2018/12/14
最近の大学生はレポートをスマホで書く? おじさんライターが聞いてみた
大学生というものがいる。その名のとおり、大学に通う人のことで、彼ら彼女らは学業に追われ、そのなかでレポートなどを提出しなければならない。学生によっては親元を離れて大学に通っている。
そんな学生のスマホの利用方法が、もはや異次元らしい。コミュニケーションツールとしてはもちろんだけど、レポートも動画編集も、だいたいすべてがスマホで行われているそうだ。逆にパソコンは使わないらしい。本当なのだろうか。
「田舎工作」をしながらスマホについて聞く
スマホといわれて思い浮かべる使い方は、LINEやInstagram、TwitterなどのSNSだったり、スマホゲームや写真撮影だったりする。もちろん漫画を読んだり、地図を見たりという使い方もあるだろう。それが普通だと思っていた。
私が非常勤講師をしている東京農業大学の学生を見ていると、スマホの使い方が異次元だった。たとえば、この記事はスマホについての記事だけれど、パソコンを使って書いている。30代の私にとっては当たり前のことだけれど、大学生はレポートをスマホで書いているらしい。その使い方は私の発想にはなかった。
田舎に行くとペットボトルや空き缶で作られた風車をよく目にする。私はこれを「田舎工作」と呼んでいる。故郷を思い出させてくれる工作だ。そこで田舎工作をしつつ地元に思いを馳せながら、大学生に最近のスマホ事情を聞こうと思う。
“降りてくる”からすぐに書く
最近の大学生に声をかけ、何人かに集まってもらった。まずペットボトルの風車を作りながら話を聞くのは、大学3年生の2人。私の教え子なのだけれど、「逆にパソコンはあまり使えない」と言っていたので、スマホの使い込み具合はすごいはずだ。
地主「スマホは大切?」
川元「大切です! なにをするのもスマホです!」
井口「レポートとかはスマホで書きます」
地主「聞いてはいたけど、本当に? フリック入力のほうが遅くない?」
井口「パソコンのほうが時間がかかります」
川元「それにどこでも書けるしね」
地主「どこでも書けないでしょ! 見せてよ、そのスピードを!」
地主「速い! めちゃくちゃ速い! 両手使ってる!」
井口「カメラを向けられて緊張しているので、遅いくらいです」
地主「パソコンも持ってるんでしょ?」
井口「家に家族のパソコンはありますが、自分専用ではないので、レポートは全部スマホのメモ帳に書いて、それを大学の研究室のパソコンにメールして、ワードにコピペして提出します」
地主「謎の手間がかかってるけど、あれだけフリック入力が速いと別にいいのかな」
川元「電車の中とかでも書けるしね!」
井口「そうそう!」
地主「電車で書かなくない? 私も原稿は書くけど、パソコンの前じゃなきゃ書けない!」
川元「急に降りてくるじゃないですか? その時にすぐに書ける。パソコンだと物理的に持ち歩くのは重いし、立ち上がるまでも時間がかかる。スマホだとそういうことがないので、降りてきた時にすぐに書けます」
地主「“降りてくる”ってのはアーティストのひらめきみたいなこと?」
川元「そうです、レポートの神様が降りてくるんです、急に」
井口「わかる!」
地主「いや、まったくわからないよ!」
川元「スマホにパワーポイント、エクセル、ワードが入っているので、それぞれスマホで作って、パソコンと同期させて提出します」
地主「エクセルも、パワポも?! すごい!」
井口「私は動画の編集とか、チラシのデザインとかもスマホです!」
地主「マジで!!! 俺はそういうのをやるけどノートパソコンですらなく、デスクトップでやってるよ。スマホでもできるだろうけど、大きい画面でやんないとなんかダメで……」
井口「全然できますよ! どこでもできるし!」
地主「それはデザインが“降りてくる”みたいなこと?」
井口「そう!」
カフェで薄いパソコンがカッコいい
地主「LINEとかも使うんだよね?」
川元「使います。研究室のグループとかもあるので、友だちともしますが、業務連絡みたいなことが多いです」
地主「カメラとかも?」
井口「私は一眼で撮って、アプリでスマホと同期させてデザインとかに使います」
地主「確かに、スマホでなんでもできるように世界は進んでるよね」
井口「YouTubeとかも見ますけどね」
地主「スマホゲームとかは?」
井口「あんまりやんないです」
川元「私はやります! ソリティア!」
地主「ソリティア? なんでそこだけパソコンっぽいの!」
川元「すっごい面白いんです!」
地主「電車に乗るとみんなスマホしてるけど、どう思う?」
川元「遊んでいると思われがちですけど、勉強してるんですよ、レポート書いたり。だからみんな仕事してるんだな、と。電車でパソコン開いている人いるけど、スマホでいいのに、と思う」
