2014/04/04

au2014春モデル特集『AQUOS PAD SHT22』 撮る・編集する・見る・手に取るを1台で楽しめる

丸みを帯びた白い筐体に優しく明るい色の待ち受け写真。AQUOS PAD SHT22は、20代から30代の女性をメインターゲットにしたタブレットだ。女性に多い利用方法として「写真を楽しむ」ことに着目し、タブレット最高クラスの1,310万画素のカメラを搭載した、AQUOS PAD SHT22のこだわりについて、商品企画を担当したKDDIの江藤麻樹と管原弘晃に聞いた。

スマートフォンと同等の高性能カメラを搭載

開発担当者のKDDI江藤麻樹(左)と管原弘晃

「新しいAQUOS PADが女性をターゲットにしたのは、今後タブレットが普及するには、女性への浸透が欠かせないと考えたからです。現在、タブレットは男性を中心にITリテラシーの高い層から普及しており、前モデルに当たるSHT21購入者も男性の比率が高かったです。また、女性をターゲットに考えている商品が市場に少なかったことから、女性に手に取ってもらうことを考え、商品企画を行いました」と、菅原はその意図を説明する。

早速、一番のこだわりポイントである「写真」についてみていこう。AQUOS PADは、写真を撮る・編集する・見る、のすべてを、タブレットならではの大画面で楽しめるのが特長だ。「20代、30代の女性にアンケートをとると、機能についての要望で、カメラが上位に挙がります。SHT21は、カメラ機能がスマートフォンに比べて低かったので、女性をターゲットにするのであれば、カメラは改善すべき点であると考えました」(管原)

一般的にタブレットは、カメラで撮った画像を見る利用シーンが多く、撮ることに着目する人は少なかった。その結果、カメラ機能はスマートフォンに比べて少し性能を抑えることでバランスをとる傾向があった。AQUOS PADでは、そこをまず見直し、「一台で撮って、見て、編集、印刷まで、すべてできる」ということにこだわった。搭載したカメラは、1,310万画素のセンサーに明るいレンズを搭載し、まさにスマートフォンと同等のもの。「7インチというサイズは、紙焼き写真のL版プリントよりも大きなサイズなので、出来上がりをイメージしながら写真を撮影できるというメリットもあります」と、江藤はその良さを強調する。

撮影した写真を見たいときには、アルバムアプリを起動する必要はない。撮影した写真のフォルダをウェルカムシート(ロック画面)の壁紙に設定しておくことができ、ロック画面のまま、左右にフリックするとフォルダ内の写真が閲覧できる。友人や家族に写真を見せる時も、ロック画面の状態でタブレットを渡せばいいので見せやすい。

大画面を生かして編集、フォトブックと写真をとことん楽しむ

プリインストールされている画像編集アプリ「Papelook」。ロック画面から直接起動できる。

フォトブックアプリ「TOLOT」を使えば、自分で撮影した写真を使って、簡単にフォトブックを作成できる

写真の編集も、ウェルカムシート(ロック画面)から画像編集アプリ「Papelook」を起動すれば、写真の切り抜きやレイアウト、デコレーション、文字入れなどが自由にできる。もちろん、編集した写真をSNSに投稿することも可能だ。「女性はSNSに写真をアップロードする時、撮ったものをそのままアップロードしないで、デコレーションや組み合わせでかわいく仕上げることがよくあります。文字を入れたり、複数の写真を組み合わせるのは、スマートフォンの小さい画面よりタブレットの大きな画面の方がやりやすいですし、見やすくきれいに仕上がるのではないでしょうか」と江藤。プリセットされた待ち受け画像の中にもPapelookで編集した写真が入っており、「写真の編集も大画面で手軽にできる」ことをアピールしている。

もう一つの写真の新しい楽しみ方が、フォトブックアプリ「TOLOT(トロット)」だ。アルバムの中から好きな写真を選んで並べるだけで、オリジナルのフォトブックが編集できる。できあがったフォトブックは、1冊500円(税込)で送料無料で手元に届く。auスマートパス会員なら、最初の1冊はお試しで無料になる。もちろん、ギフトとして送ることも可能だ。写真を1冊のフォトブックにまとめられるのはもちろん、イヤーブックや旅行の思い出アルバムなどを、自分で撮影した写真で手軽に作れるのはうれしい。「手軽に大きな画面で写真を見るのも楽しいですが、プリントした写真には、やはり紙ならではの良さがあります」(江藤)。AQUOS PADは、写真の撮影からフォトブックの作成まで、これ1台で完結する、新しいタブレットの楽しみ方を提案する。

