2018/06/19
モーニング娘。’18は「電話帳を偽名で登録?」 ケータイ座談会で年代ギャップ判明
ケータイとハロプロの歴史を振り返る
1988年、IDO(当時)からショルダーフォンが発売され、auケータイの歴史は始まりました。緊急時にでも連絡が取れるツールとしてコミュニケーションのあり方を劇的に変え、また当時は社会的地位の高い人たちのステータス(?)としても認知されていました。それが、たった10年後には“若者のコミュニケーションツール”へと進化していったのです。
ちょうどその頃にハロー!プロジェクトが誕生。のちに日本アイドル界の中核をなす一大ムーブメントへと発展します。
2018年、ショルダーフォン登場から30年を迎えたauと、20周年を迎えたハロー!プロジェクトがコラボレーション。ケータイの進化の歴史を現役ハロプロメンバー総勢46名と振り返る「auハロプロケータイ図鑑」を公開しました。
そこで「TIME & SPACE」では、全6回にわたって各グループの「ケータイ座談会」をお届けします。「ケータイとわたし」をテーマに、みっちりお話しを聞いてきました。
今回は「モーニング娘。’18」から飯窪春菜さん、小田さくらさん、羽賀朱音さん、横山玲奈さん、が登場です。
テーブル上に並んだ古いケータイたちを見ながら、「エアコンのリモコンじゃーん」「トランシーバーみたーい」「すごっ、アンテナあるねー」などの歓声を上げています。
モーニング娘。’18のマイ・ファーストケータイ
――そもそもみなさん、これらのケータイを知ってますか?
飯窪「アンテナのあるケータイには馴染みがあります。私、アンテナ世代のギリ最後だと思うので。だから“受信してる感”はすごく意識します。今はスマホなのに、電波のいいところ探して部屋の中を歩き回って、ケータイの角度とか高さとか調節してますもん。」
横山「私もアンテナ好きっ! アンテナ付き持ってたことないけど、かわいいし丸いから(笑)。」
小田「丸い? 先端が?」
羽賀「うん、確かに丸いかも(笑)。」
横山「小さい丸い球体が好きなんです、なんでも。ついつい触っちゃう。だからママのケータイのアンテナをクリクリ触ってた思い出はあります。」
――みなさんのファーストケータイってどんなでした?
小田「小4の時に持った、二つ折りのガラケーでした。モーニング娘。に入ったのが中学2年で、私のガラケーでは振り付けの動画見たり、ブログ書いたりするのに不便だったから、それをきっかけにスマホに変えました。」
飯窪「私は小1からプリペイドケータイ持ってたなー。両親が共働きだったんで、芸能活動とは関係なく、いわば防犯のためですね。3,000円とか先に払い込むと、その分の通話ができて。インターネットもカメラ機能もなかったけど、当時は友だちも誰も持っていなかったんで、両親と通話するだけでした。」
羽賀「私は幼稚園の年中さんで……。」
一同「はやっ!(笑)」
羽賀「英語教室に通ってて、そこで連絡取れるようにキッズ向けケータイを持たされて、小5の時にスマホになったかな。」
飯窪「え、小5って11歳? 私のスマホデビューは高校生だよ(笑)。」
横山「7歳差だもんね。私は小4からガラケーでした。羽賀さんと同じで習い事に通ってたから。ダンスのスタジオが夜8時くらいまであったので、お迎えの時間の連絡のためですね。スマートフォンになったのは小6から。」
飯窪「いやいや、早いって(笑)。」
グループ愛発覚! そしてアイドルならではのケータイ哲学
小田「実は初告白なんですけど、私、毎日Android充電用のケーブルを持ち歩いてます。」
横山「iPhoneユーザーなのに、なんで?」
小田「石田さんがよく充電器忘れるから。ぶっちゃけ石田さんのために充電ケーブルを持ってます。……本人には言ったことないけど(笑)。」
横山「すごーい!」
――なんか執事みたいですね。
小田「ホントよく困ってるから(笑)。そこは同じグループのメンバーとして助け合うべきだなって。」
――このお仕事ならではの特別なスマホの使い方とかってあります?
飯窪「電話帳! ケータイ紛失すると大変じゃないですか。だからロックを掛けるのはもちろん、電話帳のメンバーの名前は偽名で登録してます。」
羽賀「へーーーー……。」
――羽賀さんはやってないんですか?