地主「今までの話を聞くとそうだよね。スマホで遊んでいると思われているけど、違うんだよね。学業に必要な道具!」
井口「そうです、パソコン高いし!」
川元「でも、カフェで薄いパソコン開いている人はカッコいいと思うよね!」
地主「そこはスマホでいいじゃん、とは思わないの?」
川元「カフェのコーヒーちょっと高いし、薄いパソコンも高い、カッコいいな、って!」
地主「薄いパソコンというのはMac?」
川元「よくわからないけど、薄いパソコンです!」
地主「なるほど。それは薄いパソコンを持てる財力がカッコいいってこと?」
川元「そうですかね!」
地主「俺、薄いパソコン持ってるから、今後カフェでバンバン仕事するわ!」
地主「スマホ代ってやっぱり気になる?」
川元「気になります!」
井口「気になるよね!」
地主「カフェのコーヒーを高いと言っている時点でそうだよね、気持ちはわかるけど」
井口「ないと困るものだから安いに越したことはない!」
地主「そこでauの学割ですよ!」
井口「怪しい勧誘みたい!」
地主「違うから! auが2018年12月1日から「auゼロ学割」というのを始めました。25歳以下なら「auピタットプラン(スーパーカケホ)」を翌月から3カ月間、月々1,980円割り引きし、月額0円~で「auピタットプラン」を利用できます!
※~1GBご利用の場合※各種割引適用時」
井口「0円!」
地主「また、スマホをヘビーに使う学生さんには「フラット学割20」がおすすめです。「auフラットプラン20」を翌月から3カ月2,020円割引! 安心大容量の20ギガプランが月額1,980円~で利用できます!
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川元「それ、ソリティアできますか?」
地主「学割とソリティアは驚くほど関係ないから安心して!」
地主「どう、地元を思い出す?」
井口「いや、全然」
川元「私も全然」
地主「え、ペットボトルの風車だよ? 地元にあったでしょ? 実家どこ?」
井口「東京です」
川元「私も」
地主「地元の親御さんを思い出しながら作ってなかった?」
井口「なんで作っているんだろ、と思いながら作ってました」
川元「頭の上にずっと「?」が浮かんでました。スマホで調べたかったくらい」
地主「え!!!!」
井口「でも、面白かったです!」
空き缶の風車を作る
大学生のスマホの使い方がわかってきた。もはやパソコンは使わなくてもいいのかもしれない。レポートもデザインも動画編集もスマホだ。スマホを見ているのは、遊んでいるのではなく、勉学に励んでいるのだ。
地主「もうパソコンは使わない?」
新井「そんなことはないですが、スマホでレポートを書いています」
増村「本当に? 僕はパソコンで書いていますよ」
地主「そうだよね、スマホでは書けないよね!」
増村「パソコンの前で書こう、と思って書かないと書けないです」
地主「そうそうそうそうそうそう!!! “降りてくる”とかないよね!」
増村「ないです」
新井「降りてきますよ、どこでも書けるのでスマホが便利です」
地主「天才肌はスマホなのかな」
地主「3年生だから就活しなきゃだよね?」
新井「明日までに大学に就職希望とかエントリーシートみたいなのを出さないといけません」
地主「そういうのもスマホ?」
新井「就活のアプリを入れたので、就活でもスマホを使います。エントリーシートは手書きが多いですが、スマホでできるものはもちろんスマホです」
地主「エントリーシートって手書き多いよね、手書き苦手で就活しなかったわ……みんなには就職して、ぜひ私に仕事を回してほしいです!」
増村「就活生にプレッシャー与えないでください!」
地主「やっぱりみんなLINEを使うんだね」
新井「研究室とかの連絡は全部LINEなので」
増村「今日のこの撮影のLINEグループもあります」
地主「グラフの中にAmazonもあるけどそんなに買い物する?」
増村「ウィンドウショッピング的に見ている感じです」
地主「アウトドア系の学科に在籍しているのに、インドア系の買い物のしかた!」
増村「一度間違って80,000円もする脱穀機を買ってしまった時はあせりました」
地主「脱穀機を人生で一度も買おうと思ったことがない!」
増村「欲しかったんですけど、値段とか勘違いしてて」
地主「YouTubeも結構見るんだね」
増村「そうですね、無料でいろいろ見られるので」
新井「私は家ではNetflixとかも見ます」
増村「見たいけど、高いから」
地主「80,000円の脱穀機と比べると安いけど、Netflixをお得に見る方法があります! auで「Netflixプラン学割」というのが始まりまして、翌月から3カ月間、月々2,020円割引されて月額2,980円~で利用できます!
