2014/08/19

au2014夏モデル「HTC J butterfly HTL23」鮮やかな3色がラインナップ 奥行き情報を生かした写真編集を楽しめるデュオカメラを搭載

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KDDIとHTCが共同で開発した「HTC J butterfly HTL23」。日本のユーザーのために開発されたこのモデルのこだわりについて、HTC NIPPONプロダクトマーケティング ディレクターの泉山英統氏とKDDIプロダクト企画本部の高橋宏明に聞いた。

日本のユーザーの好みに合わせた鮮やかな色とシンプルなデザイン

KDDIとHTCの共同開発モデル4機種目となるHTC J butterfly (HTL23)が、8月29日から、いよいよ発売される。「7月31日のニュース発表以来、『待ってました』という声が多いですね」と高橋が言うように、2012年に登場したHTC J以来、両社のコラボレーションモデルは人気を集めてきた。

HTC J butterfly HTL23(左から)「Rouge」「Canvas」「Indigo」詳細は、auHP製品ページへ

HTCの泉山氏は、今回の新しいbutterflyのコンセプトについて、「日本のユーザーは造形の面ではシンプルなものを、色彩は鮮やかなものを好むので、グローバルモデルのノウハウを生かしつつ、日本のユーザーに向けてKDDIと一緒に開発しました」と説明する。

それを受けて、「今回は、色にすごくこだわりました」と話すKDDIの高橋。そのこだわりは名前にも表れており、HTCでは定番となった赤は「Rouge(ルージュ)」、スマートフォンでは見ることの少ない深みのある藍色は「Indigo(インディゴ)」、そしてほかの2色とは表面の質感も変えたマットホワイトは「Canvas(キャンバス)」と名付けられている。

「Rougeは、前モデルのbutterfly(HTL21)よりも鮮やかさを上げて、どこからみてもきれいな赤色が発色し光沢が美しく感じられるようにしています。Indigoに関しても、遠くから見ると黒く見えるのですが、近くで見ると輝度があり、かつ深みのある藍色という矛盾した課題を解決し、かなりのチャレンジをしました。Canvasは、汚れを付きにくくする表面塗装をかけることで、汚れがつきやすいといわれているさらっとした手触りのマットホワイトに挑戦し、上質なホワイトに仕上げました」と高橋は振り返る。

HTC J butterfly HTL23の開発を担当したKDDIプロダクト企画本部の高橋宏明(左)とHTC NIPPONプロダクトマーケティング ディレクターの泉山英統氏

狙った色を実現するためには、「何層目の塗装を10㎛厚くして」といったやり取りを繰り返したという。高橋が「今日、このトライでダメだったら遅れるというところまで粘って、ギリギリのところまで頑張ってもらいました」と振り返ると、「そうなると分かっていたら、たぶんやらなかった」と泉山が苦笑する。その成果は実際にショップ店頭で確かめてもらいたいが、どの色もこれまでにはない高い質感を感じさせる仕上がりになっている。泉山氏は、「単に技術的な課題ではなくて、人間の心理に訴える効果を狙ったものです。KDDIとHTCとで入念に研究してできたものだと思いますね」と、その仕上がりに満足そうだ。

デザインは、色を基軸にしてシンプルかつ上質さを狙った。「シンプルさという点では、できるだけ部品と部品の分割線をなくし、入出力のデバイスとして使いやすいという点を打ち出しました。特徴として前面のステレオスピーカーがあるんですが、スピーカーの存在感を目立たせたグローバルモデルに対して、あえて目立たせないようにして、できるだけ一つの部品として溶け込ませるようにしました」と泉山は説明する。

「このデザインも、10回じゃきかないくらいやりとりをしてここまで来ました」と高橋。そのたびに出される課題の一つひとつが難問だったという。「例えば、斜めから見えた時にきらっと光ることを狙って、ベゼル(縁)のアクセントとしてメタリックなパーツを入れることを提案されました」(泉山氏)。「でも光りすぎてもダメだとか。チラッと光るのがいいんだよとか」(高橋)。「そこで一番光るもの、中間のものというように、どんなものでも5段階くらいの部品を台湾からデザイナーが持ってきて、着せ替え人形みたいにこれがいいかな、あれがいいかなと検討しました」(泉山)といった具合だ。