羽賀「そもそも電話帳という機能を使わないです。」
横山「私も電話帳使わないな。全部メッセージアプリだから、全部アカウントで管理してる。」
小田「ああああ、“最近の子”はそうかー(笑)。今はまずSNSだもんね。私たちの頃は電話とメールがメインの連絡手段だったから、登録の入口が違うんだよね。」
飯窪「でも、電話番号は登録しておいたほうがいいよ。電話帳はバックアップとっておけるから、ケータイなくしても復活できる。」
-
●メンバーのスマホから
~飯窪春菜~石川県の兼六園に行った時の写真です。ずっと行きたかった場所に行けたことが嬉しかったです。水に反射した空も綺麗でした(飯窪春菜)
横山「あ! 私、SNSのアカウントの横に、その人の誕生日を登録してます! そしたら見た瞬間に「あ、今日、誕生日!」ってわかるから。これ、ナイスアイデアですよね!」
飯窪「うーん……でも電話帳だと誕生日書く欄あるよ。登録しておくと、当日になったら表示される機能もあるよ(笑)。」
横山「そうなんですか! だって電話帳を開いたことないんですよ……。」
飯窪「まあねえ。でも電話帳は使うべし。これ、アドバイスね! 」
――1990年代生まれと2000年代生まれのあいだで思わぬギャップが露呈しましたね。
フツーの女子じゃないケータイの使い方
小田「私の周りの子たちはYouTube見たり、アプリ落としたりするのに容量たくさん使ってるんですけど、私は完全に“フリビデオ”のためだけに毎月ギガ数を追加してます。」
飯窪「フリはお仕事柄、ちゃんと覚えなきゃだもんね。」
小田「(取材陣に向かって)新しいフリの動画をアップしたURLが送られてくるんですよ。もうそれを落としてるだけで毎月制限です。で、親に“仕事のためなの!”って追加してもらえるようにお願いしてました。」
-
●メンバーのスマホから
~小田さくら~私の家に新しく子猫が来たその日に撮った写真です! 慣れない場所で怯えていたけど、撫でてようやく寝てくれた時の様子です!(小田さくら)
羽賀「制限かかっちゃうとブログも書けないもんね。だから私も毎月追加してるー。」
――ちなみにケータイ代は誰が払ってますか?
小田「18歳までは父の世話になっていました。それ以降は自分で。」
飯窪「私は自分の仕事でケータイを使うようになってからは全部自分で。払えるなら自分で払いなさいって。」
羽賀「私は1年前から自分で。ただデータ容量を追加するときは、一応、母の許諾を得てます。」
横山「………………私は自分で払ってないので、実は金額とかもわかんない(笑)。」
羽賀「えーーー、いいなあ!(笑)」
飯窪「ネットショッピングの決済とかはどうしてるの?」
横山「買ったことないです。もっと言うと有料アプリも使わないし、課金したこともない。データ通信だけの人間(笑)。」
小田「すごいね(笑)。私、二つ折りの頃に二桁万円いっちゃったことがあったよ!」
横山「 えーーーーーー! 」
小田「小5ぐらいだったんだけど、ケータイにあるボタンを発見して。ポチって押したらインターネットにつながったの。“すごいすごい、ここにはなんでもある!”とか思って、いろんな曲を聴いたり、好きなアーティストさんの動画を見まくってたら、すごいことになっちゃって。」
一同「えーーーーーー。」
小田「お金がかかるものだって知らなくて。仕事を始めてから、まず目標にしたのは、そのお金を親に返すことでした(笑)。」
――それは素晴らしい!
飯窪「いやいや! 当たり前です(笑)。」
お誕生日は特別! みんなでこっそり、みんなをお祝いしたいから
――メンバー間でのグループLINE的なものってあります? なにに使ってます?
飯窪「直近のインフォメーションの共有ですね。スタジオに入った後、“着替え何分前です”みたいな細かいこととか。」
横山「“寝坊しちゃいました♥”とか(笑)。」
小田「でも、お誕生日ごとにグループ増えていったよね(笑)。当事者抜きのグループが瞬時にできて。」
飯窪「そうそう! 本人にバレないようにセッティングしてサプライズするための!」
小田「全員楽屋に入るのに、本人以外みんなで打ち合わせしてるっていう。“7分後に決行ね!”って。」
飯窪「それはホント、ケータイの進化のおかげだよね。」
――もう全員回りました?
