2019/10/02
大喜利の回答に自信がないので、絶景の中でやってみた
TIME&SPACEをご覧のみなさま、はじめまして。
わたくし、モンゴルナイフと申します。
突然ですが……
みなさんは「大喜利」ってしたことがありますか??
私の知っている大喜利とは、お題に対して、ひねりの効いたおもしろい答えを返すものです。
おもしろい人はだいたい大喜利が上手と言われています。
私も大喜利で人を笑わせてみたいな~と思うのですが大喜利がド下手です。
ステージの上で「さあ!今からおもしろいことをやりますよ~」という雰囲気のなか回答を出しても華麗にスベる様子しか浮かびませんし、きっと布団に入るたびに恥ずかしくてバタ足をする人生を歩むことになります。
自分のつまらない回答を見た人々の無の顔も怖いし、気を使って笑ってもらうのも怖すぎます。
何度か練習して鏡の前で披露したりしたのですが、下手すぎて自分を笑顔にすることさえ出来ませんでした。
どうにか大喜利の回答もおもしろく見せる方法はないか?と考え、非日常の絶景のなかで大喜利の答えをだしたら、おもしろくなるんじゃないか!?という仮説を立ててみました。
山の上だと、自分で握った具なしおにぎりもミシュランのように格別なものに感じたので、大喜利の回答も少しくらいスベっても地上で出すより特別なものになるような気がするんですね。
この仮説を実証しに絶景へ繰り出して大喜利をしてみようと思います!
絶景とは
自分の中で絶景のイメージは完全に山なので、山に行こうと決めました。
山頂の絶景まで行くには「登山」をしなければならないのですが、普段上半身しか筋トレしてないので
いきなり山に登るのは難しいなと思って血眼で登りやすそうな絶景の山を探しました。あと「山小屋 グルメ 美味しい」とかも探しました。
努力の甲斐あって2,716m地点までバスで一気に行ける乗鞍岳という山があるとインターネットで見つけたので、その山に登ることにしました。
乗鞍岳とは、長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる山です。
日本百名山のひとつで、剣ヶ峰や大黒岳、魔王岳などいくつかの峰の集合体のことを乗鞍岳と呼ぶのだそう。(峰自体は23もあるらしい)
一番高い剣ヶ峰という峰は標高3,026mもあり、日本で19番目に高い山です。
※乗鞍岳という山は本当はないらしいのですが、便宜上乗鞍岳を山と呼びます!
備えよう
乗鞍岳がいくら登りやすいといっても、地上との気温差は10度以上あるのでしっかり装備品を揃えます。
・ ウインドブレイカー上下(防水)
・ 速乾性のあるインナー
・ フリース
・ 飛ばされない帽子
・ 手袋
・ トレッキングブーツ
・ バックパック(雨除けカバー付き)
・ ヘッドライト、懐中電灯
・ 水筒
・ 靴下
ウインドブレイカー上下(防水性)と速乾性のあるインナー(上下)はワークマンで合計7,000円くらいで購入できました。
登山グッズを買い集めると貯金が枯渇すると覚悟していたんですけど、ワークマンのおかげでなんとか生きながらえました。
山に行くことへの現実味がなかったのですが、装備品を集めたら登山をするんだと脳に思わせるとこもできるし、テンションが上って毎日楽しいので形から入るのっていいですね。
それから……
思いつく限りのトレーニングを重ねて準備を整えました。
乗鞍岳に行ってみよう
東京から車で約4時間。
乗鞍岳のすぐ近く、乗鞍高原(標高約1,500m)にやってきました! 高原ってイメージの通り涼しくて気持ちが良くて魂が洗われるようですね。
乗鞍岳は登りやすい山と聞いても、山に関する知識が無で不安なので、今回は乗鞍岳に詳しいポリさんに同行していただきました。
モンんん「ポリさんに私の命が全てかかっていますのでよろしくお願いします
ポリさんん「はい。命に危険が及びそうなことはしないようにしましょうね
モンんん「山を登るために体力づくりをしてきましたが、実際の山を目の前にすると大きくて果てしない気持ちになります
ポリさんん「バスで一気に2,702m地点まで行けるのでそんなに気負わなくても大丈夫ですよ。 手始めに原生林を歩いてみましょうか」
ポリさんん「ここは何千年も前から手つかずになっている森です」
モンんん「うお!?森を優雅に散歩するくらいのイメージで来たら樹海みたいですね、あああああ磁場が狂いまくってて二度とでられない」
ポリさんん「木に番号が振ってあるので、その数字を追いかけていけば大丈夫ですよ」
ちなみにスマホアプリのコンパスも使えた。
モンんん「見たことない植物も生え乱れてる~~」
ポリさんん「これはゴゼンタチバナという高山植物ですね」
