2019/09/04
| 更新
2021/01/28
地図も到着時間も正確! ドラレコ機能もあるスマホのカーナビアプリ『au助手席ナビ』を検証
もはやドライブに欠かせない存在となったカーナビ。最近はスマホのカーナビアプリが注目されているが、まだまだ使い勝手に懐疑的な人もいるだろう。マイボイスコム株式会社が2018年に行った調査によると、自動車所有者の約6割強がスマホにカーナビアプリをインストールしており、約4割強が実際に使用しているという。ドライバーにとってスマホアプリは、より身近な存在になってきたのだ。
そんなスマホのカーナビアプリは、従来の車載型カーナビに比べて、常に最新の地図データを更新し、安く気軽に使用できるというメリットがある。現在、さまざまなカーナビアプリがリリースされているが、auユーザーには「au助手席ナビ」をおすすめしたい。一部機能は無料で使用でき、充実した有料機能(月額300円)もあり、auユーザーに向けたおトクな特典も用意されているのだ。
今回はTIME & SPACE編集部員が「au助手席ナビ(有料版)」を使ってドライブし、その使い勝手や到着時間の精度を検証してみた。
到着時間の時差が±5分以内、ナビが正確!
「au助手席ナビ」の特徴は、目的地までの到着予測時間が正確なこと。KDDIの調査によると、使用した約90%の人が±5分以内の時差で目的地へ到着しているというデータ※もある。今回は到着予測時間の正確さを検証するため、編集部員が荻窪駅から東京スカイツリーまで約1時間のドライブに挑戦する。
※30分の移動をして実際の所要時間と、経路検索エンジンの予測時間の差分を比較して算出
アプリの使い方はいたって簡単。トップ画面の検索窓に「スカイツリー」と入力すると、候補が出てくるので、「東京スカイツリー」を選択すると、住所のほかに電話番号や営業時間も表示される。下段の[ここへ行く]をタップすると、現在地からのルートが表示される。
スマホだから普段から使い慣れているぶん、車載型カーナビのタッチパネルに比べてスムーズに文字入力・検索がしやすいのがうれしい。
そして、荻窪駅から東京スカイツリーまでは推奨ルートで「1時間1分」で到着と表示された。さっそくドライブへ出発!
地図を自動でズーム、交差点のグラフィックがわかりやすい!
まず便利だったのが、地図を自動でズームイン・アウトする機能。たとえば、数キロ先の交差点で曲がるときに、曲がり角までの距離が遠いときは「広域」の地図を表示し、曲がる交差点が近づくと自動で「詳細」の地図を表示してくれる。
これなら曲がり角までの距離が掴みやすく、うっかり通り過ぎるということもなくなるだろう。
大きな交差点に近づくと自動的にリアルなグラフィックで立体表示され、自分が走るべきレーンも教えてくれる。走行時に最適なレーンを音声で案内してくれるため、車線変更が少なくて済むのもうれしい。
新しい道路を自動で地図に反映する
地図が常に最新の状態に更新されている点も大きな魅力だ。古い車載型カーナビを使っていて、地図が更新されておらず、「新しい道ができたのに表示されない」「いまはない道が表示される」といった経験をしたことがある人もいるだろう。「au助手席ナビ」は、常に最新の地図が更新され、走行中も地図データとリアルタイムの渋滞情報をもとに、渋滞を回避したルートを案内してくれる。
しかも、新しい道路を自動で地図に反映する「地図自動更新機能」も採用。これは「プローブ交通情報※」を解析し、道路がなかった場所に一定数以上の走行実績ができた場合などに、新しい道路が開通したと推定して自動で道路地図データを生成し、地図に反映するというものだ。
※プローブ交通情報とは、道路を走行する自動車から送信されるGPS測位データを収集・分析することで道路状況を推測し、生成する交通情報
これにより最短で道路開通の翌日から、新しい道路を反映したルートの検索やナビゲーションが可能になる。
運転しながら、音声でナビを操作可能
手を使わずに声だけでカーナビを操作できる「ボイスコントロール」機能も便利だ。たとえば、周辺のコンビニや駐車場を探したいときに、従来の車載型ナビでは運転中に操作ができないため、クルマを停止させたり、信号待ちで急いで操作したりすることも……。だが、「ボイスコントロール」機能を使えば、運転しながらでも声だけでナビを操作できるため、安全なドライブにつながる。
操作方法は簡単。あらかじめ「ボイスコントロール」の設定をオンにしておき、地図画面で「ボイスコントロール」と話しかけるだけで起動する。「コンビニ探して」などと伝えると近隣にあるコンビニを教えてくれる。
駐車場の空き情報がリアルタイムでわかる
駐車場の「満空状況」をリアルタイムに調べられる機能もとても役立った。周辺の駐車場を検索すると、地図上に現れる駐車場に「満」「空」のアイコンが表示され、収容台数もわかる。そのうえ、データは5分おきに更新されるので信頼性も高い。目的地の周辺に着いてから駐車場を探すときに便利だし、目的地を設定する際に駐車場を調べておいて、そこをゴールに設定することもできる。この機能によって、「満車」のたらい回しも減るはずだ。
ついに東京スカイツリーに! 到着予測時間との時差は?
