2018/12/27

最新デザインケータイ『INFOBAR xv』 気になる機能や料金など疑問にすべて答えます

 INFOBAR xv

いよいよ発売となったau Design project(以下、aDp)の最新モデル「INFOBAR xv(インフォバー エックスブイ)」。INFOBARの新作を待ち望んでいたファンのみなさんはもちろん、フィーチャーフォン(ガラケー・ガラホ)からの買い換えを検討している人や、スマホとの2台持ち派からの期待も大きい機種だ。

このINFOBARの最新作には、いったいどんな機能が搭載されているのか? 気になる料金プランは? 発売以前より、みなさんから寄せられていた質問に答えるかたちで徹底的に解説していこうと思う。

INFOBAR xvの機能について集まった質問は?

今回、TIME&SPACEの特設ページ、またはaDpの公式ツイッター、『INFOBARファンミーティング』といった各イベント会場では、多くの期待とともに、さまざまな質問が寄せられた。そこで、みなさんからの具体的な質問から、スペック表だけではわからない「使い勝手」を INFOBAR xv開発担当者の美田が紹介する。

Q.同梱アイテムの内容は?

美田「同梱物は本体に加えて、専用の「卓上ホルダ」「SIM取り出しピン」「取扱説明書」「設定ガイド」となっています。INFOBAR xv本体と同じく、プロダクトデザイナー深澤直人さんのオリジナルデザインです。」

 卓上ホルダに置かれた3色のINFOBAR xv INFOBAR xvの同梱内容

充電中は「置き時計モード」にすることもでき、横置きにすると時計も横表示になる仕掛けも備えています。FMラジオチューナーを搭載しているので、テーブル周りやデスク映えする置き時計兼ラジオとしてお使いいただけます

 卓上ホルダに置かれた3色のINFOBAR xv 充電時は置き時計やラジオとしての用途も楽しめる

 INFOBAR xvに同梱されている、SIMカードを取り出すためのピン SIMカードスロットを引き出すためのオリジナルのピンは、INFOBARの形状にデザインされ、INFOBARのロゴがレーザー刻印されている

Q. サイズや重さは?

美田「サイズは高さ138×幅48×厚さ14mm、重量は約114gです。初代INFOBAR(高さ138×幅42×厚さ11mm)、INFOBAR 2(高さ138×幅47×厚さ15.5mm)を意識して、同程度の体積を維持し、女性の手にもすっぽりと収まるサイズ感になっています。

片手だけで完結する操作性はフィーチャーホンならでは

Q. どんな画面構成? タッチパネルなの?

美田「待ち受け画面は、購入時にはシックなアナログ時計が設定されています。メニュー画面は、2007年に発売された「INFOBAR 2」を踏襲したデザインになっています。なお、タッチパネルには非対応です。タッチパネルについては、理想のデザインを追求するなかで、残念ながら搭載を見送った機能のひとつでした。」

メニューアイコンを選択すると、選択されたアイコンがカラーに変化してアニメ表示になったりと、遊び心があふれる演出も面白い
プリセットされている着信音は、INFOBAR A02、INFOBAR A03から継承されたCornelius(コーネリアス)の作曲によるもの

Q. ストラップは付けられる?

美田「ストラップホールを備えているので、お好きなストラップを付けることが可能です。」

INFOBAR xvの文字入力の入力方式設定画面 INFOBAR xv購入後はお気に入りのストラップ探しも楽しみ

Q. カメラ機能は?

美田「カメラは背面に備えており、約800万画素の静止画と動画の撮影が可能です。外部メモリとして、最大32GBのmicroSDカードにも対応しています。なお、自撮りなどで使われるインカメラは非搭載です。」

INFOBAR xvの文字入力の入力方式設定画面 静止画も動画も必要十分なカメラ機能

Q. ショートカットキーの割り当てはできる?

美田「「1」~「3」のキーに、頻繁に使うメニューやアプリなどをショートカットとして割り当てることができます。初期出荷状態では「1」キーを長押しするとLINE、「2」キーを長押しすると連携したスマホの「スマホ音声アシスタント呼出機能」がプリセットされています。「3」キーは長押しすると、背面にある簡易ライトが点灯するので、とっさのときの懐中電灯としても便利です。ちなみに、センターキーを長押しすると誤操作防止の「キーロック」がかかります。」

<ショートカットキー(長押し時)>

<簡易ライト>

「3」キーを長押しすると、背面にある簡易ライトが点灯。とっさのときの懐中電灯としても便利

Q. 文字の入力方法は? 「ベル打ち」はできる?

美田「基本の入力方法は「トグル入力」(たとえば、あ行のキーを1回押せば“あ”、もう1回押せば“い”→“う”……と、同じキーを何度も押して入力する方式。いわゆるケータイ入力)ですが、「2タッチ方式(ベル打ち、ポケベル入力)」(2つの数字の組み合わせで文字を入力する方式)にも対応しています。