飯窪「たぶん何周かしてるよね?」
小田「だから、全員がハブかれてるグループラインが人数分あると思います(笑)。」
横山「誕生日当日は「あ、今日くるかも!」って思う。」
羽賀「期待してるんだけど、なんかうまく間合いを外されて「おめでとー」ってくるから、私は毎回ちゃんとびっくりしちゃうよ(笑)。12時ぴったりにメッセージのやりとりすることが多いんですけど、そのノリで友だちにメッセージするとみんな寝てる(笑)。」
-
●メンバーのスマホから
~羽賀朱音~うちの愛犬クルトンが、トリミングをした直後でかわいすぎたので、ついつい撮ってしまいました…! 鏡越しに、私の脚が写っているのがポイントです!!!(笑)(羽賀朱音)
小田「私たちは0時が基本だもんね。だから、お誕生日は日付が変わるまで起きて待ってる。」
羽賀「私は23時59分にアラームかけてから仮眠してます(笑)。」
飯窪「普通にお風呂とか入っちゃうけどなー(笑)。」
小田「もし、お風呂に入ってても間に合うように出てくるかな。ちゃんとぴったりにお祝いしたいし、お祝いにはすぐ応えたいから。」
飯窪「えらい!」
小田「私、誕生日大好きだから(笑)。誕生日は、生まれた人が主役だから、本人に対しては「生まれてくれてありがとう」って思うし、家族には「その子を産んでくれてありがとう」って、とにかく感謝したい日だもん。」
やってくるケータイの未来。どんなライフスタイルで楽しみ、どんなグループでいたいか
――さて突然ですが、ケータイはこれから5Gの時代がやってきます。今の10倍、多くの人やモノにつながることが可能で、早さも20倍になって、ネットの向こうとこっちでの遅延がほとんどないという、次世代のモバイルネットワークですね。そんな時代が来たら、どんなライフスタイルが待っていると思いますか?
飯窪「今思ったのは、完全に「ハッピーニューイヤー!」でした。」
小田「あ、そのタイミングでメンバー全員に一斉送信で違う文章を送るみたいな。」
横山「あ、でも、それこそ文章だけじゃなくてムービーとかもバンバン送れるかも!」
飯窪「あと、マーベルの『アイアンマン』のケータイが夢かな。ケータイがもはや枠だけでディスプレイもなくて、空中の透明な空間に立体的にコンテンツが出てくるの。」
羽賀「すごいすごい。それいいね!」
飯窪「出てきたものを指先でシュッてやると、そのまま相手のところに届く。あれ、夢だなあ……。」
-
●メンバーのスマホから
~横山玲奈~イベントが終わって休憩中に食べたチーズケーキです。美味しいだけじゃなくて、すごく見た目がかわいくてきれいだったので撮りました(横山玲奈)
――そんな時代、たぶんモーニング娘。でいうと「’19」か「’20」になってると思うんですけど、そんな未来にどんなグループになっていたいですか?
飯窪「2014年にソチの応援ソングを歌わせていただいたので、20年にも頑張りたいですね。」
羽賀「私はもっと海外に出て行って、ワールドツアーができたらって思います。世界に行くのは、飛行機の横に自分たちがペイントされた、オリジナルのモーニング娘。ジェットとかで行けたらいいな(笑)。」
横山「夏に野外フェスに出たいです。既存のフェスじゃなくてもハロプロとかで、水とか花火を盛り込んだ屋外らしいパフォーマンスを取り入れたライブをするのが夢。」
小田「「女の子が当たり前になりたいモーニング娘。」でいたいと思います。私が3〜4歳の頃って、周りのみんなが普通にモーニング娘。になりたかったんです。もう一度そういう存在になって、羽賀が言ったみたいに、モーニング娘。の音楽を世界に直接届ける機会がいっぱい持てたらいいなと思います。」
「auハロプロケータイ図鑑」ではハロー!プロジェクト全グループの撮り下ろしカット満載、今年の新モデルも含めたauケータイの一覧を見ることができますので、ぜひ楽しんでくださいね。
- モーニング娘。’18最新情報
-
第65弾両A面シングル「Are you Happy?/A gonna」が6月13日に発売。「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2018春~We are MORNING MUSUME。~ファイナル」が、いよいよ6月19日(火)、20日(水)日本武道館で。ラストの20日は、このツアーを持ってモーニング娘。’18とハロー!プロジェクトを卒業する「尾形春水卒業スペシャル」と銘打って開催されます。詳しくはオフィシャルサイトをご確認ください
- auハロプロケータイ図鑑プレゼント企画(7月2日まで)
-
世界に1台! ハロプロメンバーのサイン入りのディスプレイカード付「INFOBARトランスフォーマー」を、ハロプロメンバー数と同じ46名様にプレゼント!
応募フォームに下記の合言葉をご記入の上、ご応募ください。
合言葉:スッペシャル!
- おもいでのケータイ教えてください!
-
TIME & SPACEのコミュニティでは、auハロプロケータイ図鑑にちなみ、みなさんが今まで使ってきた中で、おもいでに残るケータイを募集しています。
文:武田篤典
撮影:瀬谷壮士
※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。