2016/11/30

面倒な労務管理がクラウドで超ラクに フリーランスからベンチャーまで圧倒的支持の労務ソフト『SmartHR』

スマホのアプリで、社会保険・雇用保険の手続きも自動化!

社会保険の手続きや、入退社の書類作成。社会人ならば避けては通れない面倒な手続き、ストレスだと感じている人も多いはず。細かい文字がズラズラと並んだ書類を見ただけで、つい投げ出したくなってしまう。ひとたび書き間違えてしまったら、もうギブアップ寸前だ。

そうした状況を改善するために開発されたのが、労務管理クラウド「SmartHR」だ。これまで手書きで記入していた書類作成や、役所への書類提出が、すべてWEB上でできるという優れものだ。2015年11月に正式リリースされると、2カ月で約500社もの企業が導入を決定。

リリースから1周年を迎えた現在、その利用企業数は伸び続け、メルカリやWantedly、Eurekaなどのベンチャー企業を中心に、2,500社以上もの企業が、すでに導入済みという。しかも、ユーザーの継続利用率は98.7%と、サービスへの満足度は極めて高いようだ(2016.11.16時点)。類似したサービスがあるなかで、「SmartHR」が著しい成長をみせる理由は、その手軽さにある。

わかりやすさを追求した、操作方法

「すべての『労務』を1クリックで」と、うたっているように、操作方法はいたってシンプル。まずは、登録。画面の指示に従って、メールアドレスやパスワード、会社名などを入力し、わずか5分ほどで登録完了。

プランは、従業員数ごとに料金が異なり、5名までなら無料。全プラン15日間の無料お試し期間も設けられている。契約期間中でもプランを変更することは可能で、すぐに変更後のプランを使用することができるとあって、従業員の増減にもスムーズに対応可能だ。

現在行うことのできる手続きは、入退社の手続き、扶養の追加・削除、マイナンバーの管理、協会けんぽの手続きなどさまざま。通常どおり、これらの手続きを行う場合、1枚ずつ手書きで、かつ同じことを何度も書かなくてはならなかった。

SmartHRを使うと、たとえば入社手続きをする場合、フォームに従い必要事項を入力していくと、社会保険・雇用保険の適用申請書類など、ほかの書類も自動的に作成してくれる。なにより、役所への提出もWEB上でできるので、大幅な時間短縮が可能だ。これぞ、テクノロジーの強みを最大限に生かしたサービスといえるだろう。

顧客の声を第一に

サイト内にはチャット式のメッセージサポートが設けられており、手続きの途中でも疑問点や不具合があれば、いつでも質問することができる。さらに、回答するまでの時間は平均5分(平日9:30〜19:00のみ)。これならば、WEBで調べる必要もなく、その場ですぐ正確な情報を得られるので安心だ。

こうした充実の顧客サポートは、機能の向上にも反映されており、随時対応手続きを拡大していくとのこと。2016年10月22日には、年末調整機能が新しく追加され、クリエイターなど、フリーランスの利用者も増えそうだ。

社労士向けのサービスも

また、社会保険労務士向けにつくられた「SmartHR for Adviser」のリリースも開始。SmartHRと合わせて使うことで、社労士と顧問先企業とのコミュニケーションや業務フローを円滑に行い、さらなる時間短縮を可能にするという。

フリーランスから大企業、社労士。さまざまな角度からヒアリングを重ね、顧客に寄り添ったサービスを展開しているSmartHR。すべての手続きに対応する日も遠い未来じゃないかもしれない。

文:長浜優奈/中澤範龍(EditReal)