片手で持ちやすいサイズ

極限まで細いフレームのおかげで、7インチの大画面なのに女性の手にも収まりがいい

AQUOS PADの7インチというサイズは、インチ数だけ聞くと大きく感じるが、実際に手に取ってみるとあまり大きさを感じさせない。その理由は、極限までフレームを細くした「EDGESTスタイル」と、丸みを持たせた筐体にある。

「7インチというサイズは、外出時のちょっとした隙間を有効に使えるサイズです。コミック本より一回り小さいサイズなので、お茶を飲みながら雑誌や本を見たり、週末の旅行のためにガイドブックや地図を調べるといった用途に使いやすいと思います」(江藤)。また、タブレットならではの利点が、新聞の紙面アプリを有効に活用できること。スマートフォンでは文字が小さすぎて全体を見通せないが、7インチなら紙面全体を見ても見出しが判別できる。AQUOS PADには朝日新聞デジタルアプリがプリインストールされており、2014年8月末まで無料で利用できるIDとパスワードが同梱されている。「通勤電車の中で窮屈に新聞を縦折りするよりも、タブレットの紙面アプリで見出しをざっと見て、必要な部分を拡大する方がスマートに読めますよ」と管原。

もう一つの「7インチ」を活用する機能が、フルセグ対応のテレビ。WUXGA対応のIGZO液晶は、フルセグ映像を美しく再現する。「家のテレビと同じ精細さの番組を7インチの液晶で楽しめる、まさに持ち運べるテレビだなと思います」(管原)。録画対応なので、撮りだめた番組も持ち出せるし、防水対応なのでお風呂テレビとしても楽しめる。

スマホとタブレットをストレスなく連携できるPasstock

AQUOS PAD SHT22に初めて搭載されたスマートフォンとのデータ連携アプリ「Passtock(パストック)」も、新しいタブレットの使い方を広げる機能だ。シャープが開発したもので、ファブレットを除くauスマートフォン(Android4.2以上)にアプリを入れることで利用できる。

基本的な使い方は、「データをスマホと共有する」こと。例えば、レストランを検索して予約の電話をかけたいときに、従来であれば「タブレットで検索・ブラウズして、画面を見ながらスマートフォンで電話番号を入力して、電話をかける」という二度手間な操作が必要だったが、タブレットの画面をタップするだけでペアリングしたスマートフォンから電話を発信できる。「Passtockで連携させて、通話はスマートフォンで行うようにすることで、スマートフォンとタブレットをスマートに使い分けていただけると思います」(江藤)

URLの共有は、ブラウザでウェブを見ている時に共有ボタンから「ストックする(Passtock)」をタップするだけ。スマホとタブレットの間で相互に送れるので、「電車の中ではスマホで見ていたページを、電車から降りるときにストックして、家ではタブレットで続きを読む」といった使い方ができる。写真もタブレットとスマホで共有できる。

データの共有には基本的にBluetooth®を使うが、写真など容量が大きいデータは、ファイルの拡張子で判別してWi-Fi Direct®で送る。どちらも一対一の接続で、クラウドは介さない。「自分の端末の間でだけデータがやりとりされますので、『クラウドは自分の知らないところにデータを送られるのが不安』という人も安心して利用できるのではないでしょうか」と、江藤はその利点を説明する。

タブレットとスマートフォンのデータ連携アプリ「Passtock」。タブレットで見つけた電話番号をタッチすると、スマートフォンから電話発信できる

「Passtock」を使えば、タブレットで見ていたURLをスマートフォンに共有できる。サーバーなどを経由しないBluetooth®とWi-Fi Direct®通信を利用するため、電波が圏外の場所でも連携可能。

ここまでに挙げたほかにも、感度の高いIGZO液晶の特長を生かしてメモやスケジューラに手書きで入力できる「書(かく)」ノートや、4,080mAhの大容量バッテリーを生かしてスマホを充電できる機能など、便利な機能がつまったAQUOS PAD SHT22。「写真を楽しむ」以外にも、さまざまな楽しみ方ができそうな新世代タブレットだ。

文:板垣朝子  撮影:高橋正典

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

presented by KDDI