にされます。
前作『BASIO3』でもホーム画面にその日の天気を表示していましたし、天気ウィジェットをタップすることで6時間ごとの天気予報を見ることができましたが、『BASIO4』では3時間ごとの天気予報をタップ操作をしなくても見られるようにしました。ホーム画面で確認できるので、わざわざアプリを立ち上げる必要がありません」(京セラ・谷 美那子さん)
すべての人に、スマホの楽しさを
『スマホに替えてよかった!』と思ってもらうために。その工夫のひとつが、『BASIO4』で新たに開発された『パーソナル・スクリーン for BASIO』だ。
「シニア世代への調査の結果、アイコンを押してアプリを起動することに抵抗を感じる方がいらっしゃることがわかりました。『アイコンを押すと料金を取られるんじゃないか』『セキュリティは大丈夫か』などと漠然とした不安を感じられるようです。
『パーソナル・スクリーン for BASIO』は、ホーム画面を横にスライドするだけで、ニュースや動画、ショッピングなど、時間帯や使用状況によってさまざまな情報をお知らせします。アプリを起動することなく、スマホの楽しさを味わっていただけます」(KDDI・古賀賢児)
文字の入力に苦労していた人も、これなら簡単!
『BASIO4』では文字の入力方法にも工夫が施されている。
「『カタカタの入力でいつもつまずく』『記号を打ちたいけど、どこを押したらいいのかわからない』など、スマホの文字入力に苦手意識を持たれる方は少なくありません。
たとえば、利用者の方に実際にお会いした調査のなかで、『“12:30にAホール入口”と入力してください』とお願いをすると、数字からひらがなへ、そしてアルファベットからカタカナへと文字種を変換するのに、多くの方がとても苦労されていました。
そこで『BASIO4』の『かんたん文字入力』は、ボタンのひとつひとつを大きく押しやすくしたうえ、『数字』『英字』『カナ』などの文字種をわかりやすく配置。フィーチャーフォンに慣れた方でも文字種の切り替えが簡単に行えます」(京セラ・小林周悟さん)
左下の縦の行に注目。『数字』『英字』『かな』『カナ』『記号』がそれぞれ独立して配置されているので、「カタカナを打ちたいんだけど、どこを押したらいいのかわからない……」などと悩むこともない。文字種の切り替えに苦労していた人もこれならわかりやすいだろう。
『au PAY』が一発起動。スムーズにお支払い!
右側面には「ダイレクトボタン」を新たに配置。
このボタンを押すと、KDDIが展開するスマホ決済サービス『au PAY』が起動する。
「話題のスマホ決済。シニア世代の利用意向も非常に高いのですが、『使いこなせるか自信がない』『レジでアタフタしてしまいそう』といった声も聞かれます。『BASIO4』ならダイレクトボタンを押せば『au PAY』が一発で起動するので、会計の際にアプリアイコンを探す手間もなく、スムーズに支払いできます。なお、ダイレクトボタンの初期設定は『au PAY』ですが、音声検索、radiko+FM、カメラにも変更可能です」(京セラ・谷 美那子さん)
スマホの操作を楽しみながら学べる
誰でも簡単に扱えることを目指した『BASIO4』は、スマホが初めての人にもうれしい機能が充実している。
「スマホの基本操作や便利な機能が楽しみながら学べる『使い方練習』では、『タッチパネルの操作が難しい』『思うように操作ができない』など、初めてスマホをお使いになった利用者の声に応えてさらに使いやすくしました。ゲーム感覚で楽しくタッチの練習ができるコーナーを新たに追加したほか、同梱されている「かんたんマニュアル」を読むだけではわかりにくい操作も『なるホーのQRコード』マークがある箇所なら実際に操作を体験することができます。
また、スマホが初めての方でも安心してお使いいただけるよう、『自宅deスマホ教室』をご用意。スマホの便利な使い方や疑問に思うポイントを、音声やテキスト、アニメーションを交えた動画でやさしく解説します」(KDDI・山本桂五)
大事な電話を取り逃がさない
「BASIO4」には他にも「スマホの健康診断」「あとから録音」など、シニア世代のスマホ利用における不満を軽減する機能が搭載されているが、とりわけ家族が気になる「親の携帯に電話してもなかなか出てくれない」という問題を解消する工夫も施されている。
「着信に気づかない理由はいろいろありますが、『外出先でマナーモードに設定して、帰宅後もそのままにしてしまった』というケースも少なくないようです。そこで『BASIO4』では、付属の卓上ホルダに置くとマナーモードを一時的に解除する『おうちモード』という機能を新たに採用しました。
卓上ホルダに『BASIO4』を置くと、『マナーモードを一時的に解除しました』と音声で知らせてくれたうえで、着信時に音が鳴るので、大事な電話を取り逃す心配がありません」(京セラ・谷 美那子さん)
ハードとソフトの両面から工夫が重ねられ、「簡単」「安心」へのこだわりがたっぷり詰まった『BASIO4』。親や友人など、自分のまわりのシニア世代がフィーチャーフォンからの乗りかえを検討している、もしくはスマホに乗りかえたものの使いこなせずに困っているのなら、『BASIO4』を勧めてみてはいかがだろうか。
文:TIME & SPACE編集部
撮影:有坂政晴(STUH)
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