「かな方式」で「トグル入力」、「2タッチ方式」を選べば「ベル打ち」で入力することができる

また、9月に開催された「INFOBAR ファンミーティング」で好評だったのが、難しい漢字の構造などを拡大して表示することができる「漢字チェック機能」です。スマホのメモ帳で打つ文字よりも断然見やすい、と好評をいただきました。

ファンミーティングでも好評だった「漢字チェック機能」

Q. スマホアプリには対応している?

美田「スマホのように自由に好きなアプリを入れることはできません。ただ、LINEやEメール、+メッセージ(SMS)、地図や乗換案内アプリのauナビウォーク、天気アプリ、音楽プレーヤーなど、最低限の機能のアプリはプリインストールしています。LINEアプリでは、LINEの無料通話を利用することも可能です。」

プリインストールされている+メッセージ、LINE 、auナビウォーク

Q. LINE以外のSNS(Twitter、Facebook、Instagram)は使える?

美田「Twitter、Facebook、Instagramは、アプリからでなく、ブラウザから利用することができます。」

Twitter、Facebook、Instagramはブラウザから利用できる

Q. au Walletには対応している?

美田「au Walletアプリはプリインストールされているので利用可能です。搭載する機能を限定せざるを得なかったため、おサイフケータイについては非対応となっております。」

au Walletアプリがプリインストールされているのは、au Walletのプリペイドカードやクレジットカードを利用している人にはうれしいかぎり

Q. Bluetoothには対応している?

美田「対応しています。お手持ちのBluetoothイヤホン、Bluetoothスピーカーでラジオや音楽が楽しめるほか、Bluetooth対応ヘッドセットも利用可能です。イヤホンジャックは搭載されていませんが、別売の「microUSB変換アダプタ01」があれば、イヤホンジャック型のイヤホンも利用できます。」

「無線・ネットワーク」メニューにあるBluetoothの設定メニュー

Q. スマホとの2台持ちのメリットは?

美田「「スマホとの2台持ち」の場合、スマホと連携して「スマホ音声アシスタント」を呼び出すことができ、通話をしているようなスタイルで「Google アシスタント」や「Siri」を利用できます。たとえば、INFOBAR xvから「●●さんに電話をかけて」と音声入力をすると、スマホから発信することが可能です。ちなみに、スマホからINFOBAR xvに着信転送設定をしておけば、スマホの電話をINFOBAR xv側で着信することもできます。

Q. テザリングには対応している?

美田「対応しています。INFOBAR xv1台で最大10台まで接続が可能です。」

※テザリングとは
INFOBAR xvを外付けのモデムの代わりに、ノートPCやタブレット、ゲーム機などのWi-Fi対応機器をインターネットに接続する通信機能。

Q. Gmailなどメールは確認できる?

美田「「PCメール」アプリにて、スマホやパソコンのメールを設定することができます。ただし、サーバーがメールを受信したらケータイに即時転送してくれる「プッシュ」方式ではなく、ケータイから15分ごとにサーバーに確認しにいく「フェッチ」方式になります。特にGmailの「PCメール」設定は少し複雑なのでこちらの動画をご覧ください。」

気になる料金はどうなる?

最後はやっぱり気になる料金のおはなし。

auオンラインショップでの本体価格は5万1,840円。 毎月割は、新規、機種変更、MNPいずれも月450円(×36回)適用され、毎月割の36回分を引いた実質価格は3万5,640円となっている。

それでは、INFOBAR xvの単体持ちの場合と、スマホと2台持ちの場合とで月々どんな料金になるのか目安を紹介する。

● INFOBAR xv単体持ちは2,610円〜
INFOBAR xvの単体持ちの場合は、通話時間、通話回数、メールやSNSなどデータ通信の頻度によって5つ。

INFOBAR xvの待ち受け画面、INFOBAR xvのメニュー画面

● スマホとの2台持ちの場合は2,517円〜
「INFOBAR xvは通話専用として持ちたい」という2台持ち派にぴったりなのが下記のプランがこちら。

INFOBAR xvの待ち受け画面、INFOBAR xvのメニュー画面

※各プランの詳細リンクはこちら ・スーパーカケホ(ケータイ)について ・VKプランについて ・プランSについて ・VKプランMについて ・毎月割について

INFOBAR xvは、単体持ち、ひとりで2台持ちという人だけでなく、たとえばキッズケータイは卒業したがスマホはまだ早いと思っている親御さんの選択肢にもなりそうだ。(但し、学割は対象外)

ともあれau Design projectの最新モデルINFOBAR xv 。デザインはもちろんのこと、フィーチャーフォンの形を取りながらも、LINE を始めとする現代にマッチしたコミュニケーションツールとしても十二分の機能を有している。購入を後一歩で迷っている皆さん、買わない手はない。

最後に。今回、記事内で取り上げた質問のほかにも、発売開始から公式Twitterに寄せられた質問をもとに作成された回答集がau Design projectのページ内にオープン。他にも困った時やわからない時は。ぜひこちらもチェックしてみよう。

文:TIME & SPACE編集部

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。