※ドライバーとは別の人が撮影しています
「au助手席ナビ」のサポートにより、ドライブは順調。いよいよ目的地の東京スカイツリーが目の前に現れてきた。目的地までの所要時間の予測は「1時間1分」だったが、結果はいかに?
所要時間は「1時間6分」。わずか5分遅れの到着! 平日の道路が混雑する時間帯で、かつ渋滞や信号の多い都内を約1時間ドライブして、到着時間の時差5分はかなり優秀だ。あらためて「助手席ナビ」のナビゲーション機能の正確さに驚かされた。
「VICS」と「プローブ交通情報」の2つを活用して渋滞情報が正確に
では、なぜ「au助手席ナビ」のナビゲーションは正確なのか? 答えは2つの道路交通情報システムを使用しているからだ。ひとつは、渋滞や交通規制などの道路交通情報をFM多重放送やビーコンを使ってリアルタイムにカーナビに届ける「VICS(ビックス)」。もうひとつは、「地図自動更新機能」でも使用した、実際に自動車が走行した位置や車速などの情報を用いて生成される道路交通情報の「プローブ交通情報」だ。
2つの道路交通情報を駆使して、たとえば「この交差点で右折する場合は●秒かかる」「制限時速60kmの道でも、この時間帯だと混んでいるので時速30kmで走る」といった分析を行うことで、正確なナビゲーションが実現している。
「au助手席ナビ」ならではの独自機能も多数
「au助手席ナビ」には、ほかにはない独自機能も搭載されている。最後にまとめて紹介しよう。
・スマホを使ったドライブレコーダー機能
スマホのカメラを使ったドライブレコーダー機能も使用できる。録画時間が5分、15分、30分があり、「録画を開始」ボタンを押すとスマホのカメラで走行映像の録画が開始される。スマホで手軽に自分のドライブ映像を確認することができるため、万が一のときに役立つだろう。
・仲間との移動ルートや時間を共有できる「グループドライブ」
「グループドライブ」は、最大10人のグループ間で、現在地や目的地までの到着時間や移動ルートをリアルタイムに共有できる機能。たとえば、ゴルフやキャンプなどで仲間が違う場所から集合する場合や、ツーリングなどで一緒に走る場合に、お互いの位置や到着時間を確認しながら移動ができる。「集合時間に仲間が現れない」「ツーリングで誰かがはぐれた」といったときにも安心感が増すはずだ。
・自分のドライブを採点する「運転診断」
「運転診断」は、「急加速」「急ブレーキ」「速度の安定性」など、5つの評価軸で自分のドライブを採点する機能だ。目的地に到着後に点数を見ることができ、後日、運転ルートの振り返りマップで、実際に急ブレーキを踏んだ場所などもチェックできる。これなら自分の運転のクセがわかり、安全なドライブにつながりそうだ。
・ドライブでポイントが貯まる! おトクな「ナビマイレージ」も
また、走行距離に応じて「ナビマイレージ」が貯まるオトクな機能も搭載。走行距離に応じて、マイレージ付与率が変動する仕組みで、たとえば1週間の総走行距離が10km程度の場合、2kmで1マイレージが貯まる。また、渋滞を避けて走行すると、さらに貯まりやすくなるのだ。貯まったマイレージはPontaポイントに交換可能※。auのスマホユーザーにとっては、いつものドライブだけでポイントが貯まるのはうれしい。
※1マイレージ=1Pontaポイント、100ポイント単位で交換
今回、「au助手席ナビ」を使ってドライブしてみて、使い勝手が良く、地図や到着時間が正確であることがわかった。とくに「いつものスマホ操作で入力や検索ができること」や「自動でズームイン・アウトする地図表示」は、とても便利だった。
なにより、常に最新の地図が更新されて、ルートが最適なのが頼もしい。到着時間が正確だから、レジャーなど、近郊のドライブではじめて行く場所でも着く時間が把握できるから安心だ。クルマ通勤など、遅刻したくないシーンでも重宝するだろう。スマホのカーナビを検討しているauユーザーなら、「au助手席ナビ」アプリを試してみてほしい。
文:TIME & SPACE編集部
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