壁紙もデザインの一部として、HTCとKDDIで一緒に開発した。3色それぞれ違うデザインが用意されているが、これも何百という候補の中から選ばれたものだ。

高橋は、「一緒に開発するのも4機種目なので、デザイナーとも信頼し合っています。HTCじゃないと、ここまでKDDIの要求をくんでいただけなかったんじゃないかと思います」と、両社の協力関係の深さを話してくれた。「以前のモデルもそうだったのですが、KDDIとのコラボレーションモデルは、日本発のスマートフォンとしてアジアへも展開したいと思っています」と泉山氏。

butterflyは、日本の感性を世界に伝える親善大使としての役割も担っているのだ。

2つのカメラで奥行きまで捉える独自のカメラ

新しいbutterflyには、世界でHTCだけが持つ特別なカメラが搭載されている。それが「デュオカメラ」だ。背面に、1,300万画素のメインカメラに加えて200万画素のサブカメラを搭載しており、撮影した写真に距離(奥行き)の情報を加えることで、これまでにない写真の楽しみ方を提供する。

「奥行き情報を利用することで、撮った後でピントの合わせ直しができます」と、泉山氏がデモを見せてくれた。3人の女性が写っている写真を表示して、手前右の女性の顔をタップすると、その顔にピントが合い、奥にいる女性がきれいにぼける。続いて奥の女性をタップすると、今度は奥の女性にピントが合い、手間の女性が自然にぼける。「一眼レフで撮影した写真のような、中心になるもの以外をぼかした写真を、撮った後から作れます」と泉山氏。「食べ物の写真をFacebookなどSNSにあげるときに、ちょっと周りをぼかすと、すごくプロっぽい写真になります」と高橋も応じる。

奥行情報を利用し、画面をタップしてピントを合わせ直すことができる。左は右側の女性に、右は奥の女性にピントを合わせた状態

この「UFocus」(You Focusの意味)という機能以外にも、奥行き情報を利用した楽しい編集機能が用意されている。写真から人物等を切り出してほかの写真に合成できる「コピー&ペースト」や、写真にスタンプを貼るようにデコできる「シール」では、合成する人物やシールを、写真に写った人物やモノの前に入れたり後ろに置いたりできる。奥行き情報を利用することで、簡単にズレもなくきれいに重ね合わせることができるのだ。シールには、リアルな帽子や髪型、メガネ、天使の羽などが用意されている。

このような奥行き情報を利用した写真は、今のところはHTCの「デュオカメラ」搭載スマートフォンでしか楽しめないが、泉山氏によれば、「アプリを提供して、すべてのスマートフォンで編集や加工を楽しんでいただけるよう計画中です」とのこと。そうなれば、他の機種を使っている友人や家族にbutterflyで撮った写真を送って、ピントの変更や写真の編集を楽しんでもらえるようになる。

カメラでもうひとつ注目したいのがインカメラ。スマートフォンのインカメラは100~200万画素程度のものが多いが、新しいbutterflyは500万画素のインカメラを搭載しているので、自分撮りもこれまでないきれいな写真を楽しめる。

フロントステレオスピーカーやJBLのイヤホンで臨場感のある音を楽しめる

HTCならではの機能の2つ目のポイントが、音だ。「今回は、音のプロフェッショナルであるアメリカのオーディオメーカー、ハーマン・カードンとタッグを組んで、音をより強化しました。そのひとつがスピーカーの強化で、最大音量を上げ、特に高音がより出るようにしました。もうひとつが、イヤホンでの音質の向上です。ハーマン・カードンの持っているブランドの中から、日本でも非常に評価の高いJBLのイヤホンを同梱することにしました。ケーブルの色は、au専用のオレンジにしました」と、泉山氏は説明する。