モンんん「高山植物!検索してみたら普段は葉っぱが4枚で、葉っぱが6枚になると花を咲かせる……変わり者だ」
ちなみにこのスマートフォンなんですけど、TIME&SPACE編集部の人に「登山してきます~」と言ったら
編集部んん「ぜひこの頑丈なスマホTORQUE G04(トルク)を持っていってください!」
モンんん「これガラケーであったやつですね、ノスタルジー」
編集部んん「8月に登場したばかりのアウトドアにもってこいのスマートフォンなんです!」
編集部んん「泥まみれになっても温水シャワーでガンガン洗えますよ!」
モンんん「泥まみれになる事態に陥りたくはないなあ。。」
編集部んん「あと、auは電波が届くエリアを拡大していて、乗鞍岳の電波も対策をしているので登山道とか山頂で電波があるか見てみて下さい!!!」
モンんん「~宣伝はここまでです~」
モンんん「という問答があって持ってきているんですけど、武器みたいでかっこいいですね。」
あと、本当に山の中でも電波があったので、森の中で寂しくなったらInstagramを見たり時報(117)を聞いたりできました。
ひえ!
登山開始
高地にも慣れてきたので、バスに乗って2,702 m地点の畳平というバス停まで一気に移動します!
移動が簡単すぎると油断してたけど、カーブが多くて腸の中にいるみたいな道が1時間近く続くので、車酔いしやすい方は酔止めを持っていったほうが良いですね。
バスの中からの景色もすでに良い……!
山の上はさぞかし絶景に違いないですね。
乗鞍岳2,702m地点到着です!
これから一番標高の高い剣ヶ峰を目指そうと思います!
でも……
雨や風が……
エグっ!
モンんんん「天気悪すぎだし寒すぎですね! これも一番高いところまで行けば晴れたりするんですか??」
ポリさんん「モンゴルさん、残念ですが今日の登山は中止しましょう」
モンんんん「え!雨だからですか!?歩けなくはないので行っちゃいませんか??」
ポリさんん「今日このあと乗鞍岳は雨予報なのと、先ほど雷警報も発令されたので危険な状態です」
モンんんん「そうなんですね。登山素人すぎて山ってこういう天気が普通なのかと思って一人だったら登山続行していたかも、危なかった。」
モンんんん「あああ絶景大喜利できなくなってしまいました……」
※乗鞍岳から見えるご来光の写真
ポリさんん「明日の早朝にご来光バスで朝日とともに大喜利しませんか?」
モンんんん「そうします!」
・・・
・・・
・・・
そして一晩がたち
・・・
・・・
・・・
朝の4時10分、日が昇らぬうちにご来光バスに乗り込み出発です。
今は真っ暗で何も見えませんが、このあとご来光を背負いながら、絶景のなかで大喜利の回答を出せば感動の嵐……。
バスに揺られること1時間
ご来光観測地点(標高2,716m)到着です!
映画MIST(ミスト)?
悲しいことにこの日も乗鞍岳には雲がかかって周りがほとんど見えない状態でした。あと、雨と風も吹いています。
ポリさんん「少し稜線に出て、雲が切れる事に賭けてみましょうか。運が良ければ雲が晴れてご来光を見れるかもしれません!あと雷鳥もいるかも!」
モンんん「はい!雷鳥……!」
ご来光と雷鳥への希望を抱き、近くのピーク目指し登り始めました。
モンんん「ちょっと大喜利のお題をもらうため、一旦東京にいる会社の先輩に電話します!」
モンんん「先輩!おはようございます!」
恐山んん「……おはようございます」
モンんん「あの!!!!これから大喜利やるので、お題を出してくれませんか?」
恐山んん「今、朝の5時ですよ……?」
モンんん「すいません、絶景の中で大喜利がしたくて……」
恐山んん「……? わかりました考えますので時間をください」
モンんん「その間に山に登っておきます!」
意気揚々と登り始めましたが、体力には自信があったのに、数メートル登っただけで息が突然ボッと切れて疲れてしまいました。
風と雨も強くなってきてどんどん苦しくなってきました。
モンんんん「ゼーーっゼーーっ(息が切れる音です)」
モンんんん「高山病になってないから標高が高いところにいる自覚があんまりなかったけど、酸素が突然ない……ゼーーっゼーーっ」
ポリさんん「急いで歩かない方がいいです!慣れないうちは遅すぎるかな?くらいの気持ちでゆっくり歩きましょう」
モンんんん「さっき小走りしちゃいました……ゼーーっゼーーっ」
ポリさんん「あ!」
ポリさんん「モンゴルさん!雷鳥です!」
モンんんん「ゼーーっゼーーっ(かわいいっ)」
※実際には、雷鳥の写真を撮り逃したので、ポリさんが撮影した写真をいただきました
雷鳥も強風に煽られながら岩場をかわいく歩いていて、自分も頑張るぞと力が湧いてきたので歩みを進めます。
モンんんん「いっけええええええええええええええおおおおおおおおおおお!」
頂上!!
