2019/07/19

登山道でスマホがつながる仕組みとは? auがつながる百名山を紹介

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昨今、登山が人気だが、登山時におけるスマホやケータイは、いざというときに連絡をとるためのライフラインになる。同時に、GPSでルートを調べたり、登頂時の体験をシェアしたりと、安全と便利さを兼ねる、登山には必須のツールといえる。

登山道を登る

KDDIでは登山者の増加にともない、いざというときに緊急連絡がとれるよう登山道の電波対策を強化している。「登山道でauがつながらない」という声をいただくと、可能な限りでそのエリアの電波対策を行う。

では、山という特殊な環境で快適にスマホをつなげるための電波対策とは、いったいどんなものなのだろう? 街中の対策とは違うもの?

そこで今回は、登山道でauのスマホがつながる仕組みを解説。登山道の電波状況をチェックできる便利なWebサイトも紹介する。

近くに基地局を設置すればスマホやケータイがつながる

スマホやケータイに電波を送っているのが「基地局(アンテナ)」だ。たとえば電話をかけるときは、スマホから発した電波は近くにある基地局に届き、光ケーブルから交換局を経由して、相手に近い基地局を介して電話がつながる。

登山道でスマホをつなげるためには、近くに基地局を設置する必要がある。登山道の電波対策は山頂に向けて基地局から電波を飛ばし、途中にある登山道までカバーする。だが、木々や山に囲まれた山中で、基地局を設置できる場所は限られている。

登山道は電気が通っている場所が少ない

基地局を設置する際は、設置できるスペースの有無や、電波が届きやすい見通しのよさ、電気や回線の有無など、総合的な条件で判断する。

登山道の場合は設置できるスペースが限られており、周辺に電気が通っていないことも多い。また、基地局から発射される電波は樹木にぶつかると弱まってしまうため、周囲を高い木々や山に遮られた登山道は電波が届きにくくなる。登山道が入り組んでいたり、複数あったりもするため、すべての道にまんべんなく電波を届けることが難しいのだ。

登山道のイメージ

電気が通っている限られた場所から、どこに基地局を設置すれば効率よく登山道に電波を飛ばせるかを見定め、シミュレーションなども行い、適切な場所に基地局を設置する。以前、TIME & SPACEで紹介したキャンプ場よりも、登山道のほうが難易度は高いといえる。

5つの方法で登山道に電波を飛ばす

登山道の電波対策は主に5つの方法があり、山や周辺環境の条件によって使いわける。順に紹介していこう。

対策① 麓からアンテナを傾けて山頂と登山道に電波を飛ばす

山の麓に基地局を設置し、山頂を狙ってアンテナの角度を上向きに傾けて電波を飛ばす。麓なら設置スペースを確保しやすく、電気も通っていることが多いため、これがもっともポピュラーな方法に。

麓からアンテナを傾けて山頂と登山道電波を飛ばす

実際に使用したアンテナの写真がこちら。登山道対策のためにアンテナを1本追加し、それを上に傾けている。

アンテナを追加して傾けて登山道へ電波対策 左が一般的なアンテナ。登山道では追加アンテナを上に傾けて山頂に電波を飛ばす

ちなみに登山道で使用するアンテナは、指向性があり、狙いたい場所をしっかりと狙えるセクターアンテナを使用するケースが多い。

対策② 別の山に基地局を設置して、山頂と登山道に電波を飛ばす

別の山に基地局を設置して、山頂と登山道に電波を飛ばす

条件のよい設置場所が見つからないときは別の山に基地局を設置し、山頂や登山道に向けて電波を飛ばすケースも。基地局から狙いたい山との位置関係によって、アンテナの上下の傾きを調整する。ちなみに、過去には山頂から山の岩壁に反射させて電波を届けるという驚きの方法をとったことも。

対策③ 山の中腹に基地局を設置して、山頂と登山道に電波を飛ばす

山の中腹に基地局を設置して、山頂と登山道に電波を飛ばす

山の中腹に基地局を設置し、アンテナを上に傾けて電波を飛ばす方法も。実際のケースでは、山頂の火口を電波対策する際にこの手法が採用される場合もあるという。

対策④ 一時的に山頂に基地局を設置する

人気がある山などでは、一時的に山頂に基地局を設置するケースがある。たとえば富士山では、毎年7月8月の登山シーズンのみ、富士山の登山道や山頂にある山小屋にバッテリーを取り付け、基地局を設置。そこから電波を飛ばす。シーズンが終わればアンテナは撤去される。

富士山の山小屋にアンテナを設置する 富士山の山小屋にアンテナを設置

対策⑤ 「レピーター」を使って電波を倍増する

山小屋などに電気が届いているときは、「レピーター」を使用する手もある。「レピーター」とは無線通信の中継局で、電波をキャッチして増幅させる機器。登山道だけでなく、電波の届かないビル内や地下のライブハウスなどでも使用されている。

左が電波を取り込むドナーアンテナ。右がドナーアンテナでキャッチした電波を増幅させるレピーター 
左が電波を取り込むドナーアンテナ。右がドナーアンテナでキャッチした電波を増幅させるレピーター

以上5つが代表的な登山道の電波対策だ。登山道は基地局を設置できる場所が少ないため、ときには他社の基地局を借りて、そこにアンテナを後付けするケースも。山の環境に配慮し、通信会社が協力しながら電波対策を行っているのだ。

登山道のau電波状況がわかるWebサイト

もしも、これから山登りを予定していて登山道でスマホがつながるかどうかを知りたい人は、auのWebサイトをチェックしてほしい。こちらは、auの4G LTEを利用できる百名山を掲載。登山の前にチェックしておけば、安心感がグッと増すはずだ。

いまやスマホやケータイは、どこでも使えるのが当たり前の時代。登山道でも「スマホやケータイがつながること」が、安心感を生むためにひと役買っている。その裏にはお客様の声に耳を傾け、その場所の条件や地形に合わせた電波対策を行う地道な取り組みがある。

万が一のときに連絡がとれるように。また、通信による便利な機能を活用し、楽しいコミュニケーションがとれるよう、auは今後も登山道の電波対策に取り組んでいく。

文:TIME & SPACE編集部

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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