2013/10/17

au2013冬モデル特集『GALAXY Note3 SCL22』 大画面とペン操作による便利で楽しい使い勝手

世界の最新ファブレットをauで

auブランドで初めて、スマートフォンよりも一回り大きな画面を備えた"ファブレット"が登場する。5.7インチの大画面ディスプレイを搭載した「GALAXY Note3 SCL22」だ。ファブレットの世界をグローバルに提案してきたGALAXY Noteシリーズの最新作で、「Sペン」による入力や操作の便利さも継承している。GALAXY Note3の魅力を、開発担当者の近藤隆行と川村正太に聞いた。

開発担当者の川村正太(左)と近藤隆行

「ファブレット」とは「フォン」と「タブレット」からの造語で、スマートフォンとタブレットの中間に位置する大画面のスマートフォンのことだ。KDDIはGALAXY Note3で、2013年秋にファブレット市場に参入する。その理由を近藤はこう語る。

「大きい画面は見やすくて、操作もしやすい点が魅力です。大きな画面を一度使うと、もう小さな画面には戻れません。ファブレットのニーズにきちんと応えられるように、auブランドで製品を用意することにしました」

KDDIはこれまでにもGALAXYシリーズのスマートフォンを提供している。今回の2013年冬モデルではスマートフォンのGALAXY Sシリーズではなく、ファブレットのGALAXY Noteシリーズをラインアップした。川村は、「ちょうどGALAXY Note3が世界で発売されるタイミングと、2013年冬モデルが合致しました。今回は、KDDIのファブレット参入モデルとして、世界の最新端末をいち早くauユーザーに届けることができます」と言う。

使い勝手を支える最新のハードウエア

GALAXY Note3には、大きく2つの特徴がある。1つは大画面と最新のスペックを備えたハードウエア、もう1つは「Sペン」による操作など新しい使い勝手である。

ハードウエアは、5.7インチの大画面でフルHDの高精細な有機ELディスプレイを搭載する。それでいながら、幅79mm、薄さ8.3mmと、手に馴染みやすいボディーサイズを実現した。CPUは2.3GHzのクアッドコア、メモリーは32GBのROMと3GBのRAMを搭載と、スペックは世界の最先端を走る。3GBの大容量RAMは、大画面でさまざまな操作がさくさくと動かせる余裕を生み出す。OSは最新のAndroid 4.3、3200mAhの大容量バッテリーで、先進の機能を支える。

GALAXY Note3 SCL22

こう書くと、スペック至上主義の端末に思えてしまうかもしれないが、GALAXY Note3は、もうひとつの特徴である"人に優しい使い勝手"を重視したマシンだ。最新のスペックは、使い勝手を実現する縁の下の力持ちといった存在なのだ。表舞台に現れるのは、「Sペン」による手書き感覚にあふれる新しい操作感や、マルチウィンドウの利便性、充実したカメラ機能、そして日本オリジナルの文字入力方式など、使う人が日々触れるところ。使いやすさへのどのような提案があるのか、詳しく見ていこう。

ペン操作を中心に使いやすさを追求

手書き操作の基本メニューを一覧表示「エアコマンド」

GALAXY Note3ならではの第一の特徴は、やはりSペンを使ったインタフェースだ。近藤は「指よりも正確に画面タッチできるペン入力が、新しい操作感を提供します。まず、Sペンの横のボタンを押しながら画面に近づけると、『エアコマンド』が起動します。エアコマンドは、手書き操作でよく使う5つの機能を、ワンタッチで呼び出せます。ペンによる操作が、とても直感的にできます」と言う。

手書きの文字で手軽に操作できる「アクションメモ」

5つの機能の1つ、「アクションメモ」は手書きのメモアプリ。しかし、メモを書きっぱなしにさせないところがすごい。電話番号を手書きでメモしたらすぐにダイヤル発信ができたり、地名をメモしたら地図アプリで場所を表示できたりする。手書き文字を認識して、次のアクションにつながるインテリジェントなメモなのだ。

このほかにも、Webページなど画面に表示された部分をSペンで切り取って"スクラップ"できる「スクラップブック」、画面をキャプチャーして手書きで自由に書き込める「スクリーンライト」、手書きの文字や記号まで含めて端末内のデータを検索できる「Sファインダー」で、ペン操作の利便性を体感できる。さらに面白いのが「ペンウィンドウ」。画面上に好きな大きさで四角を書くと、その大きさで電話や電卓、ブラウザなど選択したアプリを開ける。Webページを見ながらちょっと計算したいようなときに、小さく電卓を置ける感覚が楽しい。

使いやすさがさらに進化「マルチウィンドウ」

複数のアプリを同時に使いたいときには、「マルチウィンドウ」が役立つ。「大画面を生かして、2つのアプリを同時に使える点が魅力です。単に2つのアプリを見るだけでなく、例えばギャラリーとLINEを同時に立ち上げ、ギャラリーからLINEに写真をドラッグアンドドロップする操作もできます」(近藤)。これならパソコンに近い使い勝手で、大画面を有効に活用できる。

メインカメラは1320万画素、サブカメラは210万画素と十分なスペック。メインカメラとサブカメラで同時に撮影する「デュアルカメラ」や、写真を撮ると同時に音声を録音する「サウンド&ショット」など、楽しめる機能が満載。さらにフルHDの4倍の4K動画の撮影機能も備え、超高精細の映像を楽しむこともできる。

メイン&サブカメラで同時撮影が可能「デュアルカメラ」

写真を撮りながら音声や周囲の音を録音できる「サウンド&ショット」

切り替えなしで英数字も入力できる「8フリック」

日本オリジナルの機能として、文字入力のしやすさを追求した機能も搭載した。それが「8フリック入力」だ。通常のフリック入力は、キーの周囲の4方向に文字を割り当てている。これを、斜めも含めた8方向に拡張し、「かな」と「数字」「欧文」を入力モードの切り替えなしに打てるようにした。実際に使ってみると便利さが感じられる。

女性にこそ知ってほしいファブレットの使いやすさ

GALAXY Note3 S View Cover

GALAXY Gear

使いやすさを練り込んだauのGALAXY Note3は、どんな人をターゲットにしているのだろうか。川村は「メインターゲットは20代~30代の女性です。スマートフォンをバッグに入れて持ち歩く女性にとって、大きさはデメリットにならないと考えています。世界ではファブレットは女性に受けています。日本でももっと女性に使ってもらいたいと思っています」と語る。

生活の中で大画面のGALAXY Note3を使いやすくするためのアクセサリーも提供する。例えば、7色を用意するカバーの「GALAXY Note3 S View Cover」。前面に小窓が開いていて、通話やカメラ撮影ならばカバーを閉じたまま操作できる。ピンクなどのS View Coverを選べば、女性の持ち物にもピッタリだ。GALAXY Note3のアクセサリーとしては、本体と連動して使える腕時計型端末の「GALAXY Gear」も忘れてはならない。腕にはめたGALAXY Gearで通話したりメールを確認したりすると、SFの世界に足を踏み込んだような喜びがあふれてくる。

ファブレットという新しいジャンルの端末で、使い勝手を追求したGALAXY Note3。ライフスタイルに新しい1ページを加える可能性も秘めていそうだ。

文:岩元直久

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