※25GBご利用の場合※各種割引適用時※Netflixサービスの料金改定に伴い、2019年1月以降にご加入の場合、上記料金に150円/月が追加されます。」
増村「脱穀機と比べると、だいたいすべてのものが安く感じますね」
地主「なんで買ったかな……」
地主「スマホゲームとかもするの?」
増村「僕はやらないです」
新井「私は箱庭系のゲームをします。気がついたらずっと!」
地主「電車とかでもやっちゃう?」
新井「ずっとやっちゃいますね!」
地主「さっき話を聞いた学生が、電車でスマホを見ているのはレポートなどをやっていて、遊んでいるわけではない、と言ってたけど」
新井「遊んでますね! 人それぞれですよ!」
地主「レポートを書いたりしていることもあるよね?」
新井「ありますよ、書いてることも!」
地主「フリック入力は速い?」
新井「普通ですね!」
地主「めちゃくちゃ速いよ!」
新井「降りてきた時にすぐに書かなきゃいけないので!」
地主「だから、“降りてくる”ってなんなんだよ!!!」
親に感謝を伝える
地主「月々のスマホ代は誰が払ってるの?」
新井「親です」
増村「僕も親に払ってもらっています」
新井「申し訳ないなとは思うのですが」
地主「はい、まったく申し訳なく思う必要はありません! 学生は学業が本業なので、4年間なるたけ雑音なく勉強に勤しむ方がいいんです! 私など30代ですが、いまだに親に払ってほしいと思っていますが、払ってくれないので、払ってくれているうちは払ってもらえばいいのです!」
新井「なるほど」
地主「ただ感謝はするべきだと思うよ、感謝してる?」
新井「しています、親がよく言ってくるんですよ! 「スマホ代払ってるけど、どう思う?」って! その度に「ありがとうございます」と言っています!」
地主「いいね、親から言ってくるパターン!」
増村「僕も親にはもちろん感謝していますし、ありがとうと言っています」
地主「それはなにに対してのありがとう?」
増村「熊本から東京に出てきているので学費のことだったり、育ててくれていることなどです」
地主「そういう感謝も必要だけど、今は違う。スマホのことだけ。「スマホ代ありがとう」って言ってる?」
増村「スマホに限定しては言ってないです」
地主「わからないから、言われないと。息子は学業や育てたことの感謝はしてくれているけど、スマホ代は? スマホ代は感謝していないの? ってなるから」
増村「なりますかね?」
地主「なる。たとえば「au フラットプラン5(学割専用)」だったら、5GBのデータ容量を定額で利用できて、このプランには翌月から3カ月間、月々2,020円割引される「フラット学割5」が用意されてるから月額980円~で利用できる。その980円の感謝を伝えなきゃわからないでしょ! 息子は980円の感謝をしないと!
※各種割引適用時」
増村「そんなことはないんじゃないかと!」
地主「私が親なら思うから! ということで、電話で感謝を伝えよう!」
増村「今? 今ですか?」
地主「うん、感謝はいつしてもいいからね!」
増村「電話しました!」
地主「親御さんはなんと?」
増村「卒業までは面倒みるから気にするな! あと、僕に払わせると代金支払いを忘れて連絡が取れなくなるから、自分たちでやった方が安心、と」
地主「いい親御さんだ! 強いて言えば、卒業後も払ってもらえるようにしたかったね」
増村「自分で払いますよ!」
地主「えらい!!! 見習います!」
地主「どう懐かしい? 地元のことや、親御さんのこと思い出すでしょ?」
増村「いえ、その全然。地元にはなかったです……」
地主「え!!! 熊本でしょ? なかった?」
増村「僕の住んでいた地域には」
新井「私も全然、実家が埼玉の東京寄りだからですかね?」
地主「懐かしくない?」
新井「ずっとなにを作らされているのだろう、と思っていました」
増村「僕も」
地主「そんな感情のなか、作ってくれてありがとう!」
増村「感謝は大切ですね!」
地主「そだね、伝えなきゃだね!」
もはや勉強道具
現役の学生にスマホの使い方を聞いた。もちろん、遊びやコミュニケーション手段としても使うけれど、学業に必要なものになっていた。スマホでレポートを書くのだから、なければ困る存在。学生にとってのスマホは、安い買い物ではないかもしれないが、au学割を使えば割引もあるし、これだけ学業に使い倒していたら、もはや安いと言ってもいいのではないだろうか。あと、私も降りてくるタイプの人間になりたいです!
文:地主恵亮
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