オーディオファンにおなじみのJBLから、HTC-KDDI限定カラーのイヤホンを同梱

CDを超える音質で話題のハイレゾ音源(24bit/192㎑までのFLAC、WAV)にも対応。また、スマートフォンでは極めて稀なことだが、本体にアンプも搭載しているので、音楽はもちろん、ゲームや動画を楽しむときにも、フロントに搭載されたステレオスピーカーや高品質のイヤホンで、スマートフォンとは思えない音を楽しむことができる。さらに、JBLのヘッドフォン上位機種に搭載されているLiveStageというプログラムを本体に搭載することで、イヤホンで聴いていても、まるで目の前で演奏しているような臨場感のある音を楽しめる。

機能面では、テレビはフルセグにも対応、赤外線、おサイフケータイと、日本では欠かせない機能ももれなく搭載。CA(キャリアアグリゲーション)とWiMAX2+に対応し、auの最新のネットワークを快適に利用できる。そして今回、一段と進化させたのが防水防塵対応だ。防水は前モデルのbutterflyのIPX5対応(水がかかっても大丈夫)からIPX7対応(水没しても大丈夫)に強化。さらに、IPX5相当の防塵にも対応した。イヤホンジャックもmicro USB端子もキャップレスだ。

カバーを閉じたままでも時刻を確認できるドットビューケース

そしてHTCといえば忘れてはいけないのが、直観的で心地良い操作感。「世界で最初にAndroidスマートフォンを開発したのがHTCですから、多くのノウハウの蓄積を持っています」と泉山氏が言うとおり、butteflyにも、世界で定評があるHTCの伝統が生きている。今回、新たに採用されたのが「モーションローンチ」。ダブルタップするとスリープ解除したり、横にスワイプすると独自の情報表示画面であるBlinkFeedが出てくるなど、ロックがかかった状態で画面をスワイプすることでアプリを起動できる。

au+1 collectionで発売される「ドットビューケース」も注目だ。裏表ともカバーするケースなのだが、表面側にはドット状に光を透過させる穴が開いていて、ダブルタップすると時刻と天気や気温が表示される。メールやメッセージ等も表示され、電話がかかってくれば相手の名前が表示されて、カバーを閉じたままでも、そのまま耳に当てれば通話ができる。

au+1 collectionで発売される「ドットビューケース」。電話がかかってきたらケースの上に、アドレス帳に登録している名前が表示され、誰から掛かってきたのかが瞬時に分かる

「時刻を見たり電話を受けるのに、カバーをいちいち開けるのは面倒だという意見が多かったので、カバーを閉じたままでも使える方法を考えました。レトロ調のデジタルな表示で非常に好評をいただいています。Google Playストアから「Dot View」というアプリをインストールすると、随時、新機能が追加されます。より自分好みにカスタマイズでき、便利さも一層増しますよ。また、このアプリ用の開発キット(SDK)もいずれ提供する予定です」と泉山氏。
新しいbutterflyは、まさに、Androidスマートフォンの最先端を切り開いているHTCならではの最新の性能と、日本人向けのデザインや機能が融合したモデルといえるだろう。

∗防水防塵対応は、以下の基準に基づいています。
・IPX5:内径6.3mmのノズルを用いて、約3mの距離から約 12.5ℓ/分の水を3分以上注水する条件で、あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても、電話機としての性能を保ちます。
・IPX7:常温で、水道水、かつ静水の水深1mの水槽に電話機本体を静かに沈め、約30分間水底に放置しても、本体内部に浸水せず、電話機としての機能を保ちます。
・IP5X相当:直径75㎛以下の塵埃が入った装置に電話機を8時間入れて攪拌させ、取り出したときに電話機の機能を有し、かつ安全に維持することを意味します。

※販売状況は地域によって異なる場合があります。

撮影:斉藤美春

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

presented by KDDI

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