に到着してみたのですが、360°雲がかかって真っ白……。
ポリさんん「こっちの方角に剣ヶ峰があって」
モンんんん「はい……」
ポリさんん「ここから見ると乗鞍高原がこのあたりですね」
モンんんん「なるほど!存在を感じます!」
今はこんな状況ですが強風が吹いているので、運良く雲が晴れて絶景チャンスがあるかもとのことなので、待ってみることにしました。
相変わらず曇っています。太陽が上りきったことだけは不思議とわかります。
風速約12mほどの強風&雨が吹き付けて体感気温は0℃以下で、寒さが身にしみてきたのでこれ以上は晴れを待てないと判断して、一か八か雲の中で大喜利をしてみようと思います。
山の上でもバリバリ電波があるので、東京のオフィスで働いている恐山さんより大喜利のお題をもらうため、再び電話をします。
モンんん「ゴオオォォォ―――――――――――――――ッ……(恐山さん!おまたせしました!大喜利のお題をいただきたいです!)」
恐山んん「おはようございます。すみません、風の音でなんて言ってるのか聞こえにくいのですが、大喜利のお題ですね」
モンんん「ゴオオォォォ―――――――――――――――ッ……(それです!ありがとうございます)」
先輩からのお題はこちら!
モンんんん「よし!!!解答を書……」
モンんんん「解答を書……ブワッ」
モンんんん「風強すぎ!!!!」
風が強すぎて、スケッチブックをめくるのも一苦労ですが、気を取り直して回答していきます!
カンカン……
<
雲の中で大喜利をすると、おもしろいとかおもしろくない以前に
雲の水滴と雨でスケッチブックが濡れるし、風も強くて紙をめくるのも一苦労だから……
絶景が隠れてしまっていたので、雲の中から大喜利しましたが、雲は水蒸気の塊なので紙をどんどん湿らすため、回答を考えている間に画用紙が使えなくなっていくので、大喜利に向いていない環境だとわかりました。
やはり絶景の中大喜利が出来なくて悔しいので、またいつの日にかリベンジするかもしれません!!
それではまたお会いしましょう!
恐山んん「ところで、モンゴルナイフさんどこにいるんですか……?」
今回登った乗鞍岳ですが、天気のいい日に行くとこんなに気持ちのいい絶景を気軽に楽しめるそうなので、秋の行楽シーズンに訪れてみてはいかがでしょうか!
登山道でも電波がつながる!
日本各地にある百名山の登山道でスマホが快適に使えるよう、KDDIの人が険しい山々にエイヤッッと登り基地局をドンドンドン建てて、対策をすすめています!
今回も、登山中に電話をかけたり高山植物を調べつつInstagramを眺めたりと、街なかにいるようにインターネットが出来ました。
山に登るときスマホは、インターネットを楽しむだけではなく、いざというときに連絡をとるため重要なツールになりますよね。
登山道にいるときに「今大きな鳥に連れ去られそうになって肩に大怪我をしたらどうしよう」とか「おにぎりを追いかけて道に迷ったらどうしよう」とモヤッとした不安がよぎることもありますが、圏外じゃない!というだけで「地図を調べられる」「家族に連絡ができる」という安心感がありますね。
電波がつながる山はこちらからチェックしてみてくださいね!
みなさんもスマホを持って登山を楽しんでくださいね!
(おわり)
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